2001年9月23日更新

MyTravel Vol.19




バースデイ切符の旅(その1)

バースデイ切符




9月16日(日)


 この日のトップランナーは、岡山発高知行特急「南風1号」31Dである。
 琴平まで親に送って貰って、琴平から乗車した。


南風1号+しまんと7号
31D「南  風1号」+2007D「しまんと7号」
高知(11:51) ← 琴平(10:23)
1号車2号車3号車4号車7号車8号車
2030
四コチ
2230
四コチ
2231
四コチ
2130
四コチ
246?
四カマ
21??
四カマ
高知 ← 岡山
南  風1号
高知 ← 高松
しまんと7号

グリーン券


 座席は当然の如く、1号車1番A席。
 琴平発車時点でのグリーン車の乗客は、、、1人、、、、つまり私だけ(火暴)

 早い話が貸切状態で、しかもこの「南風1号」は高知まで運転停車が無くて、途中阿波池田−後免−土佐山田だけに停車(大歩危の臨時停車も無し)する列車で、停車駅の少なさもあってかなりリッチな気分を味わうことが出来た。

 この日の「南風1号」も、塩入、小歩危、繁藤でいずれも対向の特急を待たせてこちらは悠然と通過。やはり停車駅が少ないというのは実に気分が良い。


 2000系と8000系のグリーン車の良いところは、3列席もさることながら、座席自体がかなり大きいことで、普通車の座席だと私が普通に座ったら、頭が半分ぐらい背もたれから上にはみ出すぐらいになるのだが、グリーン車だと綺麗にすっぽりと背もたれでカバーしてくれるのである。
 加えて横幅も広く、二人掛けの席でもアームレストの幅が17cmほどもあるので、隣席の客もあまり気にならないのである。

 それだけに、おしぼり以外の付帯サービスが何も無いことは残念で、オーディオサービスとかビデオサービスとかぐらいは欲しいと思うのである。


120km/hで疾走!
塩入〜黒川間を走る31D
その速度はもちろん、120km/h!
繁藤駅
40D「南風10号」を待たせて繁藤を通過
土佐山田駅
土佐山田で241Dに接続
フルバンク!
布師田の手前の右カーブを車体をフルバンク
させて120km/hで通過
高知駅
高知駅1番ホームに到着
2番ホームには宿毛行「あしずり3号」が接続待ち中




 結局高知まで客は私一人だけだった(^^;

 高知では宿毛行の1073D「あしずり3号」が接続するのだが、跨線橋を渡る必要があるにもかかわらず、接続時間はわずか3分で、事実この日も乗り遅れかかった乗客を待つために「あしずり3号」は2分ほど遅れて高知を発車していった

 もともとこの「南風1号」は宿毛行だったのだが、車両運用の都合からか、現在は高知止まりになってしまっており、明らかにサービスダウンである。
 客の側から見れば、同じ車両、同じディーゼルカーなのに、何故わざわざ乗り換えなければならないのかと思うのは当然で、そもそも、多少編成内容に違いはあっても、どうせ同じディーゼルカーなのに高知での乗換が発生すること自体が不自然であり、早急な改善を望みたいところである。



 高知まで来た目的は、土佐電鉄が高知駅正面入口まで乗り入れている様子を撮るためである。

 高知駅ではさらに、この日のもう一つの目的でもあった、この後で乗る「南風14号」車中で食べる昼食として、高知駅名物の「かつおたたき弁当」を購入した。


 高知からは、1000形気動車3両編成の、土佐山田行248Dに乗って後免へ向かった。

248D(1000形)
248D
高知(12:16) → 後免(12:31)
1035
四コチ
1043
四コチ
1046
四コチ


 前回帰省時に後免駅近くを通った折り、土佐くろしお鉄道(以下「TKR」)のごめん・なはり線の高架橋の直上を電線が通っているのを見つけ、あとで撮っておこうと思って忘れていたのを撮りに来たわけである(^^;

 途中、高架化工事の進む布師田も撮影

 ごめん・なはり線は2002年春開業予定で、工事の進捗も順調のように見える。

 また前回見に来たときとは、土讃線の配線が若干変わっていた。
 従来は下り方/上り方いずれもY字分岐器だったのが、この時は2番線が一線側、1番線が片開き分岐で分岐する側線側に変更されていた。

 TKRの後免駅ホームは、JR土讃線1番ホームの南側に設置されそうな気配で、島式2面4線になるのだろうか?
 現在の1/2番ホームが21m車6〜7両分程度の長さがあるのに対して、現行3番ホームは4両分ぐらいの長さしかなく、さらにTKR線ホームになりそうな新1番ホームもそれぐらいの長さしか無さそうである。


 後免からは、44D「南風14号」で多度津まで引き返す。


南風14号
44D「南  風14号」
後免(13:11) → 多度津(14:45)
1号車2号車3号車
2003
四カマ
2521
四カマ
2429
四カマ

グリーン券


 「しまんと」と共通運用になる高松運転所の車両の編成で、指定席車は最後部の1両のみ。
 今度は結構乗っていて、後免発車時点で10人ものグリーン客が乗っていた。ちなみに2両の自由席車はほぼ満席であった。

 今回も座席は1号車1番A席。

 さっそく「かつおたたき弁当」を食する。
 かつおのたたきの所は保冷材が入っており、下手なスーパーで買ってくるかつおのたたきより遙かに美味かった。

 どれぐらい美味かったかというと、買ったときは「うわぁ、多いなぁ、、、これ全部喰えるかなぁ?」と思っていたのが、あとは漬け物しか残ってないということに気付いて初めて、紅茶を飲むのも忘れて喰っていたことに気付いたぐらい、一気に喰ってしまえるほど美味かったのである(笑)

 私的には、四国の駅弁では一番のお薦めである。ちなみに税込1,050円也。

かつおたたき弁当(パッケージ)かつおたたき弁当(中身)



 「南風14号」も「南風1号」同様に、土佐山田〜阿波池田まで臨時停車を含めて無停車だが、今度はさすがに大田口で運転停車し、「南風5号」+「しまんと9号」に道を譲った



 多度津から今度は152M「南風リレー」に乗車。

152M(121系)
152M「南風リレー」
多度津(14:50) → 高松(15:21)
クハ120

四カマ
クモハ121

四カマ
クハ120

四カマ
クモハ121

四カマ


 多度津発車時点での乗客は30人ほど。そのうち半数以上は「南風14号」からの乗り換え客だった。

 丸亀、宇多津、坂出と停車駅毎に客を拾い、高松到着時点では100人以上の客が乗っていた。



 高松では2時間半ほどの間、列車を撮影。

↓ 「桃太郎マリン」コンビ
桃太郎マリンこれぞターミナル
1/3〜8番ホームにずらりと並んだ7本の列車群 ↑
この時、本当は9本のホーム全てが列車で埋まっていたのだ

↓ 2番ホームは1/3番ホームの切り欠き部にある
 停車中の列車は回送待ちの76D
切り欠き2番ホーム整列待機
5本や6本の列車が頭を並べる光景は日常茶飯事の高松駅 ↑



 ちなみに、架線が張られているのは4〜9番ホームで、1〜3番ホームは未電化のままである

 撮影の間中、人の流れと列車の出入りが絶えず、ホームにはいつも必ず数本の列車が停まっている高松駅は、櫛形のホーム配列が醸し出す独特の雰囲気とも相まって、いかにもターミナルという趣で活気が感じられ、私的にはとても好きな駅の一つである。
 これで、利用客の絶対数がもっと多かったら良いんだけどねぇ(^^;


 帰りはどの列車で帰るか迷っていたのだが、17:52発の「南風リレー号」の車両を見て、もし121系なら17:35発の「いしづち23号」で帰ろうかと思っていた。

 、、で、「南風リレー」は121系だったのだが、案の定「いしづち23号」は既に満席で、デッキに立ち客までいる始末。
 いくら2000系と言えども、多度津まで立たなければならないのなら、121系に座る方がまだマシというモノ。
 で、結局仕方なく「南風リレー」で帰ることにした。

 頼むから、「南風リレー」は6000系か、せめて113系の限定運用にしてくれ〜!


163M(113系)
163M「南風リレー」
多度津(18:23) ← 高松(17:52)
クハ120
17
四カマ
クモハ121
17
四カマ
クハ120
18
四カマ
クモハ121
18
四カマ


 夕刻とはいえ、この日は日曜日だったのでさほど混んではいなかった。それでも163Mの高松発車時点での乗客は推定で150人といったところ。

 あとはもう、何も言うことはございません(^_^;



 多度津からは、琴平行の2545Mに乗車。
 またもや網干総合車両所の113系5000番台車。

2545M(113系5000番台)
2545M
琴平(18:46) ← 多度津(18:24)
クハ111
5067
神ホシ
モハ113
5201
神ホシ
モハ112
5201
神ホシ
クハ111
5450
神ホシ


 多度津発車時点での乗客は80〜90人ほど。そのうちの約半数は善通寺で下車した。

 途中の善通寺で、南風22号」+「しまんと6号」行き違いと、「南風17号」追い越し待ち合わせのため9分停車。
 これが無ければ、高松〜琴平間は途中乗り換えが1回あるものの45分運転になるわけで、なんとも勿体ない話ではある。

 来春のダイヤ改正での快速増発の折りには、このあたりをもう少し考えてダイヤを組んで貰いたいモノである。



 琴平からは、阿波池田行単行ワンマンの4279Dに乗車。

4279D(キハ54)
4279D
讃岐財田(19:17) ← 琴平(19:02)
キハ54

四コチ


 琴平発車時点での乗客は10人。何ともわびしい限りで、当然ながらほとんど学生ばかり。
 塩入で1人、黒川で3人下車し、讃岐財田発車時点での乗客は3人であった。

 あ〜、なんか後半はロクでもない車両にばかり当たったような、、、、


 親に迎えに来て貰って実家に戻った。


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