<JR保有12フィートコンテナ>

 JR貨物の保有する12フィートコンテナ。

 無蓋コンテナやクールコンテナ、事業用など色々あるが、四国に姿を見せるのはオーソドックスな有蓋コンテナのみで、一般タイプと通風タイプがある。



旧国鉄コンテナCx系
18x系
19x系
20x系
その他・事業用







旧国鉄コンテナ Cx系
〜消滅〜

 国鉄時代のコンテナ。
 老朽化により淘汰がすすみ、2015年までには営業上の登録コンテナとしては絶滅した。

 しかし、現在も各地で倉庫として使われており、↓の1〜2枚目の高松貨物ターミナルでの国鉄コンテナ倉庫も2021年現在まだ現役である。

 恐らくもう現役をひいていると思われる、C20、C21、C31の各国鉄コンテナ。

 なお、C21は2006年度をもって消滅したようだ。

 JR貨物・北海道支社のカラーリング&ロゴが記されたC20コンテナ。
 現在は使われていないようだが、何故北海道支社のが高松にあるのだ?(^^;

 登録数としては、2008年中にゼロとなり、既に形式消滅したようだ。

 もう使っているのかどうかも不明な、国鉄C31形。

 2009年までは残存していたが、同年中に保有数がゼロとなり、消滅したようだ。

新居浜にて

ずら〜り並んだ国鉄C35コンテナ

 ほとんどは「国鉄」の文字は消されている。
 この中にはこっそりC36も混じっている。

 2010年1月時点の残存数は、C35が6個、C36が31個で、いずれも風前の灯火となっていた。


懐かしい「JNR」マークの残るC36

 よく見ると「国鉄」の文字も消えかかってはいるが、しぶとく(^^;残っている。

松山駅にて撮影

国鉄最後のコンテナであるC40形

 C3x形に比べて全高が約10cm背高の 2,500mmとなり、18x系の母体となった形式である。
 妻・側面L字二方開き。

 民営化を迎えて18x系に移行したため、製作数は100個にとどまり、↑撮影当時の2006年度末時点での残存数はわずか1個(!)という超希少種。

 見ることができたのはラッキー?

 2008年中に登録抹消されて、形式消滅した。


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18x系
〜消滅〜

 国鉄末期に製作された40C形をベースに、民営化後に量産のはじまったグループ。
 より容積をアップした19x系の登場により主力の座を明け渡し、老朽化による淘汰も進んだ結果、2016年までに全て姿を消した。

 <基本外寸:L 3,658×W 2,438×H 2,500(18A〜C/V18A)>
 <基本外寸:L 3,715×W 2,438×H 2,500(18D/V18B〜C)>
〜一般雑貨用コンテナ〜

18A形

 JR貨物初の新製コンテナで、C40形を母体としており
寸法もほぼ同じである。
 妻・側面L字二方開き。


18C形

 L字二方開きタイプ。

新居浜にて

18D形

 こちらは両側面が開くタイプ。
 18A〜Cよりも全長が57mm延長されて、3,715mmになり、デザインも変更された。

 かつてのJR貨物の主力12フィートで、2万個以上が製作されたが、遅くとも2015年までには姿を消した模様。

18D形

 四国まで出張してきた(?)、「東北支社内専用」の表示がある18D−684。

 ちなみに、伊予三島行に積載されていたので、紙製品返空と思われるのだが・・・


W18D形

 18Dをベースに産廃・土砂などの静脈物流に特化した、W18D形。
 他の一般貨物に産廃の色や臭いが移るのを防ぐため、廃棄物輸送専用としたもので、内部や外装の改造は行われていない。

 形式表記の上の、黄色い円形の「環」マークが目印だが、後付けシールのため、個体によって貼付位置が微妙に異なるのが面白い。

新居浜にて
〜通風コンテナ〜

V18A形

 18xの通風タイプで、寸法は18A〜Cと同じである。
 L字二方開き版。

 残存数は2010年1月時点で4個であったが、同年中に消滅した模様。

V18B形  

 V18Aの改良型で、若干大型化された。同じくL字二方開き。


V18C形

 寸法・開口部が18Dと同じで、V18Bの側面二方開きバージョン。

 こちらは2010年1月時点で1,739個が残存していた。

「AISIN」ロゴ入りV18C

 アイシンのロゴとともに、同社の寝室空間事業ブランドである「Asleep」のロゴが併記された、V18C 。

 積み込みにはスチールパレットを使用しているようで、その旨の注意表記がある

 アイシンの事業所が四国にあるわけでもないし、何故これがここに? と思ったが、四国内に4つしかない「Asleep」の取扱店の一つが西条市にあることが判明、、、、完成品納品目的か?

新居浜にて


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19x系

 18x系に替わるJR貨物の標準型12フィートコンテナ。
 現在も量産が続いているが、18x系の老朽置き換えが2015年までに完了したことから、現在は初期の19x系についても老朽置き換えが始まった。

 さらに、2018年にコキ50000形の定期営業運用が終了したのに伴って、以後は背高の20x系を増備していくことが公表されたことから、さらに置き換えが加速して行くものと見られる。


 <基本外寸:L 3,715×W 2,500×H 2,500(19A)>
 <基本外寸:L 3,715×W 2,450×H 2,500(19A以外)>
〜一般雑貨用コンテナ(側面二方開き)

19A形

 18xをベースに内容積のアップを図った改良型である19x系の最初の形式。

 最大長と最大高は同じだが、幅が62mm広い 2,500mmとなったほか、「脚」を短くして低床化を図り、内部高さが41mm拡大されている。側面二方開き。

 但し、幅が広くてトラック積載時に問題が発生することから、製造数は1001個にとどまっており、2010年1月時点で441個が残存していたが、2015年までに消滅した模様。

新居浜にて


 C20の上に積み上げられた19A−632。

 ・・・だがサイズが違うため、脚が少しはみだしている、、、落ちそう(^^;

新居浜にて

19B形

 19A形では幅が広くてトラック積載時に問題が発生することから、最大幅を2,450mmに抑えたタイプで、以降の19x系は全てこのサイズとなっている。
 側面二方開き。

 2010年1月時点で残存数1,141個であったが、2015年までには姿を消した。

松山駅にて


 同じく19Bだが、大幅なリニューアル工事を受けて製造番号末尾に「R」が付いていたタイプ。

 既に消滅した模様。

19C形

 19Bをベースに、パレット積載時の荷崩れ防止装置を追加したタイプ。
 主に紙・パルプ輸送に使用され、側面二方開き。

 2010年1月時点で残存数は110個だったが、2016年までに消滅した。


19D形

 JRコンテナの主力として現在も増備が続く19D形。
 現在の登録数は34,400個に達し、JR保有コンテナの約5割を占めている。


 19B形をベースに、海上輸送に備えて吊り下げ用の隅金具が追加され、クレーン荷役が可能となったタイプで、加えて船舶輸送時には3段積みが可能となった。

 伊予三島駅にはこのタイプが多数常備されている。
 側面二方開き。


伊予三島駅常備の 19D−5828

 伊予三島〜飯田町間専用で、ルートを示したシールも貼られている。


同じく、19D−8126

 こちらは、伊予三島〜隅田川間専用で、同様にルート図も貼ってある。



 同じく19Dだが、こちらは精密機器積載専用。

 そのため「傾斜厳禁」の表記と、進行方向を限定する表記がある


北九州から出張してきた
19D−14759

 2007年秋頃からネット上でも目撃情報の上がっていた、「環境に優しい北九州港」のPRステッカーが貼られた19D形が、2008年年明け早々に高松にも姿を見せた。


19D−33668

 19Dは2009年に3万番台が登場。

 これは、2009年11月のコンテナ特急(現:高速貨物)運転開始50周年を記念して運転された、記念列車に積載するために製作された緑色のコンテナ。


19D−44385

 2015年以降登場の最新ロットは、ロゴ等が少なくてシンプルなデザインとなっている。


19Dの8万番台

 19Dのインフレナンバー、80000番台。

 2012年頃から現れていたようだが、四国内で自分が見たのは2015年が初めて。

W19D形

 18x系コンテナを淘汰しつつあった19x系にも、廃棄物輸送専用のWx形式が登場。

 W18x系と同様に、「環」マークのシールが貼付されている。

 2016年2月時点で893個。

19E形

 19D形に荷崩れ防止装置を追加したタイプで、19B形に簡易隅金具を追加したタイプとも言える。

 2010年1月時点で479個であったが、2016年2月時点では182個になっており、既に老朽淘汰の対象になっている模様。

〜一般雑貨用コンテナ(L字二方開き)

19F形

 老朽化コンテナ置き換えのため、19x系として初のL字二方開きとして登場したコンテナ。
 構造上の関係で隅金具は未設置。

 「環境に優しい〜」のロゴが初めて入ったコンテナで、その後ロゴが追加された19Dや19Gより大きさが一回り小さい(19Dと比較すると明白)。

 2010年1月時点での残存数4,874個で、2016年2月時点では1,866個に減少。

 
19G形

 19Dとともに現在も増備中の形式。
 ベースは19F形で、L字二方開きだが、構造改良によって隅金具が復活している。

 2016年2月現在登録数14,668個。

松山駅にて

19G形−R

 19G形にも早くもリニューアルタイプの「R」が登場。

 2009年7月、高松貨物ターミナルにて発見。

「お団子」(^^;


 新居浜駅で見かけた、19G−10001。

 2005年度の増備によって、同年度末時点で10,096個とついに5桁の大台に乗り、↑のような「お団子ナンバー」が出現(^^;

〜通風コンテナ〜

V19A形

 19Dをベースにした通風コンテナ。
 通風スリットが従来型のタイプで、右のV18Bと比べれば違いは一目瞭然。

 2010年1月時点で残存数1,326個であったが、老朽淘汰がすすみ、2016年2月時点では82個となっている。

新居浜にて

V19B形

 19xシリーズの通風バージョンで、ベースは19G形  。
 L字二方開きとなっている。

 V18x系ならびにV19A形とは通風構造が大きく異なり、上画像の「JRF」のロゴの左右と、その下方に見える4本の細線が通風スリットとなり、従来よりも非常にスマートな外観になった。

 在籍数5,597個。

V19C形

 V19xの最新バージョン、V19C形。まだ真新しいのか、綺麗な姿。
 2007年に登場した新しい形式で、現在も増備が続いており、2016年2月時点の在籍数は8,077個で、2010年1月時点と比較してほぼ倍増となっている。


 V19Bとの違いは、、、というと、見た感じではV19BのL字二方開きに対して、両側面開きになっているのが相違点のように見受けられる。

 3079レに積載されて伊予三島へ向かっているところを発見。

多度津にて(2008年撮影)

V19Cのトップナンバー

 ある日の高松貨物ターミナルで見かけたので激写!w


V19Cのゾロ目

 ラッキー7の4桁ゾロ目は珍しい。

 「7777」の部分が、なんとなく「フフフフ」と笑っているように見えるw

新居浜にて


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20x系

 19x系をベースに10cm背高にして積載容量アップを図った、2005年に登場したシリーズ。
 規格外であることから運用区間と用途が制限され、少数派でもあるためにお目にかかれる機会は少ない。

 ちなみに「20A」については、たった1個だけ製作された片開きの試作コンテナだったため、JR貨物のサイトにも記載が無いが、JR貨物時刻表最新版にはしっかりと「保有数1個」と記載されていたが、2016年までに消滅した。

 2018年3月改正をもってJRの定期コンテナ列車は全てコキ100系列に統一されたため、以後は在来19x系より背高の20x系を増備していくことがJR貨物公式として発表された。

 <基本外寸:L 3,715×W 2,450×H 2,600>

20B形

 JR貨物保有の規格外背高コンテナ。
 両側面&妻面三方開きタイプで、上画像右側面に扉があるのが見える。

 「コキ100系貨車積載限定」の文字の他、「第1積載限定適用」の文字がある。

 クレーン荷役用の金具は装備していないように見えるが、JR貨物の公式プレスでは簡易隅金具を装備しているらしい。

 元々少数派であったが、2010年1月時点では222個、2016年2月時点で173個となっている。


20C形

 20x系の第三シリーズ。

 黄色文字表記「コキ50000積載禁止」に変更となった。

 こちらは両側面二方開きタイプ。
 識別のために上端に白帯が入るのは同様だが、クレーン荷役用の簡易隅金具を装備している。

 在籍数は473個。


20C−386

 広島(タ)常備の表記がある、20C−386。

 ちなみに撮影個体は大阪発高松行の列車に積まれてきたので、広島は経由してないのだが・・・w


20D形

 20x系の最新バージョン、20D形。

 20Cと同様に側面二方開きで、クレーン荷役用の簡易隅金具が妻面部分に装備されている。

 20Cとの相違点は、妻面向かって左側上部に簡易通風器を備えている点

 
 上画像は2006年に落成した初期の第2次グループ。
 なお、このグループはアスベストが使用されているため、下記1000番台の増備に合わせて廃棄が進んでいる模様。



20D形

 2013年落成の第3次グループ。

 アスベストの使用が中止される等の仕様変更が行われ、製造番号は続番で付与されたが、丁度201番からの付番となったため、便宜的に「200番台」と呼ぶことも出来るかも?

 「環境に優しい鉄道コンテナ」のシールが無くなり、その分側面中央の横線の位置が微妙に下がっている。



20D形(1000番台)

 定期コンテナ列車が全てコキ100系列に統一された2018年には、従来の主力だった19Dコンテナ置き換え用として再増備が始まり、画像の通りデザイン変更を伴うマイナーチェンジが実施されて1000番台に区分された。



20D形(1000番台)

 2021年登場の7251番以降は、側扉上部中央の白線が省略されている。

 現在増備が進んでいるのはこのタイプ。


20E形

 20x系のL字二方開きバージョン、20E形。
 19G形をベースに10cm背高にしたタイプ。

 2022年1月時点の登録数は150個。

↓逆サイド


20G形

 2019年に四国での運用が確認された、2018年登場の新型20G形コンテナ。

 「G」形式の通り、妻側面2方開きとなっている模様だが、20Eとの相違点は現時点では不明。

 
 コキ50000形定期運用終了後に登場したため、当初から「コキ50000積載禁止」表記が無い。
 現在、20D形と共に増備が継続されている。


↓逆サイド





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その他・事業用
その他

NC1型

 残存数は2005年度末時点で21個、2006〜2007年度末時点では残すところわずか1個のみで、いつ消えてもおかしくない形式であったが、2008年をもってついに消滅した。

 元々日通保有で、JR買取となったものだが、ペリカンマークを消してJRマークを追加してあるだけである。
事業用

ZX17A

 珍しい〜(^_^;
 JR貨物保有の、ZX17Aを高松(タ)で発見、、、しかもトップナンバー。
 現時点での保有数は3個。

 用途は「事業用」となっており、もともとは荷役・輸送時における、振動などの積荷への影響等を確認するために改造された物のようだ。



(後日)
 別の日にまた見に行ったら・・・・




 あ、なんか積んでる(^^;

 

(さらに後日)

 反対側面の画像を確保。
 こちらは改造元となったコンテナの面影を残している。



ZD19D

 19Dをベースに改造された、事業用コンテナ。

 重量バランス調整用のいわゆる「死重コンテナ」で、荷票を挿す部分に重量表記の紙が挿してある。


ZD19F

 19Fベースの死重コンテナ。

 こちらは撮影時点で死重を積んでいなかったのか、重量標記が空白となっている。

ZD19G

 19G型をベースに改造された、コレも事業用の死重コンテナ。

 同じく重量表記があるが、コレはやはり個体ごとに少しづつ異なるか、またはある程度自由に調整できるのであろう(推測)。

ZX19A

 ↑のZX17A後継と思われる、19A改造の事業用コンテナ・ZX19A。




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