2002年7月28日更新

MyTravel Vol.33




北海道豪遊の旅(その5)


↑ 何度も自動改札機を通り、検札のゴム印も押されて
「風格」のついた北海道フリーきっぷ(^^;


 この日は北海道最終日。
 洞爺で列車を撮った後、「トワイライトエクスプレス」で帰途につく。





2002年7月18日(木)


 7時半頃に起床し、朝食もそこそこに8時少し過ぎにホテルをチェックアウト。

 そういえばまだ札幌駅を撮ってなかったので、とりあえあず北口だけでもということで撮影


 まずは苗穂に向かい、下りの「トワイライトエクスプレス」と「北斗星」を狙う。
 その為、カメラ機材以外は一旦コインロッカーに預けた。



千歳線1738M 普通 千歳行

苗穂( 8:30)← 札幌( 8:27)

クハ721
14
札サウ
モハ721
14
札サウ
クモハ721
14
札サウ
千歳 ← 札幌


 札幌発千歳行きの普通列車に乗車。
 札幌運転所所属721系の3両編成。

 ラッシュアワーとはいえ逆方向なので3両編成なのかと思ったら、やっぱ札幌発車時点ではデッキに立ち客が溢れるほどの混雑。
 それでも室内にはいくらか余裕があったが。


 駅を出て白石方向に向かい、直線区間が見通せるところに陣取って「トワイライト」&「北斗星」を待った。

 本当は「カシオペア」も狙いたかったのだが、この日はあいにく運休日・・・・なんか嫌われてる?


 今日この後で乗ることになる「トワイライトエクスプレス」
 「トワイライト」が満席だったら乗ろうと思っていた「北斗星1号」
 を無事撮影。

 いずれもディーゼル機関車が重連で牽引しているが、これは列車の編成が長い上にダイヤ設定上の速度規格が高いため、1両で牽引していたのではダイヤ通りに走れない(多分)ため。
 逆に言えば、ある程度以上の速度を維持するために重連にしているとも言える(っていうかそっちが本当)。


 他にもいくつか撮影したが、それはあくまでも「おまけ」(^^;



3150M 区間快速「いしかりライナー」 小樽行


苗穂( 9:25)→ 札幌( 9:29)

クハ731
212
札サウ
モハ731
112
札サウ
クハ731
112
札サウ
クハ731
210
札サウ
モハ731
110
札サウ
クハ731
110
札サウ
江別 → 小樽


 札幌からは、小樽行きの区間快速「いしかりライナー」で札幌に戻る。


 一旦改札を出て、大量のお土産が入るように大きな手提げバッグをKIOSKで購入。
 さらに札幌のお土産も実はまだ買っていなかったことに気付いて、ここで申し訳程度に購入。



5008D 特急「北  斗8号」


洞爺(11:39)← 札幌( 9:50)

1号車2号車3号車4号車5号車
キハ183
1506
札サウ
キハ182
511
札サウ
キロ182
504
札サウ
キハ182
509
札サウ
キハ183
1507
札サウ
函館 ← 札幌



 道内ラストランナーは、函館行き特急「北斗8号」。



 ところで「北斗」という列車は元々本州を走っており、その歴史は1949年にまで遡る。

 1949年9月改正で、上の〜青森間を結ぶ夜行急行列車が設定され、翌1950年10月の改正でこの列車が「北斗」と命名された。
 ちなみに、この「北斗」と青函連絡船を介して函館で接続していた北海道内の列車は、Vol.29で紹介した「まりも」である。

 東北スジの夜行急行として一番人気だった「北斗」は1959年9月に寝台列車化された。

 1965年10月改正では、この列車は特急に格上げされて「ゆうづる」と改称され、本州では「北斗」の名は消えたが、そのまま北海道へ移動し、その「ゆうづる」に接続する函館〜札幌〜旭川間の特急列車名として存続した。

 その後も増発とキハ183系の投入によるスピードアップを繰り返した。
 「おおぞら」と並ぶ道内の主力特急である「北斗」には常に優先的に新車が投入され、国鉄最後の改正である1986年11月改正では全列車がキハ183系での運転となり、最速列車は国内ディーゼル特急として初めて表定速度80km/hを突破した。

 1988年3月改正ではさらにスピードアップが図られ、最速列車は表定速度90km/hを超え、国内のディーゼル特急としては文句なしの最速であった。

 1994年3月改正では待望の振子式ディーゼルカー・キハ281系の投入により、最速列車の表定速度はついに100km/hの大台に乗り、スピード面ではこの頃がピークとなった。
 また、振子式車両を使用した「北斗」は特に「スーパー北斗」として区別されるようになったが、号数は通常の「北斗」と通し番号となっている。

 1998年にはさらにキハ283系も投入され、現在はキハ281系とキハ283系が合わせて7往復、キハ183系が4往復の合わせて11往復が運転され、道内のディーゼル特急としてはもっとも運転本数が多い。


 道内特急となった当初は、当然ながら本州〜北海道間の連絡が主目的だった「北斗」だが、特に東京〜北海道間の輸送の主力が完全に航空機に移り、青函トンネルも開通する1986〜88年にかけて、函館〜札幌間の都市間連絡特急への脱皮が行われている。

 特に民営化後、JR北海道では道内の輸送体系を改め、本州〜北海道間の移動には飛行機を使ってもらい、代わりに道内では列車を利用して貰うため、それまでの函館中心の列車体系を札幌中心の体系に転換しており、「北斗」の方針転換もその流れに沿ったものである。



 さてこの日の「北斗8号」は札幌運転所のキハ183系5両編成で、全車両が1986年製の500番台で揃っている。
 1/5号車が直列6気筒の250馬力、2〜4号車が水平対向12気筒の550馬力である。


 実は当初は普通車の指定席車の乗る予定だったのだが、あとになってからこの「北斗」に連結されるグリーン車・キロ182形は、床面が通常の車両より70cmかさ上げされたハイデッカータイプだということに気付いて、この前日に稚内駅でグリーン切符を買い足したのである。



 客室はこんな感じ で、普通のキロ182形(0番台車=「オホーツク」「とかち」に連結されていた奴)に比べて窓がかなり大きく、屋根近くまで回り込んでいる。
 座席の形状も若干違うようだ。

 窓の下には座席の機能についての説明シールが貼ってある

 ランバーサポートがついているシートはほとんど無いので、これは希少価値がある。
 普通に座席に座ると、座面の長さや角度、背もたれの角度の関係から背中の部分が浮いてしまうことがあるのだが、これは座席の背中から腰に当たる部分を動かすことでより身体とシートをフィットさせることが出来る機能である。


 これがデッキ部分から客室にかけてのスロープ 。走行中にデジカメで撮ったのでちょっとピンボケだが・・・・
 ちなみに、スロープは一部客室にまで及んでおり、上の客室の写真でも、一番奥の床の部分が少し勾配になっているのが判るはず。



 どうでも良いが、やはり周りを高いところから見下ろす(しかもグリーン席から)のはとっても気分が良い(笑)



 車内騒音も最新型のキハ283系より明らかに静かで、むしろこっちの方がずっと快適である。
 これであとは、パソコン用のコンセントがあれば完璧だ(^^;



 札幌発車時点でのグリーンの乗客は、大きな荷物を持った外国人の親子連れ3人を含めて7名ほど。

 白石を通過すると函館本線は地平に下りる。
 そしてその次の平和を過ぎたところで、「北斗8号」の走る千歳線上り線は右カーブを描きながら、函館本線の複線をオーバークロスして、函館本線は左へ別れてゆく



 室蘭本線に合流する沼ノ端付近から白老にかけての約29kmは定規で引いたような直線で、日本一長い直線区間となっている。

 地平線の彼方から線路が延びているような長い長い直線区間

 ちなみに、世界で一番長い鉄道直線区間はオーストラリアにあり、その長さはなんと478km!・・・・・ぐはぁ(^^;



 なお、「北斗8号」はこの直線区間を含む苫小牧〜登別間(40.5km)を24分で走り、平均時速は100km/hに達する。
 ちなみに「スーパー北斗」だとこの区間を21分で走り、平均時速はなんと115.7km/hにもなる。


 洞爺駅 で下車。ここで5時間弱ほど列車撮影タイムとなるので、カメラ(と財布(^^; )以外の荷物をコインロッカーに入れた。

 昼食時間帯を挟むのでまずはメシを仕入れようと思ったが、、、、コンビニがないので近くのA・coopで食料を仕入れた。


 洞爺駅から函館方面へ数分歩くと函館本線と道路が立体交差しているところがあり、そこから海をバックに撮影が出来そうなので、そのあたりを中心に撮影することに決定。

 正午から16時までの4時間の間にここを通った列車は、特急「スーパー北斗」が4本(281系3本と283系1本)、特急「北斗」が2本(183系)、貨物列車が3本、普通列車が3本の合わせて12本で、このうち貨物列車1本以外は全て撮影した。



 281系の「スーパー北斗10号」、 283系の「スーパー北斗7号」
 281系の「スーパー北斗12号」281系の「スーパー北斗9号」

 なお、「スーパー北斗9号」は、洞爺駅の函館側にある踏切から撮影だが、最後尾先頭車が画面から切れてしまった・・・もうあと1秒ぐらい遅くシャッターを切るべきだったな。

 同じ場所で、今朝乗車した「北斗8号」折り返しの「北斗11号」を撮影した後、立体交差地点からコンサドーレペイント車を使用した「北斗14号」を撮影。



 貨物列車は、隅田川貨物ターミナル発札幌貨物ターミナル行きの下り3059列車 と、札幌発宮城野行きの2050列車 の2本を撮影。いずれもDF200形が牽引していた。

 このDF200形は、これまでのJR(国鉄)の幹線用大型ディーゼル機関車であるDD51形の置き換え用に、JR貨物が開発したディーゼル機関車である。
 1964年から量産の始まったDD51形は、初の純国産技術によって製作されたディーゼル機関車で、1, 100馬力のエンジンを2台搭載し、四国を除いた全国の非電化幹線で活躍したが、最高速度が95km/h止まりであるほか、長大な貨物列車を高速で牽引するためには1両では出力が不足するため、2両(重連)で牽引させる必要があった。
 老朽化も進んでいることから、この置き換えを目的にして1992年にDF200形の試作車が登場し、94年から量産が始まった。

 DD51が「センターキャブ」と呼ばれる運転室が車体中央にあるデザインなのに対して、DF200は一般の電気機関車と同じように車体の前後に運転室がある点が、まず大きく異なる。
 また、DD51形はエンジン出力をそのまま変速機を介して車輪に伝える「液体式」と呼ばれる方式(一般の自動車と同じ伝達方式)だったが、DF200形は発電用のエンジンで電気を発生し、その電気でモーターを駆動する(自家発電機を搭載した電気機関車と考えると解りやすい)「電気式」となっている点も異なる。
 2000年3月から登場したものは発電用のエンジンが国産に変更されており、車番を50番台として区別している。

 全長はDD51より若干長い20m弱、重量もやや重くなって96tとなる。
 (定格)出力はDD51形の2,200馬力(約1,612kwh)に対して、1,920kwhと見かけ上は大差無いが、ディーゼルエンジンで駆動するDD51は最高出力が定格出力のせいぜい3割増しなのに対して、モーター駆動のDF200形は定格出力の1.6倍から1.7倍の最高出力が得られるという点でアドバンテージがある。

 また、列車を引き出す際(発車する時)や勾配を登る時に重要な性能である引張力は、DD51の16,800kgfに対して33,390kgfと、約2倍の性能を持つ。
 その為、従来DD51が重連で牽引していた貨物列車も、DF200では1両で牽引している。



 普通列車は「実験台」として風景をメインにした作風にした。
 長万部行き普通列車を俯瞰気味に撮影
 東室蘭行き普通列車を、花にピントを合わせたのと 列車に合わせたのと2枚連写



 さて、撮影が終わったのでいよいよ北海道に別れを告げることになる。
 トリを務めるのは今回の旅のハイライトである、札幌発大阪行き特急「トワイライトエクスプレス」である。

 やっぱ、お楽しみは最後にとっておかないとね(^^;



8002レ 特急「トワイライトエクスプレス」


大阪(12:43)← 洞爺(16:22)

<牽引機関車>
EF81
44
ED79

青函
DD51
1137
DD51
1102
大阪 ← 青森青森 ← 五稜郭五稜郭 ← 札幌

1号車2号車3号車4号車5号車6号車7号車8号車9号車
スロネフ25
503
大ミハ
スロネ25
503
大ミハ
スシ24

大ミハ
オハ25
553
大ミハ

サロンカー
オハネ25
525
大ミハ
オハネ25
526
大ミハ
オハネ25
513
大ミハ
オハネ25
563
大ミハ
オハネフ25
503
大ミハ
カニ24
14
大ミハ

荷物・電源車
大  阪 ← 札  幌

※4号車にシャワールーム有り
※7号車にミニロビー有り
※8/9号車はセミコンパートメント車
※五稜郭〜青森間逆向き




 一人用の個室A寝台「ロイヤル」 は、部屋自体は畳三畳分より少し広いぐらいである。
 そしてそれとは別に、トイレ・洗面台セットのあるシャワールームがある。

 ソファベッドの他に椅子もあり、テーブルは固定式と折りたたみ式が各一つ。
 通路側のに出入口横にはちゃんと窓が設けられており、その上には大型荷物の置ける棚があって、もう一人分の寝具もそこに置かれている。

 この「ロイヤル」は二人でも利用することが出来るので、二人分の寝具が備えられているようなのだが、一人で利用する場合はこれは「予備」としても使えるので便利そう。
 もしかして、ここを二人で利用する場合には、さらに「予備」として都合三人分の寝具が用意されるのだろうか?

 ソファベッド脇にはアラーム機能付きの時計と、放送装置のスイッチがある。


 そのほかの備品は、ドライヤー、TVモニタ、スリッパ二人分、バスタオルと普通サイズのタオルも二人分、洗面用具一式、くずかごといったところで、食堂車直通のインターホンも備えられている。また、シティホテルのような案内冊子もある。

 なお、洗面用具一式とスリッパは「TwiilightExpress」のシンボルマークとロゴが入ったもので、「ご自由にお持ち帰りください」と書かれていたので、遠慮無く持ち帰った(^^;



 個室内の様子は・・・
 ソファベッド側から出入口の方を見る
 右端に見えるのが通路側の窓で、TVモニタの左側は大型の鏡。
 シャワールーム前からソファベッド側を見る
 左端に通路側の窓、そしてその上に荷物棚。
 通路側から窓側を見る
 右手奥に見えるのはシャワールーム。



 乗車すると程なく車掌が検札にやってきて、個室のカードキーをくれる

 そのことから解るように、個室のロックはカード式 になっており、まずカードリーダ脇にある個室番号のボタンを押すとこれがグリーンに点灯するので、その間にカードリーダにカードを通すと、個室番号のボタンがしばらく点滅した後消灯し、これでロックが完了する。
 但し実際には、ボタンが消灯したあと数秒経たないとロックされないようで、消灯直後にドアを開けてみたら、あっさり開いてしまった。

 開錠する時は、カードリーダにカードを通すだけでOKである。



 車掌が去ってしばらくすると、食堂車に詰めている(はず(^^; )のサービスクルーが御用聞きにやってくる。

 まずは常道のドリンクサービスがあるようで、紅茶やコーヒーはもちろん、ワインも飲めるらしい。それから夕食の予約をしてあるか聞かれ、してない場合はさらに駅弁などの夕食の準備があるかも尋ねられる。
 もし夕食の準備がない場合は、弁当を届けてくれるとのことなので、洞爺駅で駅弁を買い損ねていた私はそれを頼んだ。

 さらに翌朝のモーニングについても、和食と洋食の別、そして食事時刻もここで予約できる。ちなみに私は、7時半からの洋食を頼んだ。


 数分待つとドリンクサービスで頼んだドリンクが届けられた。

 普通のグリーン車のドリンクサービスでは紙コップとかポリエチレンのコップなのだが、なんとステンレスの盆に陶器製カップで持ってきてくれた
 しかも缶入りの緑茶までおまけに付いている。


 「トワイライトエクスプレス」は、洞爺を出ると、次は新潟県の新津まで客扱いを行う「営業停車」を行わない。

 「運転停車」を含めても、洞爺から次は五稜郭まで約150kmをノンストップで走る。



 国立公園大沼公園脇を通過
 なお、この大沼公園 に限らず、沿線の観光スポットでは逐一車掌が案内放送を行ってくれるほか、営業停車駅が近づくと、その土地の観光案内なども行う。



 やがて夕食タイムになり、食堂車のクルーが頼んでおいた弁当とお茶を持ってきてくれた。



 朱色のDD51やDF200がたむろする五稜郭機関区 脇を過ぎ、18:35に五稜郭に到着。
 ちなみに五稜郭の次は函館だが、「トワイライトエクスプレス」は函館を経由せず、五稜郭で機関車の交換を行ってスイッチバックする運転形態となる。


 札幌からここまで牽引してきた、函館運転所所属のDD51形重連を列車の先頭から切り離し、代わりに最後部に青函トンネル区間専用機として製作された青函運転所所属の電気機関車ED79形を連結する。

 15分停車の後、18:50に今までと逆方向に向かって五稜郭を発車。
 ここから江差線に入り、青函トンネル取付部の木古内までは全て単線区間となる。


 五稜郭から3つ目の久根別で早くも運転停車(19:00着/19:04発)し、越谷発札幌行き高速貨物列車3093レと交換。


 青函トンネルにはいると、5号車のサロンカーでは車掌による青函トンネルについての説明があるらしいのだが、私は個室でくつろいでいた。


 しかしやっぱりトンネルはつまらん(^^;
 青函トンネルの場合も、吉岡海底駅や竜飛海底駅を通過する時は別にして、30分程度も真っ暗闇が続くわけで、あんなの眺めて何が楽しいのかという気がしないでもないのだが(^^;;;



 21:07に青森に到着
 ここでまた進行方向が変わる。

 列車の先頭からED79形を切り離し、今度はまた最後部へ敦賀機関区所属のEF81形44号機を連結。

 13分間の停車の後、21:20に青森を発車した。



 この後列車は、弘前、大鰐温泉、大館にそれぞれ運転停車。

 なお、弘前到着の直前(22時頃)に今夜の放送を終了し、翌朝は直江津あたりから放送を開始する旨のアナウンスがあった。


 大鰐温泉では、下り青森行き特急「いなほ9号」の通過待ちをした。



 弘前を出て、大鰐温泉、大館までの間にかけてシャワーを浴びた。

 シャワーは「20分間無料でお湯(又は水)が出せる」仕組みになっており、利用可能な残り時間がカウントされるようになっていて、それはシャワールームの壁面に表示される。

 以前の寝台特急「瀬戸」や「サンライズ瀬戸」でのシャワーの利用経験からすれば、「お湯の出る時間」は5分もあればとりあえず充分で、20分というのはかなり長すぎるような気もするが、これも恐らく二人で使用した時のことを考慮してのことであると思われる。

 ちなみにこの時はちょっと長めに利用したのだが、それでも残り時間はまだ13分ぐらいあった。



 大館を出て、東能代を通過したのが23:26。
 そろそろ寝支度をする。


 ソファベッドの、ソファとベッドの切替は、部屋の出入口部分左手(室内から見て)にあるシーソースイッチで行い、左右どちらか(どっちがどっちか忘れた(^^; )に倒すと、電動によってソファになったりベッドになったりし、中立位置にすると動作が途中で止まるようになっている。


 ソファをベッドにした状態はこれ

 見て貰うと判るが、この時には折りたたみテーブルを収納し、椅子を壁側(シャワールーム側)に一杯に寄せた上で、床に背の高い荷物を置かないように注意する必要があり、案内書などにもその旨の注意書きがある。


 なお、室内の空調スイッチもここにあるが、「切−弱−強」の切替だけで、室温の調整が出来ないのは要改良点だろう。



 恐らく秋田にも運転停車したものと思われる(推定到着時刻0:20頃?)が、その時既に私は夢の中だった(^^;ので、この続きはVol.34へ。



Vol.32へVol.34へ