2001年9月24日更新

MyTravel Vol.20




バースデイ切符の旅(その2)

バースデイ切符(「ご案内」)


 「バースディ切符の旅」の(その2)です。

 ちょっと長いです(^^;
 画像がちょっと多いです(^^;;
 なのでちょっと重いかもしれません、ごめんなさい(^^;;;;;;





9月17日(月)


 この日は、松山・宇和島方面へ出撃する。
 目的は、松山〜宇和島間各駅の場内配線の確認と、伊予北条〜伊予市間各駅の写真画像の確保である。


 親に観音寺駅まで送って貰い、1M「しおかぜ1号」+1005M「いしづち5号」に乗車。


しおかぜ1号+いしづち5号
1M「しおかぜ1号」+1005M「いしづち5号」
松山(10:06) ← 観音寺( 8:27)
1号車2号車3号車4号車5号車6号車7号車8号車
8504
四マツ
8306
四マツ
8204
四マツ
8401
四マツ
8301
四マツ
8151
四マツ
8107
四マツ
8001
四マツ
松山 ← 岡山
しおかぜ1号
松山 ← 高松
いしづち5号

グリーン券


 S4編成とL1編成の併結で、通常は「しおかぜ」編成が5両となるところ、この列車だけは例外的に「いしづち」編成の方が長い。
 最後尾の車両となることから、最後列の1人掛けの席を指名買いしてあった。


 理由:1人掛けの方が万一隣席に客がいても気にならないし、海側(北側)の席だから太陽が眩しくないから車窓が楽しめるため


 実際この日は(この前日もそうだったのだが)無茶苦茶いい天気で、山側の席は暑そうだった。

 観音寺発車時点でのグリーン車の乗客は7名。
 一方普通車は、「しおかぜ」は自由/指定とも満席、「いしづち」は指定席はガラガラで自由席は6割程度の乗車率だった。


 さすがに8000系はの走りは2000系より静かでスムーズである。まぁ電車なのだから当然といえば当然だが。もちろんパワフルさという点では気動車である2000系の方が上だが。

 伊予三島の手前で信号待ちのため一旦停止。
 伊予三島で8M「しおかぜ8号」+1004M「いしづち4号」と交換。どうやら信号待ちの原因はこの列車の到着とかち合ったためらしい。

 新居浜、伊予西条と客を拾って行くが、当然の如く普通車の客ばかりで、グリーン車は関係なし(^^;
 まぁ、乗客の移動が少ないと言うことはその分落ち着きがあるということで、これもグリーン車のメリットといえばメリットになるだろう。

菊間駅

 10D「しおかぜ10号」+1006D「いしづち6号」を待たせて、石鎚山を通過。
 この日の「しおかぜ10号」の1号車はアンパンマン車両(キャラクターは不明)だった。


 壬生川でグリーン客7名のうちの3名が下車し、残りは4名となった。


 菊間で多度津〜松山間では唯一の運転停車をして、12M「しおかぜ12号」+1008M「いしづち8号」に道を譲る。


 、、、で、この日乗車した8000形はトップナンバーの8001形、、、つまりは試作車なのだが、量産車が乗務員室窓ガラスに最初からスモークガラスを使っているのに対して、こちらはあとからスモークフィルムを貼ってあるため、運転台側に向かって右側の小窓のフィルムが一部剥がれかかっているのを発見した(^^;

 もしかして、今までは気付かなかったが、2000系量産車の中にもこのフィルムが剥がれかかっていたりするのがあるのだろうか?
 いやひょとしたら、既に何度か貼り替えている車両もあるかもしれない(^^;


 今治では、残った4名のうちの私を除いた3名も下車。これでグリーン車は貸切状態となった。
 一方の普通車は「しおかぜ」編成と「いしづち」編成の自由席車はほぼ満席となっていたようだった。



宇和海5号
1055D「宇和海5号」
宇和島(11:25) ← 松山(10:11)
1号車2号車3号車4号車
2152
四マツ
2215
四マツ
2217
四マツ
2112
四マツ

指定席券

 松山からは、5分の接続で宇和島行特急「宇和海5号」に乗車。
 1番ホーム到着の「しおかぜ1号」+「いしづち5号」の最後尾8号車から、3番ホーム発車の「宇和海5号」の先頭1号車までの間を5分で乗り換えなければならないわけで、これは年輩者にはかなりきついだろう。

 日中の「しおかぜ」+「いしづち」と「宇和海」の乗り換えは、同じ1番ホームで平面移動で乗り換えが出来るようになっているが、「しおかぜ」「宇和海」とも指定席を取ってある場合は、ホームの端から端まで移動しなければならないわけで、これは結構堪えるモノである。
 このような乗り換え方法よりは、同じ平面移動なら隣接ホームで乗り換えが出来るようにする方が望ましいのは言うまでもなく、一考の余地がありそうである。


 この日の「宇和海5号」の先頭1号車の2152形はアンパンマン車両の「ロールパンナ号」で、天井にも「ロールパンナ」のイラストが貼ってあった


 さて、列車に乗り込んでからなんだか身に覚えのある接続だと思ったら、2000年2月の「2000系でGO!」チャレンジの2日目(本「REPORT」コーナーのVol.16)で乗ったのと同じ接続パターンであるということを思い出した(^^;

 乗車率の方は、指定席は5割程度、禁煙自由席車(3/4号車)は約7割、喫煙自由席車は4割といったところである。

 前回乗車時は相当速く走っている印象を受けたが、今回は先頭のかぶりつきだからか、さほど飛ばしているという感じはしなかった。
 ちなみに、松山〜宇和島間の定刻の所要時間は、前回乗車時より1分短縮されて1時間14分となっている。

 伊予中山は通過速度制限100km/h、、、あれ? 前回は確か制限無しで120km/hで通過したはず?(^^;


 伊予大洲で1058D「宇和海8号」と交換。4号車の2110形がアンパンマン車両だった(これもキャラクター不明)。

 1060D「宇和海10号」を待たせて下宇和を通過して法華津トンネルを抜けると、車窓右手に宇和海のパノラマが開けた。
 雲一つないぐらいのいい天気で、実にいい眺めである。

ロールパンナ号四態

 宇和島到着後、1062D「宇和海12号」として折り返すのだが、その合間にヘッドマークがくるくると回転したので、いろんなロールパンナ号を撮ることが出来た(左写真)。

 本当は「いしづち」のマークも出たのだが、タイミングを逸してしまった。







 で、宇和島駅では斗牛弁当を探したが何処にも見当たらず。どうやら販売終了してしまっているようである(泣)
 仕方なく、ウィリーウィンキーのパンを仕入れて、これを昼食とした。


 さて、復路の「宇和海12号」は当初は八幡浜で降りる予定だったので指定席を取ってなかったのだが、気が変わって松山まで乗ることにしたため、指定席を取ろうとみどりの窓口へ行った。

 、、、が、変なオヤジがいて窓口氏が発券に手間取っていた。窓口は1つし開いてなかったので、見る間に6〜7人の行列が出来た。
 待ちきれなかったので、すぐ隣にあるワーププラザの窓口で指定席券を確保した。


宇和海12号
1062D「宇和海12号」
宇和島(11:50) → 松山(13:17)
1号車2号車3号車4号車
2152
四マツ
2215
四マツ
2217
四マツ
2112
四マツ

指定席券

 さっきのルートを逆に辿る。
 今度は松山まで1時間27分の道のりで、「宇和海」の中ではかなり遅い方の列車である。

 双岩で1分間運転停車し、1057D「宇和海7号」と交換。1号車がピンクっぽい色をしたアンパンマン車両だった(例によってキャラクター不明、、、というより、確認する気無し(^^; )。

 内子で1059D「宇和海9号」と交換のため3分停車。しょくパンマン号が連結されていたが、車番は未確認。
 私はこの手のアンパンマン車両は興味無い(っていうよりむしろ嫌いだ)ので、いちいちキャラクターとか車番は確認する気がないので悪しからず(^^;


 内子から松山までは、通常なら22〜24分のところ、この列車は28分もかけてのんびり走っている。
 どうやら北伊予で下り各駅停車との交換のために運転停車するようだ。

 しかしこの日の「宇和海12号」は、伊予大平を過ぎたあたりから速度をやや落とし、本来なら120km/hで飛ばす伊予市〜北伊予間も90〜100km/h程度で流していた。

 そのおかげ(?)で、北伊予には停車せずにそのまま通過。
 っていうか、もしかしてこれが所定ダイヤ?(^^;

 それだったら、北伊予で離合する4731Dをあと3分ほど早く松山を出せば済むことではないのか?


 とりあえず、松山には定刻の13:17に1番ホームに到着。


 松山では一旦改札を出て、外見が新しく、しかし古くなった(要するにレトロ調の外観に改装されたってこと(^^; )松山駅を撮影した。

 さてこれから17:24発の「しおかぜ28号」+「いしづち24号」に乗車するまでの4時間の間で、7本の各駅停車を乗り継ぎながら、伊予北条〜伊予市間の11駅(松山と伊予北条は除く)の写真を撮ってくるのである(^^;

536M(7000系)
536M
松山(13:33) → 柳原(13:54)
7020
四マツ

 まずは、松山13:33発の伊予西条行536Mに乗車して柳原へ向かった。

 7020形の単行だが、車掌乗務のツーマン列車だった。松山発車時点での乗客は50人弱といったところで、平日昼間の単行電車としては比較的よく乗っている方だと言えようか?

 三津浜、伊予和気、堀江といずれも10人前後の乗降があり、粟井では20人程度が下車。柳原到着時点での乗客は19人であった。

 片面1面1線のホームがあるだけの柳原駅を撮影し、隣の粟井駅までは、、、、、徒歩である(爆笑)


 昔松山に住んでいたこともあってこのあたりは土地勘があって道も知っているし、柳原駅から粟井駅までは2キロ程度の道のりなので、次の上り電車を待つ間に隣駅まで歩いてしまおうというわけである(^^;

 この日は既に何度も書いているように、雲一つ無いぐらいのいい天気でかなり暑かったのでちょっとしんどかったが、15分ほどで粟井駅に到着した。

 粟井駅の写真を撮ってから、構内をちょっと観察した。

 粟井駅が昔は2面3線だったかどうかを、現在の場内の痕跡から推察するわけなのだが、粟井駅2番ホームの横はスペースがほとんど無い上に立木もあるので、かつてここに3番ホームがあったとは考えにくい
 まぁ、保線車両を停めておくための留置側線ぐらいが関の山だろう。


 粟井からは、これまた7000系単行ツーマン運転の545Mで伊予和気を目指した。

 粟井駅発車時点での乗客は30人強といったところ。
 伊予和気で下車し、駅の写真を撮影。駅舎内に喫茶店が入居している。
545M(7000系)
545M
伊予和気(14:33) ← 粟井(14:22)
7018
四マツ

540M
伊予和気(14:36) → 堀江(14:39)
7002
四マツ
7005
四マツ

 さて、伊予和気からはさらに1本後続の上り電車(547M)で三津浜へ向かい、既に駅舎の画像を確保済みの堀江は無視するつもりでいた。

 、、、が、時刻表をよく見ていなかった私が悪いのだが(^^;、ここで545Mは540Mとの待ち合わせのために3分間停車するのであった。
 で、540Mで隣の堀江に引き返し、堀江から547Mに乗車可能であることにこの時初めて気付いて、あわてて540Mに飛び乗った。

 なので、伊予和気駅についてはかつて3番ホームまであったのかどうかの検証が出来なかった、、、、ので、「路線&駅」の「予讃線(2)」の伊予和気駅の備考欄には、当分の間「?」マークを付けたままにすることにした(^^;


 堀江からは、当初は伊予和気から乗車する予定だった547Mに乗車。
 またもや、7000形の単行ツーマン列車である。

 右写真を見て貰えば判るが、1番ホームからの発車である。つまり右側通行である。
 四国の場合は特に予讃線は昔から一線スルー化が進んでいるため、対向列車が無い場合は一線側/側線側に関係なく、また特急/各駅停車の区別無く、駅本屋のある1番ホームに発着するようにされており、これも単線一線スルーならではのサービスである。

 これは予讃線だけでなく、土讃線や高徳線など、JR四国管内全域で行われている。
 逆に言えば進行方向による発着ホームの統一がされていないということになるので、乗車時には発車ホームの確認が必要だが、いちいち跨線橋を渡らなくて済むのは、特に年輩者にとってはありがたいだろう。

 JR四国に対してはいつも辛口評価の私だが(^^;、この点については誉めて良いだろう。



 三津浜駅はかつて3番ホームまであったことが伺える

 、、、っていうか、3番ホームを使用していた頃&それ以外にも留置側線があった頃の三津浜駅の写真を見たことがあるので、これについては今更確認するまでもなかったのだが、かつての3番線跡がこれほどはっきり残っているところも珍しい(^^;

 三津浜といえばフェリーの港があるのだが、港はJRの駅からはちょっと遠く、歩くのはきついかも(^^;
 その為かどうか知らないが、三津浜駅ではいつも数十台のタクシーが客待ちをしている。
547M(7000系)
547M
三津浜(14:59) ← 堀江(14:52)
7020
四マツ
542M(7000系)
542M
三津浜(15:13) → 光洋台(15:24)
7108
四マツ
7017
四マツ

 三津浜からは542Mで光洋台へ引き返す。
 特急との離合があるため、これまた右側通行で、しかし今度は2番ホームからの発車となる。

 7000形と7100形の2連というオーソドックスな編成。比較的よく乗っており、乗客は2両で50〜60人と言ったところ。


 光洋台駅を撮影し、通過列車の時刻を確認したら、上りの特急列車があったので、同駅を通過する24M「しおかぜ24号」+1020M「いしづち20号」を駅名板を背景にして撮影した。



 伊予北条〜松山間は、バイパス道路の建設が遅れて道路がいつも渋滞気味だったので、JRの利用者も結構あったのだが、現在は国道196号のバイパスがあらかた完成しており、光洋台駅のすぐ背後をそのバイパスが通っている。

 右写真の奥に見える交差点が、バイパスの交差点である。

 予讃線もうかうかしていられないわけで、伊予北条〜松山間に快速電車でも設定した方が良いのではないだろうか?

 光洋台からは4655Mで伊予市へ向かう。
 この日初めての単行ワンマン列車で、乗客が増え始める夕刻になってからワンマンというのもちょっと変な話である。

 光洋台発車時点での乗客は25人ほど。その後各駅とも乗客の動きは少ないまま、15:53に松山に到着。

 列車は3分間だけの停車でそのまま伊予市へ向かう。松山発車時点での客は30人ほど。


 結局終点伊予市到着時点での乗客は15人だけで、どうもこの区間(松山〜伊予市間)は、マイカー利用が主流のようである。
 、、、、そういえば私も、松山に住んでいた頃はこの区間の普通列車を利用したことって無いんだよな(^^;;;;


 伊予市駅の写真を撮ってから、すぐに4650Mで松山へ引き返した。
4655M(7000系)
4655M
伊予市(16:13) ← 光洋台(15:39)
7009
四マツ

4650M
伊予市(16:21) → 松山(16:42)
7009
四マツ

整理券

 4650Mは4655Mの折り返しで、車両も乗務員も当然同じである。

 今回は車両の最後部に陣取って、鳥ノ木伊予横田の両駅は走行中に撮影した。
 途中の北伊予では、下りの特急列車と各駅停車との交換のため、8分間停車。

 この間に北伊予駅の画像も確保。左の整理券は、北伊予で再度乗車したときのモノ。

 北伊予の次の市坪も走行中に撮影。
 市坪はスタジアムなどの大型公共施設がいくつか建設中で、市坪駅はその最寄り駅として交換設備の増設などの改良工事が行われる見込みである。

 この次にこの駅に来たとき、このあたりがどのように変貌しているのか、今から楽しみである。




 あと、今まで気付かなかったのだが、予讃線の200キロポストが北伊予駅の松山方(正確に言うと北伊予駅1番ホームの松山方のはじっこから数十mの所)にあるのを発見、何かの機会にこれを題材にして写真でも撮っておこう(^^;



 よく考えてみれば、このあたりの駅の画像は、以前松山に住んでいたときに撮ろうと思えばいくらでも撮れたはずで、事実この付近の駅は何度も行ったことがあるので、何故その時に撮っておかなかったのか今でも不思議である(^^;

 松山では40分ほど待って、1024M「いしづち24号」+28M「しおかぜ28号」にのって、多度津へ向かうことにする。

スカートを脱いだ8506形(^^;

 その前に、松山運転所に留置中の8000系(の8500形)のスカート(排障器)が取り外されている車両をめざとく発見し、これを撮影(左写真)。

 事故か何かで破損したので外しているのか、それともただの点検なのかは不明だが、いずれにせよ珍しいモノを見ることが出来た。
 ちなみに車番は8506形(S6編成1号車)だった。


 あとは、夕食用として松山駅の駅弁では一番のお気に入りの「醤油めし」を買った(^^;



いしづち24号+しおかぜ28号
1024M「いしづち24号」+28M「しおかぜ28号」
松山(17:24) → 多度津(19:20)
1号車2号車3号車4号車5号車6号車7号車8号車
8501
四マツ
8101
四マツ
8201
四マツ
8406
四マツ
8305
四マツ
8156
四マツ
8106
四マツ
8006
四マツ
松山 → 松山
いしづち24号
松山 → 岡山
しおかぜ28号

グリーン券

 今日の「いしづち24号」はS1編成、「しおかぜ28号」はL6編成であった。

 座席はもちろん、「かぶりつき」の8号車1番A席。いやぁ、マジでここが「一番えぇ席」なんですわ(^^;;;


↓ 私的には、松山駅の駅弁では一番のお薦めの「醤油めし」
まぁ早い話が炊き込み御飯なのだが、640円と安いくせに美味いのである
醤油めし醤油めし

やっぱ、松山駅の駅弁といえばこれでしょ!(^^;
ほら、パッケージにも「うまいぞなもし」って書いてあるし(^^;;
蓮根の輪切りに卵焼きの微塵切り、それにタケノコにアナゴに奈良漬け等もついている


 松山駅発車時点でのグリーン客は1人、、、またもや貸切状態である。

 普通車の方はというと、「しおかぜ」編成は自由席が6割程度、指定席は5割程度の乗車率。「いしづち」編成は自由席が5割ぐらい、指定席の乗客は10人程度だった。
 ただしこれは発車2分前ぐらいに確認した状況なので、その後ちょっと増えているかも(^^;


 発車直後の車内放送によると、この列車の車内販売は、松山〜新居浜間と川之江〜岡山間で行われるらしい、、、つまり新居浜〜川之江間は車販無しなのね。


伊予亀岡駅

 伊予亀岡で運転停車、17M「しおかぜ17号」+1019M「いしづち19号」を通す。


 それ以外は、全て対向列車を待たせてこちらは通過。

 今回乗車した列車は伊予北条も通過する列車だったので、対向列車や先行する普通列車を待たせて次々と駅を通過する様を、最前席のそれもグリーン席でかぶりつきで眺めていると、まさに殿様にでもなったようなとてもいい気分である(^^;

 やっぱ平民に生まれたって、生涯に一度くらいはこういう経験をしておいても罰は当たらないよね(笑)



伊予小松駅

 小松の600Rの大カーブを、車体をフルバンクさせて120km/hで悠然と通過する様をかぶりつきで堪能、、、、うむうむ、実にいい気分だ(爆笑)


 すっかり日の暮れた伊予小松では、19M「しおかぜ19号」+1021M「いしづち21号」を待たせてこちらは通過(右写真)。


 伊予西条ではグリーン客が1人増えて2人になった(^^;
 おそらく「しおかぜ」編成の自由席車はもう満席近いだろう。


 伊予三島で21D「しおかぜ21号」+1023D「いしづち23号」と交換。向こうの列車もグリーン車以外はほぼ満席近かった。

 その30分後の詫間では23M「しおかぜ23号」+1025M「いしづち25号」と交換した。
 特急は1時間ヘッドで走っているので、ほぼ30分ごとに対向列車と行き違うことになる。

 ただ現状ダイヤでは上り列車を優先しているようで、日中の列車で比較すると、上り列車に比べて下り列車は多度津〜松山間で所要時間が10分ほど余計にかかっている。


 列車は19:20定刻に多度津に到着。「しおかぜ」編成はグリーン車を除いてほぼ満席だった。


1267M(121系)
1267M
琴平(19:58) ← 多度津(19:46)
クハ120
13
四カマ
クモハ121
13
四カマ

 多度津での列車待ち中に、49D「南風19号」が同駅を通過する様を見た。
 いやぁ、珍しいモノ見たなぁ(^^;;;;

 多度津駅は予讃線と土讃線の接続駅なのだが、昔から伝統的に、優等列車スピードアップの皺寄せで通過する列車が存在し、現在も岡山〜宇多津間で「うずしお」と併結する2往復の「南風」が、分割・併合作業のロスタイムを挽回するために多度津を通過する。



 多度津からは、19:46発の琴平行1267Mに乗車。
 高松運転所の121系2連で、もうこれ以上何も言いたくない(苦笑)

 多度津発車時点の乗客は60人ほど。
 そのうちの約半数は、例によって善通寺で下車した。

 琴平からは、2分の接続で阿波池田行4283Dに乗車。
 高知運転所所属のロングシートのキハ54形の単行ワンマン列車。


 琴平発車時点での乗客は9人。
 塩入、黒川、讃岐財田で3人づつ下車し、乗車はゼロ、、、、つまり讃岐財田発車時点での同列車の乗客はゼロに、、、

 4283Dは空気だけを乗せて、寂しげに闇の中に消えていった。
 それを見ながら私は涙した



、、、、、、、というのは嘘である(笑)


 姉に駅まで迎えに来て貰って、実家に戻った。
4283D(キハ54)
4283D
讃岐財田(20:15) ← 琴平(20:00)
キハ54
11
四コチ



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