型 録

 8000系電車の主に室内の画像です。画像をクリックすると、より大きな画像が表示されます。





室 内(第2次リニューアル車)
室 内(第1次リニューアル車)

デッキ部絵柄のバリエーション(第1次リニューアル車)

客 室(登場時)

乗 務 員 室





室  内(第2次リニューアル車)


 量産車デビューから30年、第1次リニューアル車の登場から19年が経った2023年12月に、第2次リニューアル車の第1陣としてS4編成(8204+8306+8504)が営業運転を開始した。


 公式発表によれば、シートのモケットはグリーン車が「四国の芳醇な恵み」、普通車は指定席が「光きらめく柑橘」、自由席が「瀬戸内の海」をモチーフとして、豊かで穏やかな沿線の自然を表現したものであるという。


 各車共通の内容としては、従来のカーテンが廃止されて8600系や2700系と同様のフリーストップブラインドに変更された。この関係で座席2列分の大窓の中央部に縦桟が設置されている。
 さらにほぼ全席にコンセントが設置されたが、指定席車は各座席の肘掛け部分に設置されたのに対して、自由席車は側窓下に1箇所のみと差異がある。

 荷棚も下から透けて見えないタイプに更新された。

 室内照明は全てLED化された。
 天井の間接照明をメインに、荷物棚にも照明を設置して、明るく開放的なイメージを演出している。

 客室ドア上の案内表示器も新しいタイプに更新されている。


 空調ダクトの立ち上がりと、窓側席足元の暖房トンネルは従来通りで変わらず。


(準備中)
(1号車)グリーン室


(準備中)

↓8号車8500形の室内
(8504形)

↓シート



↓パソコンテーブル席の例
(8504形前位側)

(8504形後位側)

↓8号車後位側(松山側)の一人がけ席

↓肘掛け先端部に設置されたコンセント

↓荷物棚

↓8号車に取り付けられている「ナニカ」
(1/2/3/8号車)指定席車

 指定席車の室内。
 第1次リニューアル時に新しいシートに更新されているが、今回再び新しいタイプのシートに交換されている。

 シート自体自由席車より大振りなだけでなく、背面テーブルも大きく、さらにドリンクホルダーも装備して、各席肘かけにコンセントを装備するなど、自由席車と差別化されている。


 二人がけ席は左右で色合いが異なり、それが交互に千鳥配置状にに並ぶタイプ。

 但し8号車8500形の1/2/12番席は、座面と背もたれの色合いのパターンが異なる。

※基本は、”座面と背もたれが同じ色”で揃っているが、何故か1/2/12番席のみ色違いになっている。


 この内の1番席については、海側席が車椅子簡易対応として一人がけ席に変更されており、定員が従来より1名減少している。
 この一人がけシートには固定用のベルトも付いているが、仕切り扉は従来のままで中途半端感が残る。

 なお、この一人がけシートのみ、肘掛けに折り畳みテーブルが内蔵されている。



 この8500形の後位側から1つ目と2つ目の窓の間の荷棚の上方に「業務用」書かれたナニカが取り付けられてるが、これについては正体がはっきりしない。
 見たところ、数値は室温を表示しているように見え、温度計のようだが、室温は運転台のモニタ装置でも把握できるはず?

↓6号車

↓7号車

↓シート



↓パソコンテーブル席の例
(6号車前位側(松山側))

(7号車後位側(松山側))

↓側窓下に設置されたコンセント

↓空調のダクト

↓荷物棚
(4〜7号車)自由席車

 普通車自由席社の客室内。

 シートは、骨格は従来の物を継続使用し、モケットと詰め物を全て交換してある模様。
 従来の柔らかいソフトなかけ心地から、かなりハードで固い座り心地に変わっている。
 また、足下のフットレストは廃止されてしまった。

 7号車は前位側(高松側)にあった多目的室が撤去されて、定員68名に復帰。なお多目的室があった場所(前位側の扉に向かって左側)のみ、テーブルの形状が他の端部席と異なる。


 側窓下にはカッチリした造りの導線パイプにコンセントが設けられた。

 客室端部のパソコンテーブル席は限定的で、6号車の前後・ドアに向かって左側と、7号車の場合は後位側(松山側)の同向かって左側のみになる。


↓洗面所の例
(6号車8204形)

(8号車8504形)

↓通常の洋式トイレの例
(6号車8204形)

(8号車8504形)
洗面所&トイレ

 洗面所とトイレ。
 第2次リニューアルで、トイレは全て洋式に統一された。


 第1次リニューアルで砥部焼洗面器が採用された、1/3/8号車の洗面所は、従来の砥部焼洗面器を継続使用しつつ、デッキ部と同様なダークブラウン基調でまとめられている。
 5/6号車の洗面所については、基本的に従来のままとなっている。

 従来和式で残っていた3/6号車のトイレは全て洋式化された。
 第1次リニューアル時に洋式化された1/8号車のトイレについても、一見従来のままだが便器が更新されている。

 5号車の車椅子対応洋式トイレについては下記参照。


対応表
編成L編成S編成
号車1号車3号車5号車6号車8号車
トイレ リニュ
洋式
リニュ2
洋式
リニュ2
洋式
車椅子対応
リニュ2
洋式
リニュ
洋式
男子
小便所有
洗面所 リニュ
砥部焼
リニュ
砥部焼
従来型従来型 リニュ
砥部焼



(準備中)
5号車車椅子対応トイレ


(準備中)

↓1号車後位デッキの
電話コーナー跡

(準備中)

↓6号車前位デッキ

↓6号車後位デッキ

↓8号車前位デッキ

↓8号車後位デッキ
デッキ部分

 各車デッキ部分。

 今回は自由席車についても手が入れられ、デッキは木目でドアの室内側にもラッピングが施された。

 指定席車両についてはダークグレー基調の重厚な雰囲気に変貌。ドアの室内側ラッピングも自由席車のそれとは異なっている。
 8号車8500形の後位デッキの自販機は撤去されて大型荷物置場に変更されている。



 なお、8500形後位デッキは80000形後位とほぼ同じ構造になっているが、8500形には公衆電話は設置されたことは無い(8500形屋根上にも電話のアンテナが設置されたことも無い)である。

 おそらくコスト削減のための共通設計化ではないかしら、とコレは個人的な想像。



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室  内(第1次リニューアル車)

 2004年秋から始まったリニューアル改造にあたって、室内関係では指定席車は全面的に更新されたが、自由席車は喫煙コーナーの設置等にとどまり、シートや化粧版は従来のままとなっている。


 指定席車はシートも化粧版も荷物棚も全て刷新されて大きくイメージが変わり、それまでの明るく開放的なイメージに、ややゴージャスで暖かい印象が加わった感じ。


 座席は座面が従来よりやや固くなっているものの、十分なストロークが確保されており、背もたれなどの形状も掛け心地の良かった従来型を踏襲。頭の当たる部分もクッションがしっかり効いていて、座り心地は上々。

 シートバックポケットも従来の網タイプから、航空機のシートのようなモケット張りになっている。
 また、リクライニングもこれまでのレバー式からボタン式に変更されている。

 普通車の窓サイズは、1,560×800mmが基本で、2000系よりも天地方向が25mm小さい。
 端部の小窓に至っては、580×800mmと、2000系のそれよりも100mmも幅が狭くなっている。


 2006年11月25日時点で、最後まで残っていたS1編成がリニューアル完了して営業運転に就いているのが確認できており、これで8000系全車両のリニューアルが完了した。


 2014年3月15日改正では、編成全体の方向転換が行われ、登場当時と同じ向きになった。


↓二人がけ席

↓一人がけ席
(1号車)グリーン室

 シート等が一新されたグリーン室。
 モケットが従来の黒基調から、落ち葉(?)柄入りの青基調となり、シートカバーも青になっている。

 シートのサイズも、座面については従来より若干拡大されている。
 また、通路部分も従来は無地だったのだが、リニューアル車では木目調になっている。


 快適性に関しては、私的にははっきり言ってリニューアル前より悪くなっていると思える。
 シートは全体的に堅くなって落ち着き感とフィットが低下し、シートバックも従来より若干小ぶりになった上にボリューム感に欠ける。さらに、足下のフットレストは普通車と同じようなタイプにグレードダウンし、下に降ろした状態で固定できないうえにサイズも小ぶりなため、足の長い人以外では事実上使い物にならないなど、使い勝手が非常に悪い。


 なおこのグリーン車だけは、冷気ダクトが中央1ヶ所(グリーン室と普通室の間の壁のあるヶ所)にまとめられており、ほとんど目立たなくなっているが、足元の暖房の張り出しは他の車両と変わらない。

↓1号車8000形の普通室

↓3号車8150形の室内

↓8号車8500形の室内

↓一部自由席となる場合は
シートカバーが変更となる

↓座席

↓荷物棚

↓パソコンテーブル
(前位側)


↓大きく張り出すダクト


↓かつて存在した
レディースシート
(S5編成8505形)
(1/3/8号車)指定席車

 普通車指定席の、8号車8500形の室内。
 1号車の普通室と、3号車も室内デザインは基本的に同じである。

 オレンジ系統と木目で暖かさと豪華さを演出している。
 室内灯カバーが従来よりやや暖色味が強くなっているような気もする。


 シートについては、既述の通り座面が従来より少しだけ固くなっているが、掛け心地はかなり良く、ヘッドレスト部もサイズアップしてフィット感もなかなか良く、JRの特急普通車指定席のシートとしては、かなり上位にランクできると思える。
 シートバックにフックが内蔵されており、小さなバッグなどの小物を掛けておくには便利。


 荷物棚もシースルータイプに、客室扉も高級感を演出したタイプに更新されている。

 また、各車両の客室両端部分は、コンセントと大型のパソコンテーブルが備えられている。



 8000系の室内の難点として、冷気を天井の冷気フローへ導くためのダクトが客室内へ大きく張り出している点がある。
 これは、冷房装置がセパレート式となる2000系と異なり、全て床下配置となっていることに起因しており、客室内の左右サイドに各2ヶ所づつあり、しかも2000系よりもかなり大きく張り出していて非常に邪魔である。

 指定席指名買いの際は注意を要する点で、当サイトの「座席番号表」を参考にして、その場所を避けた方が無難である。


 このほか、特に気になるのは足元の暖房パイプのカバーで、2000系気動車のそれよりも一回り以上大きく、人によってはかなり邪魔に思えるはずである。
 座席下吊り下げタイプの電気暖房にすれば解決できたはずの問題で、まぁ原設計時点での話になるので、今更どうしようもないとは思うが・・・・



 なお、2005年3月改正から当時の1号車(8500形)最後部2列が女性専用席となったため、専用柄のシートカバーが使用されていたが、女性専用席の廃止に伴って無くなった。
↓8103形

↓8106形
(2号車)指定席車

 普通車指定席車のなかで、2号車の8100形だけがシートモケットが異なり、グリーン車のシートとはまた異なる柄の入った青基調のシートが装備される。

 その他の荷物棚の仕様やパソコンテーブルの設置など、基本デザインは他の指定席車と同一である。

↓5号車

↓5号車の車椅子スペース部

↓6号車

↓7号車(木目調)

↓7号車(無地)

↓シート

↓パソコンテーブル
(S4編成8204形後位側)

↓空調のダクト
(4〜7号車)自由席車

 4〜7号車の自由席車の室内。
 自由席車については、基本的に変更は加えられておらず、7号車に多目的室(旧喫煙室)が設けられた以外は、従来タイプのままとなっている。

 シート自体もリニューアル前と全く変わっておらず、寸法/基本構造とも2000系のシートと全く同じで、モケットが違うだけである。
 ちなみに、座面の幅は47cm、奥行きが50cm、シートバックの高さは72cmある。

 私的にはシートバックをもう少し高くして欲しいが、かけ心地の良さに関しては、JR在来線特急普通車の中では、屈指の出来と断言して良い。


 L編成5号車8400形の松山側に車椅子スペースが設置されており、客室ドアも両開きの幅広ドアになっている。


 なお多目的室の客室側の壁は、当初は無地と木目調の2種類があったが、現在は無地に統一されている。


 自由席車についても、客室端部の席についてはパソコン対応の大型テーブルとコンセントが装備されている。


 空調ダクトの張り出しだけは、指定席も自由席も同様となっている。
5号車多目的室

 「多目的室」「フリースペース」として市販の時刻表にも記載されている、8400形後位側(松山側)に設置されている個室。
 室内には簡易ベッドもあり、授乳室や更衣室としても使える。

 この向かって右側奥(車端側)に洗面所、この向かい側(撮影者の右手側)に車椅子対応トイレが、また洗面所の通路向かいには男子小便所がそれぞれ設置されている。

↓洗面所の一例

↓通常の洋式トイレ
洗面所&トイレ(リニューアルタイプ)

 リニューアルタイプの洗面所とトイレ。


 洗面台は砥部焼の陶器となっている。
 画像は8号車だが、1号車と3号車の洗面所もこれと同じ。

 洗面器の模様が各車両でそれぞれ異なっており、写真から車両番号を特定する手がかりとなる。

 詳細は此方(8000系リニューアル車 洗面所一覧)を参照(別タブで開きます)


 洗面所向かい側がトイレになっており、1/8号車については従来の和式から洋式に変更・リニューアルされている。

 3/6号車については内装が一部変更されたのみで従来の和式のままである。
 また、5号車の車椅子対応トイレはリニューアルされていないため、車椅子対応のリニューアルタイプのトイレは無い。


対応表
編成L編成S編成
号車1号車3号車5号車6号車8号車
トイレ リニュ
洋式
在来形
和式
在来形
洋式
車椅子対応
在来形
和式
リニュ
洋式
男子
小便所有
洗面所リニュリニュ在来形在来形リニュ



 なお、5号車は本来リニューアル更新対象外であったため、車椅子対応トイレも登場当初のままであるが、左画像のようにリニューアルタイプに準じて更新されている物がある。

5号車トイレ

 5号車、「多目的室」の向かい側にある車椅子対応トイレ。
 この車両(8400形)は8000系で唯一トイレが2カ所あり、この車椅子対応トイレの車端側に男子小便所がある。

 リニューアル前は8000系中で唯一の洋式トイレであった。

 このトイレは第1次リニューアル時は更新対象外であったが、比較的近年に左画像のようにリニューアルタイプに更新されている車両もある。

↓洗面所

↓トイレ内部
従来型洗面所&トイレ

 5/6号車に残る、従来タイプの洗面所と和式トイレ。

 また、リニューアル車である3号車も、トイレだけはこれと同じ和式のまま残っている。
↓S5編成8308形の例

↓灰皿の撤去跡
(S5編成8308形)

↓中から出入口側を見た様子
(S5編成8308形)

↓室内側から見た様子
(L6編成8305形)


↓当初は木目柄も存在した
が、現存しない
(S6編成8311形)
(2004年撮影)


↓S2編成8302形は
サイクルルームとなっている


↓当初の喫煙室時代の中の様子
(S4編成8306形)
4/7号車多目的室(旧喫煙室)

 4/7号車8300形の岡山・高松側に設けられている多目的室(旧喫煙室)。
 出入口ドアはデッキ側に設けら、室内は半透明クリアと木目調化粧パネルとなっている。

 3人も入ればもう満員?


 4座席分を撤去して設けられており、この松山側にある5番A/B席は、松山向きに固定されて回転できないようになっている


 喫煙室として使用した頃の名残で、窓枠部分に灰皿を埋めた跡が3つある。

 客席側の化粧パネルが、S6編成の8311形がリニューアル当初は木目調になっていたが、現在は全車両がプリント柄の入ったホワイトになっている。



 なお、8000系は登場時は後位側デッキに灰皿が設置されいた
 このデッキ部分の灰皿は、禁煙志向の高まりを受ける形で2000年代後半のリニューアル改造に伴って全て撤去された。

↓1号車後位デッキの
電話コーナー跡

↓6号車前位デッキ

↓7号車後位デッキ

↓8号車前位デッキ

↓8号車後位デッキ
(3枚とも)


デッキ部分

 各車デッキ部分。
 リニューアル車は木目調の落ち着いた雰囲気でまとめられている。


 1号車と8号車の後位デッキには、自販機が設置されている。
 自販機向かい側のスペースも両車で同様な作りである。なお、1号車はかつてこのスペースにカード式公衆電話が設置されていた。

 トイレ・洗面所設備があるのは1/3/5/6/8号車で、いずれもトレイと洗面所が向き合う位置にある。

 7号車後位デッキには、多目的室の出入口が設置されている。
指定席車客室ドア

 指定席車の乗務員室が無いデッキ側の仕切ドアガラス部には、車体側面にあるのと同じようなロゴマークが入っている。


 左の画像では左右反転しているが、これはデッキ側から撮影したため。


↑ 通常タイプ

↓8400形装備タイプ
LED案内表示装置

 客室出入口上にある、LED式の案内表示装置。
 左画像はリニューアル車のモノではないが、今回のリニューアルにあたってはここは手つかずのままなので、かまわずここに掲載(^^;

 2000系に搭載されているものと比べると、最大外寸830×245mmというサイズは同じだが、結構仕様が異なっている。

 2000系では下半分だけだったLEDがパネル全体に埋め込まれており、とにかく光る部分は全てLEDで表示されている。
 下側の列車名と停車駅表示の部分は2000系のモノと同じ、16×128のLEDで構成されており、上半分も恐らくは同じパネルを使って、不要部分を「目隠し」しているだけと思われる。

 号車表示も、2000系と異なり、2桁表示までは対応できるようである、、、、表示してるの見たこと無いけど(^^;

 なお、車椅子対応設備を備える8400形には別形状のモノが装備されている(左画像下側)。

 (2000系の表示装置)




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デッキ部絵柄のバリエーション
(第1次リニューアル車)

 リニューアル車の1号車8500形と8号車8000形の前位側(運転台側)出入台デッキ部は、リニューアル当初は一部の車両に絵柄物が採用されていたが、遅くとも2007年度末ぐらいまでには絵柄無しの木目調に統一されてしまった模様である。

 なお、下記の各バージョンの呼び名は、当方が勝手に付けた名前であることをお断りしておく。

(石鎚山バージョン)

 沿線に見える、西日本最高峰の霊峰・石鎚山が描かれている。

 L4編成8004形(1号車)
 S5編成8505形(8号車)

 が該当車両だったが、2006年10月22日現在では8505形のみとなっており、8004形については↓↓の青丸バージョンに変更された。

(茶丸バージョン)

 こちらは、8000系の走行する北四国地区の図が描かれている。
 岡山・高松・松山が茶色の丸印で記されているので、私は「茶丸バージョン」と呼んでいる。

 L3編成8003形(1号車)
 S6編成8506形(8号車)

 が該当したが、2006年10月22日時点で確認した限りでは、8506形については↓↓の無地木目調に、8003形は↓の青丸バージョンに変更されていた。

(青丸バージョン)

 基本的な図柄は↑と同じだが、こちらは丸印が青となる「青丸バージョン」。

 2006年10月22日現在、

 L3編成8003形(1号車)
 L4編成8004形(1号車)
 L5編成8005形(1号車)

 がこのデザインで、L編成ばかりとなっていた。

(水色バージョン)

 これまた色違いバージョン。
 路線部分が水色で、丸印は青と水色の二重の縁取りが入っている。また、瀬戸内海の部分に横縞が入っているほか、陸地の縁取りがオレンジがかった茶色になっている。

 2006年10月22日現在、

 S3編成8503形(8号車)

 が、このタイプとなっていた。

(無地木目調)

 無地、、、というより、単なる木目調となっている。

 L1編成8001形
 L2編成8002形
 L6編成8006形
 S1編成8501形
 S2編成8502形
 S4編成8504形

 が当初からこのタイプだった模様である(少なくとも当方ではこれ以外の柄を確認できない)。


 上記の各タイプも、後年全てこの木目調タイプに更新されている。




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客  室(登場時)

 客室アコモデーションは基本的に2000系を踏襲しているが、グリーン室の荷物棚が2000系のクローズドタイプから一般的なモノに変更されている。
 足元には暖房のパイプが通っているが、そのカバーが2000系よりも大きく、結構邪魔である。運転席関係では、2000系の低運転台に対して当初から高運転台式となっているほか、ブレーキハンドルが2000系の横軸式に対して一般的な縦軸式になっている点が異なる。

 また、LED表示器は当初から現在速度の表示(「ただいまの速度○○km/h」というやつ)は行っておらず、2000系も現在は表示しなくなってしまい、ちょっと寂しい。


 指定席車(1〜3/8号車)は2004〜2006年にリニューアル改造されたため、在来タイプの客室のまま残るのは、4〜7号車のみとなっている。







グリーン車

 基本的に2000系と同じだが、上述の通り荷物棚が一般的なタイプに変更されているほか、モケットも変更されている。
 また、カーテンがプリーツタイプとなる点も2000系と異なる。


 グリーン車は全てリニューアル改造されたため、この客室は現存しない。

↓8200形

↓8300形

↓8500形


↓かつて存在した、
レディースシート
(S4編成8504形)
普通車

 普通車の客室。基本的に2000系を踏襲しているおり、一般の人だとシートモケットが若干異なる以外は、写真を見ただけではほとんど区別がつかない。
 リニューアルが完了した現在も、2〜4号車がこのタイプの客室で残存している。

 細部では荷棚に半透明アクリル版が使用され(2000系はスリット式)ているほか、モケットがグレー系統となり、照明のカバーのデザインが若干異なる。
 また、床下から天井に向かって立ち上がっている空調ダクトの張り出しが2000系が1箇所なのに対して、8000系は2カ所となる。さらに、天井の中央部分が2000系の平天井に対して1段高い構造になっており、半間接照明を併用している点も異なる。


 2005年3月改正からは1号車(当時)8500形最後部の2列が女性専用席とされ、シートカバーもそれを示す専用柄の物が使用されていたが、同車は全てリニューアル改造を受けたため、このタイプのシートは既に現存しない。




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乗 務 員 室
8001形


8504形


8506形
非貫通型運転台

 8000/8500形の運転台。両車とも構造的には全く同じとなる。
 かなり広いスペースが確保された高運転台式非貫通型。

 マスコンハンドルは2000系と同じ横軸式6ノッチだが、ブレーキハンドルは一般的な縦軸式となっている(但しハンドルの脱着は出来ない)。
 高運転台で一見客室からの展望は悪そうだが、運転助手席側は低床式となっていて、ちゃんと前面展望が確保されている。

 ちなみに、スピードメータの目盛は180km/hまで刻まれている(2000系は160キロまで)。

8204形


8406形
貫通型運転台

 貫通型の付随制御車8400形の運転台。電動制御車8100形もこれと同じである。
 ブレーキハンドルは着脱の出来ない固定タイプ。




モニタ装置

 運転台に備えられる、各種設定装置も兼ねたモニタ装置。
 列車種別や愛称名等の表示設定や、列車番号の設定などが行えるようである。


 当初はブラックモニタにオレンジ表示だったが、現在は白色表示になっている模様。




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