<架空鉄道「JRT四国」のページ>



JRT四国 ニュースリリース
Vol.40

(2008年2月20日)




<2008年3月15日ダイヤ改正の詳報>


 「ニュースリリース Vol.38」で、3月ダイヤ改正の概要についてお知らせしましたが、今回、3月改正時刻表を発表するとともに、詳細情報をお知らせします。

 なお、以下文中の(既)は、前回の概要の中に記載のあるものです。


<各線優等列車>

〜寝台特急「瀬戸」〜
 東京〜高松間寝台特急「瀬戸」の10号車を、従来の開放タイプの座席車(エクストラシート)から、3号車と同じ個室座席車(シングルシート)に更新します。従来と同様に、運賃と指定席特急料金のみで個室をご利用することが出来、プライバシーが守られます。
 改正後は、開放タイプの座席車は11号車の1両のみとなります。


〜寝台特急「伊予」「土佐」〜
 東京〜松山間寝台特急「伊予」の1号車と、東京〜高知間寝台特急「土佐」の8号車に、シャワールームを設置します。
 これで、「伊予」は1・3・5・6号車の4カ所に、「土佐」については8・10・12号車の3カ所に、それぞれシャワールームが増えます。このうち、6号車と12号車は個室A寝台車をご利用のお客様限定となっています。それ以外のシャワールームについては、ご利用の際に車掌または自動販売機でシャワーカード(300円)をお求めください。
 また、「伊予」「土佐」の全車両に自動販売機を設置します。


〜特急「しまんと」〜
 土讃線の特急「しまんと」の下り最終列車(21号)について、これまでは祭り等のイベント時のみ、高知〜須崎間を延長運転していましたが、改正後はこれに加えて、毎週週末の金・土曜日と休日の前日にも運転することとしました。
 またこれに伴い、翌日の折り返しとなる「しまんと4号」も、毎週土曜日と休日は須崎始発として運転します。

列車名高松発高知発須崎着運転日・途中停車駅
しまんと21号21:1523:0923:35 金・土・休前日
伊野、土佐市
列車名須崎発高知着高松着運転日・途中停車駅
しまんと4号7:057:329:27 土・休日
土佐市、伊野



〜特急「よしの川」〜
 徳島線の特急「よしの川」のうち、現在徳島〜阿波池田間を無停車で運転している、日中3往復のうちの2往復について、新たに鴨島駅と穴吹駅に停車します。


<予讃線普通列車>

〜松山地区の気動車列車が全てDC310系になります!〜(既)

 これまで在来型車両で残っていた朝と深夜の2往復がDC310系気動車に置き換わります。これにより、予讃線・松山地区と長浜線の全ての気動車による普通列車が、新型DC310系気動車に統一されます。
 併せてスピードアップを実施し、松山〜宇和島間(内子経由)の普通列車については、上下合わせて25本全てが、同区間2時間未満の到達となります。

 また長浜線経由の快速「ひじかわ」についても、全列車の松山〜伊予大洲間の所要時間が1時間を切ります。


 さらに、電車による普通列車についても車種変更を行い、松山地区の普通列車は、全ての列車が全長21.3mの3扉の車両に統一され、駅での乗車位置が統一されて判りやすくなります。


〜予讃線・高松地区のダイヤパターンが改善されます〜(既)

 東海道・山陽新幹線のダイヤ変更に伴う時刻修正の結果、予讃線方面の高松駅発着時刻が15分目のパターンダイヤ化されます。

改正後は、快速「マリンライナー」と特急列車が合わせて15分間隔、快速「シルバーラビット」と区間快速も合わせて15分ごと、そして各駅停車が15分ごとの運転となります。

 全ての各駅停車は、坂出駅または多度津駅で、快速「シルバーラビット」または区間快速と相互に接続します。もちろん、予讃線列車と土讃線列車が相互に隣 接ホームで接続しますので、特急「ゆうなぎ」と快速「マリンライナー」を除くどの列車に乗っても、必ず琴平・観音寺両方面へ向かうことができます。


<下り>
高松発列車種別・列車名行先
00
快速「マリンライナー」
岡山
02
区間快速
琴平・讃岐財田・阿波池田
04
各駅停車
琴平
15
特急「しまんと」
特急「ゆうなぎ」
高知・中村
大阪・京都
17
快速「シルバーラビット」
伊予三島
19
各駅停車
多度津・琴平
30
快速「マリンライナー」
岡山
32
区間快速
伊予三島・伊予西条
34
各駅停車
観音寺
45
特急「いしづち」
松山・宇和島
47
快速「シルバーラビット」
讃岐財田・阿波池田
49
各駅停車
多度津・観音寺



〜普通列車の運転区間を延長します〜(既)

・予讃線・松山地区の電車による普通列車について、従来は市坪で折り返す列車が大半でしたが、改正後は早朝深夜を除いた全ての列車が伊予市まで延長運転されます。これにより、予讃線・伊予北条〜伊予市間はデータイムはほぼ15分ごとに毎時4本の普通列車が運転されます。


<土讃線普通列車>

〜高知地区の電車普通列車が全てEC310系になります!〜(既)

高知地区の電車による普通列車が、2008年2月をもって全てEC310系電車に統一されます。
 これに合わせて3月のダイヤ改正でスピードアップを図り、阿波池田〜高知間の普通列車については、上下合わせて20本全てが、同区間所要時間1時間30分未満の運転となります。


〜高知地区で、西日本初のハイブリッド気動車が営業運転を開始します!〜(既)

 現在土讃線で使用している、1000形気動車の改造により製作した、西日本初のハイブリッド気動車の試作車(1900形気動車)が、3月末から営業運転を開始します。
 400馬力のエンジンを1台だけ搭載している1000形気動車に対し、それに加えて出力130kWのアシスト用のモーターを2基搭載し、発車時などはモーターのみを使用し、登坂時にエンジンでモーターのアシストを行う、「パラレルハイブリッド方式」を採用しています。

 これにより、従来の1000形気動車の2倍程度の出力を絞り出し、特に勾配登坂で威力を発揮します。

 当面は2両のみとして、営業運転も兼ねて耐久試験等の各種試験を実施し、2008年度以降、順次改造を進めている予定です。


 詳細は、「車両」−「1900形」の項をご覧ください。


<その他 四国内各線>

〜普通列車の運転区間を延長します〜

 徳島線の普通列車のうち、下り1本について、平日のみ阿波池田〜おおぼけ間延長運転します。


〜徳島線快速「SunLiver」の1往復を阿波池田〜おおぼけ間延長します〜

 徳島線の快速「SunLiver」のうち、朝の阿波池田折り返しの1往復について、運転区間をおおぼけまで延長します。おおぼけから阿波阿池田への通勤や徳島空港への移動が便利になります。


〜快速「やまなみ」に展望車登場!〜(既)

 土讃線 阿波池田〜高知間に運転されているリバイバルトレイン「DF50 やまなみ号」について、2008年のGWから展望車が登場します。
 1号車と4号車の車端部を、総ガラス張り(一部取り外し可能)の展望デッキとします。
 春休みシーズン終了後に改造に取りかかり、GWから運行の予定です。


<四国内路線バス>

 好評をいただいている、「讃岐はまかぜバス」を大幅に増発します。

 現在の、平日1日17往復を26往復に増やします。
 平日朝夕のラッシュ時は最大で15分間隔の運転となるほか、土曜・休日のデータイムは概ね30分間隔の運転となり、大変便利になります。
 運行本数の最も多くなる土曜日で比較すると、現在の19往復が33往復と、ほぼ倍増します。

 運賃は据え置きのままで、1周以内であればどこまで乗っても200円、その日のうちなら何度乗っても500円です。
 これに合わせてバスを4台追加導入します。



<貨物輸送関連>


〜新型EH161形機関車、本格始動!〜(既)

 2007年から性能確認試験を兼ねた暫定的な営業運転を行っている、新型EH161形機関車(愛称「レール・ドルフィン」)について、今改正でさらに3両を追加増備して合わせて5両体制とし、毎日以下の2往復の高速貨物列車に充当して、本格的な営業運転を開始します。

 これに合わせて、「スーパーライナー瀬戸内」は2両増結の24両編成に、「スーパーライナー土佐路」は4両増結の12両編成に、それぞれ輸送力を強化するとともに、スピードアップを実施します。

 この結果、下り「スーパーライナー土佐路」は東京貨物ターミナル〜高知貨物ターミナル間が10時間50分となり、貨物列車としては史上初めて、同区間11時間未満の運転となります。

 なお、「スーパーライナー土佐路」は多度津〜東京貨物ターミナル間は「スーパーライナー伊予路」を併結して24両編成となります。

    ・高松貨物ターミナル〜東京貨物ターミナル間
     「スーパーライナー瀬戸内」 24両編成(+2両)
      所要時間:下り9時間12分(▲15分)/上り9時間24分(▲12分)
    ・高知貨物ターミナル〜東京貨物ターミナル間
     「スーパーライナー土佐路」 12両編成(+4両)
      所要時間:下り10時間50分(▲20分)/上り11時間6分(▲18分)
    ※( )内は現行比



<岡山駅の「のりば」番号が変更となります>

 ダイヤ改正に合わせ、岡山駅の乗り場番号が変更となります。
 山陽新幹線、並びに四国方面関係では、以下の通り変更となります。ご利用の際はご注意ください。

路    線
のりば番号
改正前
改正後
山陽新幹線<下り>
広島・博多方面
21
22
山陽新幹線<上り>
新大阪・東京方面
23
24
瀬戸大橋線方面
快速・普通列車
特急・快速列車
10
普通列車
11
特急・快速列車
12







<新型DC500系気動車、3月登場!>


 2005年10月1日に登場したEC500系の姉妹車として、平行して12000系気動車をベースに開発中でしたが、特に技術的な問題により、当時は性能面で要求レベルに到達できなかったことから、その後も開発を継続していました。

 結局、従来の方法では、当面の間は要求される性能レベルを達成できる見込みが無いこと、また昨今の地球環境問題も考慮して、ハイブリッド式気動車として実用化することとしました。



 従来の振子式気動車は、エンジン系統を2系統搭載し、2つある台車の4つの車軸のうち、2つだけを駆動していました。
 DC500系では、これにモーター系統を各2系統追加搭載して残る2軸を駆動させ、4つの車軸全てを駆動することにより、従来車を上回る程度の経済性を確保しながら、大幅な性能向上を達成しました。


 エンジンとモーターを合わせた出力では、これまで在来線気動車として国内最強・最速であった12000系を遙かに凌駕する高性能を誇り、土讃線の土佐山田〜角茂谷間の約16km続く連続18‰上り勾配を、160km/h以上で登坂できる性能を備えています。


 JRT四国では、3月中旬に先行試作車5両を登場させ、1ヶ月程度の試運転の後、同年のGWから「南風」の定期列車に不定期で運用して各種データの蓄積等を行い、早ければ2008年度末に量産車の投入を予定しています。


 詳細は、「車両」−「DC500系」をご覧ください。





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