12系客車


スロフ12−6他
2008年3月1日
高知運転所


 大阪万国博覧会を控えた1970年、万博旅客輸送に備えた波動輸送用客車として登場したのが12系である。

 接客設備は、前年の1969年に登場していたキハ65形に準じた急行仕様とされ、ユニットサッシや折戸式の出入り口扉、冷房装置にキハ65形との共通点が見られる。また、座席や網棚、シートピッチもキハ65形と同じである。

 総勢約600両が製造されて、四国と北海道を除いた全国で活躍したが、オイルショックを境に落ち込んだ旅客輸送の影響をもろに受け、その後は余剰気味となった。
 国鉄末期頃からは折からの「ジョイフルトレイン」ブームに乗って多くの車両がイベント用に改造されている。



<JR四国在籍車>

 四国に登場したのはJRに移行する時で、団体臨時列車用として10両が導入された。


〜一般団臨用〜

 スハフ12−16
 オハフ13−35
 オハ12−7/8


 この4両は一般団臨用で、白地にスカイブルーとエメラルドグリーンの帯を巻いていたが、使用機会も非常に少なく、1996年には早々に廃車となってしまった。


〜「ムーンライト」用〜

 スロフ12−3/6 (改造種車:スハフ12−3/6)
 オロ12−5/6/9/10 (改造種車:オハ12−5/6/9/10)


 この6両は、当初は窓周りスカイブルーに赤い帯を巻いていたが、1987年度から88年度にかけて、4両がリクライニングシートに、また2両がカーペット敷きに改造されたうえで、1988年度末にグリーン車化され、これに合わせて赤帯を青帯に変更している。
 リクライニングシートは1列+2列のゆったり配置で、1.4mという広大なシートピッチで並んでおり、夜行バスはもちろん、並のグリーン車では真似の出来ない実に贅沢な空間の使い方をしていた。

 このうちスロフ12−3については、1988年のJR発足1周年記念イベントに際して、50系「アイランドエクスプレス四国」の増結車両として使用され、塗色も「アイランドエクスプレス四国」に」合わせたものになったが、イベント終了後は速やかに元の色に戻されている。

 1989年からは、この車両を使用した臨時夜行快速「ムーンライト高知」の運転も開始された。

 1995年には元のオリジナルカラー(国鉄色)に戻され、さらに「ムーンライト松山」の運転が開始されている。


 老朽化が激しい上に、利用客の減少から「ムーンライト高知/松山」も2008年度以降は事実上廃止されたため、2010年3月末をもってオロ12形2両が廃車となり、残る4両も2011年3月をもって全廃され、四国の12系は消滅した。


「四国色」時代

土讃線 高知駅
1993年2月
 夜の出番を待って昼寝中の「ムーンライト高知」

 「ムーンライト」用の6両は全車がグリーン車の扱いで 左画像では中央の2号車がカーペット車。

予讃線 多度津駅
1996年12月30日
 撮影日の5日前に廃車処分となり、多度津に回送されて留置中の一般団臨用の12系。
 手前のスハフ12形は洗面所部分の窓のHゴムが脱落するなど、既に酷い状態であった。

 「ムーンライト」用とは塗色が異なっていたほか、こちらは全車が普通車の扱いであった。


2003年9月16日当時
 高知運転所内で留置中の12系。
 車体外板の傷みが激しい、、 一体いつまで使うのだったのだろう?


2005年8月15日当時
 EF65形の牽引で多度津に到着した「ムーンライト高知/松山」

 傍らでは、高知&松山まで牽引するDE10形が待機中。


2007年8月18日当時

← 2007年8月18日撮影の、オロ12−5

 ますますひどい状態に・・・


 松山駅にて、「ムーンライト松山」


2008年3月1日当時

オロ12−6


 2008年2月、12系が全検出場したとの情報を得たので、早速チェック!




 をを、見違えるほど綺麗になってる(w


スロフ12−6 + オロ12−6 + オロ12−10

 ・・・・と思ったら、、、

 綺麗になったのは1両だけだった(笑


 スロフ12−6 は、相変わらずこんな↓感じ(苦笑)
 


※っつか、残りの3両はどこだ?




JR四国車オリジナル
形式

スハフ12形オハフ13形オハ12形
寸法21,300 mm
2,944 mm
3,985 mm
床面高さ1,230 mm
重量

t
t
車体普通鋼
ブレーキ方式CL
ブレーキ装置踏面両抱
台車形式TR217
許容最高速度110km/h
車体構造・客室2扉リクライニングシート
2扉クロスシート
乗車定員33
8088

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