8600系 詳細画像


 8600系の室内や機器類等の詳細画像。


外  装

乗務員室

客室内
8700形
8750形
8600形
8800形


外  装

側面LED(大)

 後位側(妻面側)に設置されている大型タイプで、英語表記や停車駅表示などの多重表示に対応。

側面LED(小)

 前位側(運転台側)に設置されているのはやや小型のタイプで、号車と座席を表示。

列車愛称表示器

 LED式で、列車名はひらがなとローマ字を交互に表示する。

ロゴ(1)

 出入口デッキ脇にプリントされているロゴ。

ロゴ(2)

 側面窓の上にプリントされているタイプ。

 前側(運転席のある側)に向かって右側が「SHIOKAZE / ISHIZUCHI EXPRESS」、左側が「SHIKOKU RAILWAY COMPANY」と描いてある。

 ただし、このロゴは量産車には見当たらず、先行車であるE11/E12編成のみとなっている。

ロゴ(3)

 後位側トイレ部分に描かれているもの。

 「SETOUCHI STREAM EXPRESS SS 8000」・・・「8000」!?w

運転席側はダブルワイパー

連結部に設けられた転落防止幌

 妻面部分の鋼板には補強のビードが入っている。

連結器

 自動解結付きの電連併用密連。


 前面から屋根に続くカバーは4本のボルトで留められている。


 連結部の屋根を後ろから見る・・・

 曲線の組み合わせによって構成されている。


 特急形車両としては珍しく、出入口ドアに開閉押しボタンが設置されている。

 但し、2018年2月に落成したE3編成では、押しボタンが廃止されている。




 パンタグラフを上から見下ろしたところ。

 制御用のワイヤーを納めたパイプや、規定以上にパンタグラフ振れるのを防止するための振れ止めストッパーが装備されているのが判る。




 8700形のパンタグラフ制御用ワイヤの、台車への地理付け部位。
 取付方法が8000系と異なっている(8000系では台車枠に固定されている)。

 想像するに、曲線通過時の台車の「首振り」の影響を受けない構造にすることで、ワイヤにかかる負荷を減らして長寿命化を図っていると思われる。


 上画像の左が量産車、右が先行量産車の正面部分。

 両車は若干の仕様の違いがあり、後者の方が車体とスカートの間の隙間が大きく、また後者は愛称表示器の上に手すりが設置されている。


乗 務 員 室

運転台

 8000系貫通型先頭車と非常によく似た感じ。
 操作系を揃えるために共通化してるものと思われる。

貫通路部分

運転助士席側



客 室 内

8700形(下り向き先頭車)

 半室グリーン車となる、下り向き付随制御車。
 基本的に「しおかぜ」1号車としてのみ使用されるが、正面は貫通構造となっている。

 後位側のデッキに多機能トイレや多目的室などを備える。

前側デッキ

 木目調で照明の照度も低めの設定で、普通室のデッキよりも高級感と落ち着きを演出。


グリーン室内

 2+1の3列配置で、シートピッチは1,170mm。

 床はカーペット敷き、化粧板は木目調で落ち着いた雰囲気。


1番席

 下り方最前列の1番席。
 この1番席と、後位側客室端の4番席のみ、パソコン対応の大型テーブルが設置される。

 かぶりつきに最適なのはA/B席。


二人がけシート

 窓側がA席、通路側がB席。

 ヘッドレストは上下可動式で、窓側と通路側には読書灯が設置されている。


一人がけシート

 こちらはC席。

 窓との間には結構スペースがあり、手提げ鞄や小型のスーツケース程度なら充分置ける。



 一人がけの方をフルリクライニング&レッグレストを最大まで引き出した状態。

 座面は2000&8000系のグリーン車に比べてかなり固め。


スイッチ類

 肘掛け部分のスイッチ類。

 黒いボタンがリクライニング、電照のボタンは電動式のランバーサポート&レッグレストのスイッチと、読書灯のスイッチ。
 先端下部にコンセントがある。


内蔵テーブル

 座席を向かい合わせにすると背面テーブルが使えなくなるため、スイッチ類が付いているのと反対側の肘掛けに、内蔵式のテーブルが設置されている。


荷物置き場

 グリーン室後位側の荷物置き場。

 向かって海側の方は長尺物も一応置けるようになっているが、山側の方は長尺物は無理そうで、バッグまで?


普通室の室内

 普通席のシートピッチは980mm。

 ライムグリーン系の色調で、後位側に車椅子対応設備を有する。
 前後端の壁面には大型のパソコンテーブルが設置されている。

 8000系に合わせるためか、5/6番席が欠番となっていて、7番席からはじまっている。結果、車椅子対応席は11番A席となる。

 車椅子対応席の隣の10番席は、中央の肘掛けがテーブル内蔵のやや大型で固定式のものになっている(その分、実際に使用できる座面部分が他の席より少し狭くなっている。

後位側デッキ(1)

 多機能トイレ、多目的室、洗面所、それに男子小便所を備える。


後位側デッキ(2)

 多機能トイレ向かい側、山側には小振りな窓とテーブルなどが備えられている。


多機能トイレ内

 出入口は円弧形状で、押しボタンによる自動ドア。

多目的室

 多機能トイレ後位側に隣接している多目的室。

 簡易ベッドが設置されており、通常は施錠されているので利用する際は乗務員に申し出ること。


男子小便所

 山側に設置されている男子小便所。

 貫通路ドア上には防犯カメラが設置されている。




8750形(下り向き先頭車)

 全室普通車の下り向き付随制御車。

 普通車のテーマカラーは8700形と異なりオレンジ系でまとめられている。
 後位側のデッキは一見すると8700形と同一に見えるが、多目的室が無く、男子小便所の位置も異なるなど、細部が異なる。

前側デッキ

前側出入口ドア

 開閉ボタンは、「窓が少し偏っている側」に設けられており、ドアはその反対側へスライドする構造。


客室内

 シートはオレンジ系の色でまとめられている。
 また、客室中央部にもLED案内表示器が設置されている。

 画像は半室指定席車両。

1番席

 客室端部の座席は、大型のパソコンテーブルが備えられている。

 左側席には窓が無いため、「かぶりつき」は右側のA/B席のみとなる。

向かい合わせにした状態

 各座席のアームレスト先端部分にコンセントの差し込み口が設けられている(先端の黒い部分)。

肘掛け先端部のコンセント

 一応ノートパソコンまで使用推奨されている。

 列車内のコンセント全てに言えることだが、商用電源ではないので多少の電圧変動などがあるため、そのような変動等に弱い機器の使用はお勧めできない。

 なお、車椅子対応の一人がけ席の場合は、設置場所が異なる。



 指定席と自由席はヘッドレストカバーが異なる。

客室後部の車椅子スペース

 片方が一人がけになるだけでなく、反対側は完全に車椅子専用のスペースとなっており、固定器具などを備える。

 8700形普通室の後位側車椅子対応スペースもコレと全く同じ。


 12番A席

 12番席は一人がけのA席しか存在しない。

 この座席のみ、コンセントの差し込み口がアームレスト先端部分でなくやや下の位置にある点と、窓枠下に非常通報装置が設けられているのも、通常の座席との相違点。


 車椅子対応スペースの隣の11番席は、中央の肘掛けがテーブル内蔵のやや大型で固定式のものになっている。しかしシート自体の幅は他の座席と同じであるため、実際に使用できる座面部分が他の席より少し狭い。


 11番C/D席のテーブルを引き出した状態。


 11番A/B席も同じ構造。

日除けはロールアップブラインド

 このため、窓の中央部にブラインド用の支柱がある。

後位側デッキ(1)

 デッキから客室側を見たところ。
 車椅子対応のため、出入口ドア&客室ドアとも幅広タイプとなる。

 このほか、山側(下り向きに向かって左側)にのみ、大型荷物置き場も備えられる。

後位側デッキ(2)

 デッキから妻面側を見たところ。
 多機能トイレと、奥にオープンタイプの洗面所と男子小便所を備える。

男子小便所とオープンタイプの洗面所

 洗面所部分は一応カーテンで間仕切りすることが出来る。

多機能トイレ内

 出入口ドアはボタン開閉式。

 8700形の多機能トイレと全く同じかと思いきや、壁側の機器盤の張り出しの有無や、手すりの色など細部が異なる。

防犯カメラ

 各出入口ドアと妻面貫通路ドアの上部には防犯カメラが設置されている。



8600形(上り向き先頭車)

 上り向き電動制御車。

 客室のテーマカラーは8700形の普通室と同じになっている。

前側デッキ

前側出入口ドア

客室内

 こちらはイエローグリーン系の彩色でまとめられている。

 なお、8600系の室内灯は全てLEDとなっている。

シート

 2000/8000系のシートに比べてバックレストが高くなり、ヘッドレストが上下可動式となっている。

1番席

 各車とも下り側右端から順に席番号が振られている。


 「しおかぜ」と併結となる「いしづち」の8号車は、6〜14番席が指定席となる。

後位側(下り方)デッキ

 客室側から妻面側を見る・
 左側手前に自販機、奥に男子小便所。
 右側に洋式トイレと、デッキ側にくず物入れが設けられている。

 個別の洗面所は設けられていない。

シート背面

 バックレストが大型化された分、背面テーブルも若干大きくなっている模様。
 また、カップホルダーも設けられている。

 フットレストはスプリングで自動復帰する点は2000/8000系のそれと同一だが、中央で支える1点支持となっている(2000/8000系は2点支持)。


 暖房は座席下取付の電気暖房方式。
 このため、窓側席足元のトンネルが無くなり、特に8000系と比べると足元が非常にすっきりしている。

 座席の回転はオーソドックスなペダル式。



8800形(中間車)

 「しおかぜ」2号車に連結される、8600系唯一の中間車で付随車。

 客室と出入台デッキ以外の客室設備を持たない。
 客室のテーマカラーは8700形と同一となっている。

客室内

 乗車定員は8600系で最大の68名。

下り方のデッキ





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