キニ15−1
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かつての四国名物ゲテモノ気動車、キハ17系合造車キロハ18形から改造された、キニ15形とキユニ15形ががついに登場!
(キユニ15形は、キロハ18形改造のキハユ15形の再改造)
ボナ・ファイデ社製キットを組み立て、両車とも首都圏色に塗装した(だって塗装が簡単なんだもん(^^; )。
台車とカプラーを除いた床下機器類のキットも付属していたが、私の場合は床下についてはTomix製キユニ17形のモノをそのまま流用、室内パーツについても一部改造の上で流用している。
そのため、NSRのキニ15/キユニ15形は、前照灯と後部標識灯が点灯する 。
実車は両形式とも四国オリジナルの形式で、キニ15形が2両、キユニ15形が5両、全て多度津工場で改造施工された。
中間車からの改造だったため前面に補強が追加されたが、元の出入り台デッキがそのまま残されたので、非常に特徴的な外観をしており、遠目にすぐにそれと判った。
後継車種であるキニ28形とキユニ28形の導入によって、1981年をもって姿を消した。
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キユニ15−2
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キニ17−1

この車両の特徴である、前面補強と
その部分を避けた雨樋も再現
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2009年8月、Tomix製キユニ17形から改造。
四国においては、キユニ17形よりもキニ17形の方が数が多くて活躍期間も長く、そのうえキニ17形は四国オリジナルの形式であるため、「キユニ17なんてど〜でもい〜や、それよりキニ17作ろう〜っと(^_^; 」ということで製作。
キユニ17形の郵便室部分を、別のキユニ17形の荷物室部分に置き換えた。
このほか、多度津工場改造施工車の特徴である前面補強と、その部分を避けた雨樋といった特徴を、0.3mm厚のプラ板で再現。
また、実車の場合はキハ17形を種車にして改造している関係で、キユニ17形よりも屋根上のベンチレータの数が多いので、その不足分についても改造元のキユニ17形から移植した。
塗色については、一般色にするか首都圏色にするか迷ったが、私には一般色自体があまり馴染みがない(私が鉄道に興味を持ち始めた頃には、既に一般色車はほぼ姿を消していた)のと、塗装が簡単なこと(^^;、さらに車体の切り接ぎ部分を誤魔化すため(笑)、首都圏色にした。
本当は、後位側のドアは通常の客室ドアをそのまま流用しているのだが、とりあえず今回は無視(^^;
時間と予算に余裕が出来れば、あとでこの部分も改造しておく予定だが、このまま放置プレイになりそうな予感(w
実は、今回の1号車はちょっと車体の切り接ぎに失敗したので、リベンジとして2両目を計画中(^^;
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キニ26−4
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2009年8月、Tomix製キハ26形(バス窓)+Tomix製マニ50形から改造。
前位側出入口をプラ板で埋めて消去し、マニの荷物扱いドア部分で、キハの客室窓3つ分をリプレース。また、後部側出入台デッキの屋根上にベンチレータを1個追加(追加分のベンチレータは、最初から載っている他の6個とは形状が異なる)。
さらに、前照灯を付属パーツでシールドビーム二灯化した。
細かく見れば少し失敗したが、割とうまく誤魔化、、、もとい(^^;、工作できたので、キハ55形を種車にしてキニ56形も同様に製作。
※実はこのキニ26形は、キニ56形を製作するための試験&練習だったってのは内緒だ(^^;
実車のキニ26形は4両が改造され、当初は加古川・敦賀などに配置されたが、1979年から82年にかけて2〜4号車の3両が相次いで高松に転属し、廃車となる1984〜85年までは四国内で活躍した。
改造施工が名古屋工場、および後藤工場であったため、四国独自の前面補強やバンパーが一切無く、四国のキハ55系の中では異色の存在であった。
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キニ56−2
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かつての四国名物、キニ56形。
現在は、首都圏色の2号車が在籍。
キハ55(Tomix)+マニ50(Tomix)を改造種車にして、キニ26形と同様の手法で製作。
四国独自の前面補強と、ミニバンパーも再現。また、実車に合わせて側面のサボ受けも撤去したほか、後位側デッキ屋根上にベンチレータを1個追加。
前照灯は、ノーマルの1灯のままとしている。
数ある郵便荷物気動車の中で、2台エンジン搭載の強力型は3形式/11両しか存在せず、配置区所も水戸機関区と長野運転所(1984年まで)と高松運転所の3箇所のみという、非常にレアな存在であった。
中でも高松配置のキニ56形は、毎日ヘッドマークを掲げて急行「うわじま」などの仕業に入り、法華津越えなどの勾配登坂で威力を発揮した。
あと1両、1号車を急行色として製作予定。
1986年に松山駅で撮影した、キニ56−2
側面サボ受けが撤去され、形式表記の位置も改造種車のキハ55形とは異なっている。
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キユニ26−12

キユニ26−17
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2009年8〜9月に購入したTomix製車両の改造。
車番は高松運転所所属の12号車と17号車にした。
塗色については、17号車は急行色のまま使用中だが、12号車については急行色に塗られていたという事実が確認できないので、首都圏色に塗り替えた。
実車は2両とも多度津工場で改造施工された車両で、同工場改造・四国配置車の特徴である前面補強については、厚さ0.3mmのプラ板で再現。前照灯も、付属パーツでシールドビーム二灯として実車に合わせた。
バンパーについては、17号車は無かったことが確実だが、12号車については確かな資料を発見できなかったため、取付保留としてある。同じ多度津改造・四国配置の17/18号車や、改造当初から高松配置の22号車には無かったので、12号車にも無かった可能性が高い。
キユニ26形は総勢26両が製作されたが、種車のバリエーションが多いため、Tomix車の形態に合致する実車の車番は、4/5/7/8/10〜13/17の9両しかない(それでもキユニ26の中では最多勢力だが)。
このうち四国に在籍していたことが確認できているのは10〜13/17の5両。さらにこの中で、四国において郵便荷物車が全て首都圏色に塗り替えられる以前の時期(1979〜80年以前)から高松運転所に在籍していたのは、12/17号車の2両しかない(高知配置の車両はローカル専用なので除外)。
そのうちの12号車については、急行色に塗られていた時期が確認できないため、さしあたって首都圏色に塗り替えた次第である。
ちなみに、模型に付属しているデカールに用意されている車番は、「5/7/10/12」となっている。
個人的には、多度津改造で登場から廃車までずっと高松に配置され、急行色の時代も存在した18号車が一番欲しいのだが、Tomixのキユニ26形はキハ26形100番台からの改造なので、製品版では再現不可能。
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キユ25−1
キユ25−2
キユ25−3(2代目)
キユ25−4(2代目)
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実車と同じ、1〜4号車の4両が揃っている。
1号車は、当初は3号車(初代)として2009年に購入したもので、第三者がキハ28形の床板に交換して、TNカプラー化&ライト類点灯改造(室内灯も点灯)されたもの。
2代目の導入後に、余剰のキハ28形の車体を利用して、平窓タイプの1号車に改造。このときに、室内灯も撤去した。
2号車は、当初は4号車(初代)として、1983年に購入した古参。
キユニ化改造などを経た後復元されたが、1986年に一旦廃車となった後、2009年7月に「さぬき懐古鉄道部」発足にあたって、実に23年ぶりの車籍復活を遂げた。
主な併結相手であるキハ58/65系が全車TNカプラーで統一されていることから、交換発生部品のボディマウントタイプTNカプラーに改造し、スカートも交換している。
しかし、経年劣化も加わって改造を経た後の復元の跡が痛々しく(^^;、2010年にニューアルされた2代目の4号車を導入したのを機に、キハ28形の余剰車体を利用して、平窓タイプの2号車に改造。塗装についても全て新しく塗り直した。
いつも再現するのに苦労するクリーム色の部分は、今回はMr.カラーの肌色(色番号51)とイエロー(色番号113)をほぼ1:1の割合で混ぜたら、乾燥後はTomixのクリーム色と見分けが付かないほどになった♪
赤の部分は、いつものようにMr.カラーのシャインレッドを使用。
また1/2号車ともに、屋根上(運転台側前方)の強制換気装置を撤去し、キハ58形廃車体の屋根上から持ってきた通風器を設置した。
現在の3号車と4号車は2代目にあたり、2010年にToimxから全面リニューアル発売された、パノラミックウィンドウタイプの車両。
今のところは、両車とも無改造の状態で運用中。
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キニ28−3/4
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MicroAceのキニ58形から改造。
現在、3号車と4号車の2両が在籍する。
2両セット品でうち1両は動力付きであったが、1台エンジンのキニ28形化改造のため、2両とも床下&台車&カプラー&スカートをTomixのキハ28形のものに交換(動力付き車は動力解除)した。
このほか、以下の4点を改造。
・左側面最後部に洗面所窓を追加。
・車体裾部の給水口のうちの片方(後位側)を消去。
・屋根上の常磐線用列車無線アンテナを2つとも撤去。
・先頭部分の屋根の塗り分けを変更。
実車は改造両数5両のみの希少車で、うち3両が高松運転所に所属していたが、いずれも1981年度改造/1986年度廃車で、わずか5年の短命車両であった。
NSRでは、そのうちの3号車と4号車を再現。
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キユニ28−10/22
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現在2両が在籍し、高松運転所所属の10号車と22号車を再現。
MicroAce製の一般色2両セットを購入して、首都圏色に塗り替え。例によって(?)2両とも塗装に失敗(火暴)
塗装後は、「荷物」「郵便」や形式表記を、シール自作またはインレタ流用で貼付。
うち1両(22号車)は動力付きで、この車両はDMH17×1台エンジンで本来は床下に結構空間があるのに、動力車だと隙間無くモーターで埋まっているので違和感ばりばりであった(苦笑)
ただ、走行時に最後尾から押す推進運転状態だと、途中のトレーラーが脱線することが多かったので、2009年8月に床下を丸ごとTomix製キハ28形のものに交換することによって動力解除し、T車化した。
従って、10号車と22号車をよく見比べると、床下機器の構成が若干異なる(^^;
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