型 録(室 内)
2000系気動車の室内画像を収録。以前は外観と一緒にしていたのだが、数が増えてきたので分離した。
10年に渡って改良を加えながら量産が続いたというのは、JRの車輌としては異例とも言え、それに伴って室内のバリエーションもいくつか存在する。
運転台には、試作車と量産車の貫通型と非貫通型、それにN2000系の貫通型の5種類がある。いずれも横軸式のマスコンとブレーキを採用して機能的に機器類が配置されて、使い勝手が優先されている。
N2000系では貫通型ながらも高運転台式となって運転士の視界が改善された。
客室は平天井にラインフローを採用して機能的にまとめながら、青系統のシート生地や広いガラスエリアなど清潔感のある明るい開放的な雰囲気を出している。
が、最近の新着。
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運 転 台 |
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最近の車輌、特に特急形車輌は空力重視のデザインや、踏切事故時の乗務員保護の観点などから運転室が広くなる傾向があるが、2000系も例外でなく、181系や185系と比べるとやや広くなっている。 また、2000系の場合は車掌室がないため、運転室が車掌室を兼ねていることも関係している。 マスコン(アクセル)/ブレーキともに前後にレバーを動かす横軸式を採用、181系気動車以来の四国特急の伝統を受け継ぐ。 ちなみに、マスコンハンドルは一番奥がノッチOFFの状態で手前に引いてノッチを上げる。ブレーキハンドルは一番手前がブレーキOFFの状態で1〜2ノッチ押し込むと排気ブレーキがかかるようになっている(らしい(^^; )。 試作車と量産車は92〜93年頃にかけて、窓ガラスに防眩用の着色フィルムが貼られており、95年以降登場したN2000系は当初から着色ガラスを採用している。 |
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運転台(2001形) |
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2001形の運転台。コンソール右手に見えるレバーがブレーキ設定器、左側がマスコンハンドル(自動車のアクセルに相当)で、いずれも前後に動かして操作するタイプで、181系時代からの四国の特急車の伝統(185系は例外)。ちなみにスピードメーターは160km/hまで刻まれている。 また側窓が量産車の引き違い式(前後にスライドさせて開閉するタイプ)に対して、蝶番(ちょうつがい)のついた古風な引戸になっている。 |
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運転台(2101形) |
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2101形の運転台。 基本的には2001形と同じレイアウト。 向かってコンソールの右上には、停車駅接近警報装置が追設されている。 |
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運転台(量産車:非貫通型) |
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2000形の量産車の運転台。基本的には同じだが、ブレーキハンドルがマスコンハンドルと同じ形状のものに変更されたほか、一部の計器類がデジタルモニタ化され、より近代的なデザインになった。 全体が黒・グレー系統のカラーでまとめられており、とても渋くてかっこいい(と私は思う(^^;)) |
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運転台(量産車:貫通型) |
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2100形量産車の運転台。 貫通構造になっている以外は2000形量産車とほぼ同じである。 中央に見える2つのアナログ指針メーターは、左が速度計、右が空気圧計である。空気圧計の右にあるのがブレーキレベル表示計で、ブレーキレベルは8まで。速度計の左はデジタルモニタ装置で、編成中の車輌の状態が監視できるようになっている。 マスコンハンドルの左にある小さなレバーは、進行方向を切り替える逆転機(車に例えるとバックギヤ)のレバー。 |
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運転台(N2000系) |
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2450形の運転台。コンソール部はほぼ同じだが、運転台の位置が従来車より高くなっている。これは、一部の乗務員から出ていた「8000系に比べて2000系は運転台が低い(視点が低くなる)ので疲労が多くなる。」と言う声に応えて改善されたものらしく、8000系と同じ高運転台となっている。 また、側窓がそれまでの引き違い式から下降式に変更されている。 なお、N2000系の中でも2424/2458形は運転室デザインは従来の量産車と同じとなっている。 |
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停車駅接近警報装置 |
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2000系の運転台に設置されている、「停車駅接近警報装置」。 JR各社で時折発生している「うっかり通過」を防ぐために2006年から搭載の始まったもの。 運転台コンソールに向かって右上に設置されている。位置情報は、ATSから拾っているものと思われ。 メーカーは「森尾電機」らしい。 |
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客 室 (量産車&N2000系) |
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89年に登場した試作車は、各車でシートの配色が異なっていたが、量産車からは紺を基調としたモケットに統一され、試作車についても同様のモケットに張り替えられている。 客室は基本的にビジネスライクなモノで清潔感があり、すっきりと小綺麗にまとめられておる。 2000系の客室の特徴を簡単に言えば、「ガラス面積が広い!」ことで、南国らしい開放感に溢れた明るい車内が提供されている。 また、普通車は全ての座席に取っ手が着いており、旧国鉄381系以来の振子車輌の伝統(?)を受け継いでいる。 シートはかけ心地が非常に良く、JR在来線特急普通車のシートとしては屈指の出来映えであると断言できる。 ただ、個人的にはシートバックをもう少し大きくした方がさらに良いかな、、、と思うが。 ちなみに智頭急行HOT7000系のシートは、まさに2000系のシートのシートバックを大きくしたような感じで、個人的にはとてもお気に入りのシートである。 量産車とN2000系の相違点としては、N2000ではシートのモケットが変更され、通路部分にはプリント模様が入っているほか、カーテンがそれまでの通常タイプからプリーツカーテンに変更されている。 なおシートモケットとプリーツカーテンについては、量産車についても順次従来タイプからN2000と同じタイプへ、取り替えが進んでいる。 このほか、N2000系ではJR四国の車両として初めて、車椅子対応設備が設けられている。 普通車の窓の大きさは、1,560×825mm(端部の小窓は680×825mm)で、実は8000系の窓よりも天地方向がわずかに大きい。 窓間隔は400mmが基本だが、端部の小窓と大窓の間だけは300mmになっている。 |
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![]() ↑登場時の室内 現在の室内↓ ![]() | グリーン車(登場時) |
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2000形のグリーン室。四国の特急車両では初めてのゆったりとした3列配置となり、シート本体もかなり大きめのサイズで相当くつろげる。荷物棚は鉄道車両としては珍しい、航空機のようなクローズドタイプで、いきなり荷物が落ちてくる心配がなかった。 実際に乗車した時には、殿様気分を味わわせて貰った(^^; が、惜しむらくはヘッドホンステレオが無いことか。 |
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グリーン車(現在) |
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なお、当初クローズドタイプだった荷棚は、現在は一般的なタイプに改造されている(左下写真)。 現在は、特にアームレスト部の経年劣化が激しくて塗装が剥がれているモノも多く、この際シート丸ごと交換して、ついでにヘッドホンステレオとかも付けてしまえばいいのにと思う。 床は基本的に絨毯敷きであるが、松山運転所在籍車の中には8000系と同様なフローリング加工となっている車両が存在し、2006形がこのタイプとなっているのを確認している。 |
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![]() | 普通車(量産車) |
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普通車客室内。藍系のシートモケットに寒色系の内装色、天井はラインフローとなっており、大きな側窓と併せて、シンプルで落ち着いた開放的な雰囲気を出している。 写真は改良型の2458形の室内で、客室の半分が指定席、半分が自由席になるので、天井にその旨の案内版が吊されているが、その他の普通車もこれが無い以外は基本的に同じである。 |
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![]() | 普通車(量産車:モケット交換車) |
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量産車については、最近になってシートモケットがN2000系と同じプリント柄のモノに交換された車輌が増えつつある。 左写真は高松運転所所属の2118形(98年12月27日撮影)で、廊下と荷棚の模様が無いのと、カーテンがプリーツタイプとならない以外はN2000系と見分けが付かない。 |
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![]() | 普通車シート(モケット交換車) |
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そのシート。 N2000系も同じである。 座面サイズは、幅470×最大奥行500mm、シートバックの高さは720mmある。 シートピッチは980mmだが、向かい合わせにした場合は、シートバック背面間でも1,620mmしかなくなってしまい、これはデッドスペースを完全にゼロにすることができない、クロスシート車の悲しい宿命。 しかし、かけ心地は非常に良い。 |
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![]() | 普通車(N2000系) |
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N2000系の普通車客室内。藍系のシートモケットにプリント柄が入り、通路と荷棚部分に柄模様が入った他、カーテンがプリーツタイプに変更されている。 なお、N2000系の中でも2424/2458形は客室デザインは従来の量産車と同じとなっている。 |
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2424形![]() 2425形〜 ![]() | 車椅子対応スペース(N2400形) |
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N2400形下り方に設置されている、車椅子対応スペース。 デッキ部のトイレも、同様に車椅子対応の大型のモノが備えられている。 出入口ドアも、通常の820mmに対して有効開口幅1,000mmと広くなっている。 先行量産車2424形と、2425形以降の量産タイプでは、化粧板や通路のデザインが若干異なる。 |
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![]() | 空調ダクト |
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客室内に1ヶ所だけだが、空調ダクトのはみ出している部分がある。 ここは他の席よりもややスペースが狭くなるので、特に指定席を取る場合は要注意。 もっとも、8000系に比べれば張り出しは小さく、しかも2ヶ所ある8000系に対して2000系は1ヶ所のみなので、さほど気にする必要もないかもしれないが・・・・ |
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![]() | LED案内表示 |
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客室出入口上に設置されているLED式の案内表装置。 登場当初は、時折現在速度を表示していたが、8000系登場後にソフト面で共通仕様化されたのか、その後は表示されなくなってしまった。 ちなみに、最大外形寸法は 830×245mm、表示部分の最大サイズは 530×200mmほどである。 号車表示は10号車以上の2桁表示には対応していない(ようだ)。 号車表示と時計はデジタル式だが、「指定席/自由席」表示は、実はLEDの上に切り抜き文字板をあてがってあるだけである。 下半分のスクロール部分のLED数は、16×128個。 N2000系の表示装置も同一仕様。 どうやらLED表示パネルは、16×16という基本サイズがあって、他のはそれを適宜組み合わせているようで、現に車体に取り付けられている側面の案内表示装置のLED数も、2000系に限らず8000系や5000系についても、縦横ともに全て16で割り切れる数だけ並んでいる。 ちなみに8000系の場合は、寸法的には同じだが若干仕様が異なり、全てLEDで表示するようになっている。 (8000系の表示装置) |
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![]() | 車椅子対応トイレ |
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N2400形後位側に設置されている、車椅子対応トイレ。 2000系中唯一の洋式トイレで、出入口はタッチオープンによる自動開閉ドア。 |
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![]() | 車椅子対応トイレ向かい側 |
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向かい側には、洗面所の他、男子小便所が設けられている。 洗面所左側のスペースには、床置きされた水タンクが設置されている。 |
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![]() | 洗面所 |
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トイレ向かい側にある洗面所。 左画像はN2400形で、向かって右側に男子小便所が隣接している。 |
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![]() ↓室内の様子 ![]() | 喫煙室 |
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2007年から、高知運転所所属の2100形の一部に設置の始まった、喫煙ルーム。 従来の洗面所部分を全て潰して、そのスペースを喫煙室にしているのだが、、、、、狭い(^^; 2008年11月末時点で、2103、2105、2106、2115、2116の5両に設置されているのを確認済みで、通常はグリーン車を連結した「南風」の3号車に組み込まれている。 2009年3月改正までの時点で、さらに高知運転所配置の2100形全車(2130形を含む:8両)と、高松運転所配置のN2450形全車(6両)、それに松山運転所配置のアンパンマン仕様の2100形全車(4両)に設置済みなのを確認。 同改正の時刻表から、充当列車の当該車両に喫煙ルームのある旨が明記されている。 |
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室 内 (TSE) |
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1989年3月改正で登場したTSEは、客室以外の室内構造の仕様が量産車とはかなり異なる。 以下では客室部分以外のTSEの室内画像を掲載。 |
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![]() | 2001形後位側・車端側 |
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2001形の後位側デッキ。 トイレと洗面所があり、これは量産車にも踏襲された。 |
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![]() | 2001形後位側・客室側 |
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2001形の後位側、デッキと客室の間には一見不要と思えるスペースがあるが、ここは床置きされた水タンクなどが設置されている。 |
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![]() | 2201形後位側・大型荷物置場 |
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2201形の後位側、客室とデッキの間にある、大型荷物置き場。 アコーディオンカーテンで仕切ることが出来るが、現在どの程度利用されているかは不明・・・・ |
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![]() | 2201形後位側・旧電話室 |
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荷物置き場の向かい側は旧電話室。 現在は電話も撤去されていて、使われていない模様。 |
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![]() | 2201形後位側・業務用室 |
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2201形の後位側車端部は業務用室となっている。 窓は内開き式を採用。 |
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![]() | 2101形後位側デッキ |
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2101形の後位側デッキ部分。 2001形の後位側とほぼ同じである。 |
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