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JRT四国 ニュースリリース
Vol.43

(2008年8月29日)











<予讃線・土讃線 高松地区にEC310系電車登場!>
〜併せて、11月1日時刻修正を実施〜




 土讃線・高知地区で好評を博している、新型EC310系電車が、予讃線と土讃線の高松地区にも登場します。

 EC310系電車は、全車両を動力車とすることによって加速・減速性能が良く、また本格的な電気停止ブレーキシステムを搭載して、省エネルギー効果にも優れた性能を発揮するばかりでなく、エレベーターのようなスムーズな停止を可能とした、新世代の近郊形電車です。
 本年は10月末までに24両が投入され、主に各駅停車と区間快速列車に使用されます。



 これに合わせて11月1日に同地区のみを対象とした、小幅な時刻修正を行います。

 現在、本来は各駅停車として運転されている列車のうち、追い越し列車等の待避の都合により、讃岐府中駅だけを通過する列車が、上下合わせて13本あります。
 11月1日の時刻修正では、これらを全て加減速性能に優れるEC310系電車に置き換えて、讃岐府中駅に停車させます。


 EC310系電車は、2009年度末までに合わせて80両程度が投入され、快速「シルバーラビット」を除いた予讃線・土讃線の高松地区の全ての普通列車を、同車両に置き換える計画となっています。









<高知地区のハイブリッド車両が増えます!>




 11月1日の時刻修正に合わせて、高知地区のハイブリッド車両を現在の7両から10両に増やします。

 これによって7本の普通列車をハイブリッド車両に置き換え、土佐くろしお鉄道からの乗り入れ列車を除いた36本の気動車普通列車のうち、約半数の17本がハイブリッド車両での運転となります。
 運転時刻については、今回は変更はありません。









<キハ185形の1号車を四国鉄道博物館に所蔵!>




 国鉄の分割民営化を控えた1986年11月のダイヤ改正で、四国内の輸送改善と車両更新を図る目的で投入されたキハ185系特急形気動車ですが、四国においてはその後振子式車両の大量導入などのため、1994年に特急運用を離脱し、2008年3月のダイヤ改正で四国から姿を消しました。

 本年3月の改正で運用を離脱した車両の一部はJRT九州へ譲渡されましたが、それと引き替えに、1992年にJRT九州に売却されていたキハ185形の1号車を引き取り、登場当時の姿に戻した上で、このほど多度津町にある四国鉄道博物館に所蔵することとなりました。

 9月上旬に搬入を行い、9月13日(土)より一般公開の予定です。

 展示場所は、屋外の屋根付き展示スペースとなり、キハ181形の2号車と並んで展示されます。



<キハ185系気動車 概要>

 国鉄分割民営化の絡みで、厳しい経営が予想された四国向けの「最後のはなむけ」的な新型特急形気動車として、老朽化した急行形気動車を置き換え、優等列車の質的改善を図ることを目的として1986年11月のダイヤ改正で登場しました。

 1987年鉄道友の会ローレル賞を受賞しています。

 性能向上よりも経済性の方が優先され、それまで活躍していたキハ181系とほぼ同等の性能を(ランニングコストも含めて)より低コストで引き出すことを目標とされ、特急形気動車として初めてステンレス車体を採用するなど、従来の国鉄特急形気動車の常識を覆す斬新な設計でした。

 250馬力のエンジンを2台搭載し、最高速度は110km/hとなりました。また、軽量車体と新型台車の採用により、在来車両よりも曲線通過速度の向上が図られています。


 登場当時はグリーンのラインカラーで38両が登場しましたが、瀬戸大橋開通に合わせるようにしてコーポレートカラーであるライトブルーに変更されたほか、その後の増備もあって最盛期は56両を数えました。

 しかし、1989年には新しい特急用車両として、振子式の383系と2000系が登場し、特に2000系気動車の大量増備により、1992年に土讃線、1993年には予讃線の特急列車運用から離脱し、余剰となった20両がJRT九州へ売却されました。

 そして1994年には高徳線・徳島線・牟岐線についても、2000系気動車への置き換えによって特急運用が無くなり、このとき余剰となった9両はJRT西日本へ売却され、以後は四国においては普通列車のみの運用となりました。
 その中で、同年から徳島線の快速「SunLiver」がキハ185系気動車に置き換えとなり、かつての特急時代を彷彿とさせる走りを見せていました。

 2004年3月改正では、快速「SunLiver」運用を新型DC300系気動車に譲り、余剰となった7両がJRT西日本へ売却されました。
 以後は、予讃線と長浜線での普通列車運用と、徳島地区の臨時列車運用のみとなりました。

 翌2005年と、さらに翌年の2006年にも、それぞれ4両ずつがJRT西日本へ売却されました。


 2008年3月のダイヤ改正で、DC310系気動車の増備によって完全に定期運用から離脱し、さよなら運転を行って四国から姿を消しました。
 最後まで残った12両のうち、4両はJRT西日本へ、8両がJRT九州へ売却され、代わりにJRT九州からはキハ185形の1号車が、保存のために里帰りしてきました。


◆現在の運用列車◆

〜JRT西日本(28両)〜
 急行「つやま」、急行「だいせん」(臨時)、急行「たんば」(臨時)、急行「さんべ」(臨時)
 快速「とっとりライナー」(一部)、快速「アクアライナー」(一部)
〜JRT九州(27両)〜
 特急「九州横断特急」、特急「くまがわ」、特急「ゆふ」



 四国鉄道博物館について




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