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JRT四国 ニュースリリース
Vol.38

(2007年12月23日)



 JRT四国では、2008年7月1日に大幅なダイヤ改正を予定しておりますが、その前段として2008年3月15日に、東海道・山陽新幹線のダイヤ改正に合わせた改正を実施します。

 本改正では、新型新幹線N700系が東京〜博多間に毎時1本運転されるほか、東京〜岡山間の「のぞみ」が広島まで延長され、東京〜広島間は毎時3往復の「のぞみ」が運転されます。



<2008年3月15日ダイヤ改正の概要>


 東海道・山陽新幹線の時刻改正に伴い、特急「しおかぜ」「南風」の運転時刻がシフトし、それに伴い島内ほぼ全域にわたって運転時刻の変更が行われます。


<松山地区の気動車普通列車が全てDC310系になります!>

 これまで在来型車両で残っていた朝と深夜の2往復がDC310系気動車に置き換わります。これにより、予讃線・松山地区と長浜線の全ての気動車による普通列車が、新型DC310系気動車に統一されます。
 併せてスピードアップを実施し、松山〜宇和島間(内子経由)の普通列車については、上下合わせて27本全てが、同区間2時間未満の到達となります。

 また長浜線経由の快速「ひじかわ」についても、全列車の松山〜伊予大洲間の所要時間が1時間を切ります。


 さらに、電車による普通列車についても車種変更を行い、松山地区の普通列車は、全ての列車が全長21.3mの3扉の車両に統一され、駅での乗車位置が統一されて判りやすくなります。


<高知地区の電車普通列車が全てEC310系になります!>

 高知地区の電車による普通列車が、2008年2月をもって全てEC310系電車に統一されます。
 これに合わせて3月のダイヤ改正でスピードアップを図り、阿波池田〜高知間の普通列車については、上下合わせて20本全てが、同区間所要時間1時間30分未満の運転となります。


<週末運転列車等の一部を毎日運転に変更します>

・現在、金・土・休前日のみ運転となっている、高松駅22:45発の快速「シルバーラビット」(讃岐財田行き)と、高松駅23:15発の快速「シルバーラビット」(伊予三島行き)を毎日運転の定期列車とします。

・予讃線 松山地区で、現在週末のみ運転となっている普通列車の一部を毎日運転に変更します。


<その他、普通列車関連>

・予讃線・松山地区の電車による普通列車について、従来は市坪で折り返す列車が大半でしたが、改正後は早朝深夜を除いた全ての列車が伊予市まで延長運転されます。これにより、予讃線・伊予北条〜伊予市間はデータイムはほぼ15分ごとに毎時4本の普通列車が運転されます。


<高知地区で、西日本初のハイブリッド気動車が営業運転を開始します!>

 現在土讃線で使用している、1000形気動車の改造により製作した、西日本初のハイブリッド気動車の試作車(1900形気動車)が、3月末から営業運転を開始します。
 400馬力のエンジンを1台だけ搭載している1000形気動車に対し、それに加えて出力130kWのアシスト用のモーターを2基搭載し、発車時などはモーターのみを使用し、登坂時にエンジンでモーターのアシストを行う、「パラレルハイブリッド方式」を採用しています。

 これにより、従来の1000形気動車の2倍程度の出力を絞り出し、特に勾配登坂で威力を発揮します。

 当面は2両のみとして、営業運転も兼ねて耐久試験等の各種試験を実施し、2008年度以降、順次改造を進めている予定です。


 詳細は、「車両」−「1900形」の項をご覧ください。


<予讃線・高松地区のダイヤパターンが改善されます>

 東海道・山陽新幹線のダイヤ変更に伴う時刻修正の結果、予讃線方面の高松駅発着時刻が15分目のパターンダイヤ化されます。

<下り>
高松発列車種別・列車名行先
00
快速「マリンライナー」
岡山
02
区間快速
琴平・讃岐財田・阿波池田
04
各駅停車
琴平
15
特急「しまんと」
特急「ゆうなぎ」
高知・中村
大阪・京都
17
快速「シルバーラビット」
伊予三島
19
各駅停車
多度津・琴平
30
快速「マリンライナー」
岡山
32
区間快速
伊予三島・伊予西条
34
各駅停車
観音寺
45
特急「いしづち」
松山・宇和島
47
快速「シルバーラビット」
讃岐財田・阿波池田
49
各駅停車
多度津・観音寺


 改正後は、快速「マリンライナー」と特急列車が合わせて15分間隔、快速「シルバーラビット」と区間快速も合わせて15分ごと、そして各駅停車が15分ごとの運転となります。

 全ての各駅停車は、坂出駅または多度津駅で、快速「シルバーラビット」または区間快速と相互に接続します。もちろん、予讃線列車と土讃線列車が相互に隣接ホームで接続しますので、特急「ゆうなぎ」と快速「マリンライナー」を除くどの列車に乗っても、必ず琴平・観音寺両方面へ向かうことができます。



〜貨物輸送関連〜


<新型EH161形機関車、本格始動!>

 2007年から性能確認試験を兼ねた暫定的な営業運転を行っている、新型EH161形機関車(愛称「レール・ドルフィン」)について、今改正でさらに3両を追加増備して合わせて5両体制とし、毎日以下の2往復の高速貨物列車に充当して、本格的な営業運転を開始します。

 これに合わせて、「スーパーライナー瀬戸内」は2両増結の24両編成に、「スーパーライナー土佐路」は4両増結の12両編成に、それぞれ輸送力を強化するとともに、スピードアップを実施します。
 なお、「スーパーライナー土佐路」は多度津〜東京貨物ターミナル間は「スーパーライナー伊予路」を併結して24両編成となります。

    ・高松貨物ターミナル〜東京貨物ターミナル間
     「スーパーライナー瀬戸内」 24両編成(+2両)
      所要時間:下り9時間12分(▲15分)/上り9時間30分(▲6分)
    ・高知貨物ターミナル〜東京貨物ターミナル間
     「スーパーライナー土佐路」 12両編成(+4両)
      所要時間:下り10時間50分(▲20分)/上り11時間6分(▲18分)
    ※( )内は現行比






<高知龍馬空港連絡鉄道2008年7月開業!>


 2005年度より工事を進めていた、高知龍馬空港連絡鉄道が、いよいよ2008年7月1日に開業します。

 同路線は、第三セクター鉄道「四国高速開発鉄道」の所管する3路線の内の一つ、「高知龍馬空港線」が正式な名称です。
 土佐くろしお鉄道ごめん・奈半利線の立田駅から分岐して、高知空港ターミナルビルに至る2.9kmの路線で、単線ながらも全区間が高架・電化区間となっています。

 これに併せて、土佐くろしお鉄道ごめん・奈半利線の後免〜立田間も電化され、立田駅には列車交換・待避設備が追加設置されています。


 ルート図


 ターミナルは高知空港ターミナルビルに直結し、改札を出たすぐのところにチェックインカウンターが設けられており、チケットを既にお持ちであれば、階段を上り下りすることなくそのまま出発ロビーに向かうことができます。


 構内略図


 高知大学、および高知工業高専のキャンパスも至近にあり、空港利用だけでなく、通学なども便利になります。



 JRTからは、特急「あしずり」5往復、特急「うわじま」1往復と、快速「りょうま」10往復の、合わせて16往復の列車が乗り入れます。
 快速「りょうま」号は須崎〜龍馬空港間の運転で、両駅間を約1時間で結びます。
 車両は、高松地区で快速「シルバーラビット」として活躍している6000系電車を一部設備改良の上で使用し、最高速度は130km/hとなります。

 なお、特急「うわじま」号1往復は、特急「あしずり」号との併結となります。
 特急「あしずり」「うわじま」をご利用になると、窪川〜龍馬空港間は1時間、中村〜龍馬空港間は1時間半の道のりとなります。


 このほか、土佐くろしお鉄道でもごめん〜龍馬空港間の各駅停車を1日15往復運転の予定です。





<新型トロッコ車両を投入!>


 行楽シーズンを中心に、土讃線、長浜線、予土線の3路線で運転しているトロッコ列車については、特に繁忙期には満席のことも多く、多くのお客様がご乗車できない状況となっています。
 また、特に予土線の「トロッコしまんと」に使用している車両は、落成から14年が経過して陳腐化も目立っています。

 そこでトロッコ車両の更新と増結に対応するため、土讃線の「トロッコ大歩危」と長浜線の「トロッコ伊予灘」に新型車両を投入し、現在の車両を全て予土線の「トロッコしまんと」に投入します。


 新たに増備する車両は、311系電車の先頭車の改造により、車体の一部と台車、それに制御機器を流用しながら、客室部分を新製します。
 現在のトロッコ車両よりも車体を大型化して、座席間隔を拡大しながら乗車定員を増やし、天井部分に窓ガラスを設置して開放感が大幅にアップします。



 詳細は、「車両」−「TC2形」の項をご覧ください。







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