マニアックネタ

 2000系気動車関係のちょっとマニアックなネタを集めてみました(^^;




〜TSE関連〜
〜量産車関連〜
〜N2000系関連〜
〜全 般〜


多分まだまだ増殖するはず(^^;

とりあえず、、、減ることはないな(笑)






試作車TSEの「顔」の変化
(これは基本(^^; )

(1)連結器
 1989年登場の試作車TSEは、当初は従来型気動車と同じタイプの密着自動連結器を装備していたが、1990年夏以降に量産車が登場したのに合わせて、一時富士重工宇都宮製作所へ里帰りし、電気連結器を併用した密着連結器に交換されている。
 また、下り方先頭の2001形は当初は大きな連結器カバーを装備していたが、この改造に合わせて取り外されている

 なお、この連結器の交換(電気連結器の増設)に伴って、スカート(排障器)の開口部がわずかに拡大されている。

(2)貫通扉
 試作車TSEの貫通型制御車である2101形は、当初は通常の貫通扉の外側に、両開式のプラグドアを貫通扉として装備し、ここに「南風」「しまんと」のヘッドマークを掲げていた。

 92年7月改正移行は単独で運用されることが多くなったため、この貫通扉も1枚扉に改造され、さらに後年、締切扱いとされた。締切扱いに改造された時期については不明であるが、少なくとも96年までは編成の中間に連結されて使用されていたところを目撃したことがあることから、それ以降と思われる。

(3)2001形のワイパー
 非貫通型の2001形は、登場当初は運転席側のみにワイパーを装備していたが、量産化改造時に運転助士席側にもワイパーが追加されている。

(4)各種ステッカー
 2000系TSEは1990年の鉄道友の会ローレル賞を受賞した。それにちなんで、赤地に金文字のローレル賞受賞記念ステッカーが、90年に貼付された。このステッカーは少なくとも98年元日までのかなり長い期間貼られたままにされ、98年5月1日には既に剥がされているのが確認されていることから、98年1〜4月頃に剥がされたモノと思われる。

 そのあとは、98年12月25日からは、同日付けで3ヶ月ぶりに集中豪雨被害から復旧した記念ステッカーが貼付され、しばらくの間貼られたままであったが、2000年いっぱいで全て剥がされ、元のシンプルな顔に戻っている。
 デザインについては途中一度、若干の変更が加えられていた。


2000系TSE「南風52号」
土讃線 讃岐財田駅
(89年5月2日)
89年3月改正時から90年夏まではこの顔


2000系TSE「しまんと10号」
土讃線 坪尻駅
(97年6月8日)
90年の秋から、97年末〜98年春までの間はローレル賞のステッカーを貼付


2000系TSE「しまんと1号(左)」「しまんと11号(右)」
予讃線 国分駅(左)/土讃線 大杉駅(右)
98年12月24日(左)/98年9月15日(右)
98年晩春ぐらいから同年12月24日までの間はこのようなシンプルな顔だった



2000系TSE「うずしお12号」
高徳線 オレンジタウン〜造田間
(99年3月14日)
98年12月25日から2000年いっぱいまではこうなっていた



TSE2000形「ミッドナイトEXP高松」
予讃線 高松駅
(2002年3月23日)
 現在はステッカー類は全て剥がされ、再び何も飾り
のないシンプルですっきりとした顔になっている


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TSEの密かな誇り

 1989年に登場した2000系は、1990年の鉄道友の会ローレル賞と、日本機械学会賞、通産省グッドデザイン賞、それに東記念賞と、4つの賞を受賞している。

 このうち、ローレル賞のステッカーについては、かつてTSEの前面に貼られていたことがあるので、ご存じの方も多かろうが、2001形と2101形の運転台側の客室扉の上、LED案内表示器の左右に、ローレル賞受賞記念プレートと、日本機械学会賞受賞のステッカーが付いているのに気付いている人がはたしてどの程度いるだろうか?


↓2001形

2018年3月7日撮影

↓2101形

2000年1月31日撮影


 これは他の量産車には取り付けられておらず、TSEの密かな誇りとなっている、、、、のか?(^^;


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TSEの製造銘板

 2000系TSEは1989年、つまり平成元年の製造である。

 従って、本来なら車体妻面の製造銘板は「平成元年」を記載するべきところが、「平成1年」となっているのはあまり知られていない。


2001形妻面の製造銘板

2004年5月22日
松山運転所で撮影


 蛇足だが、この銘板に記載されている「四国旅客鉄道」の「鉄」の文字が、正式社名である「金失」ではなく、「金矢」になっている。

 四国以外のJR各社は「金矢」を採用しているため、メーカー側が四国も同じと勘違いしたのではないかと想像される。


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TSEの方向転換
(意外と知られていない)

 試作車TSEは、2001形が下り方を向くのが基本であるが、量産車登場後の90年11月改正から92年7月改正までの間、2001形が上り方を向くように方向転換され、予讃線の「しおかぜ3・4・13・14号」の付属編成(5〜7号車)として使用されていた。

 つまりこの時期、編成の前後両方が非貫通型先頭車となる「しおかぜ」が存在していたと言うことである。

 92年7月23日ダイヤ改正での2000系量産車の増備によってTSEは土讃線特急に転用され、再度2001形が下りを向くように方向転換されて、現在に至っている。


「しおかぜ3号」の後部(5〜7号車)にぶら下がって多度津を発車する2000系TSE編成
予讃線 多度津駅
(91年7月)


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TSEの普通列車運用

 2000年のGWに、車両運用の都合により、琴平7:34発の高松行普通列車1234Mが多度津始発で運転されることになり、琴平〜多度津間のピンチヒッターとしてなんとTSEが使用された。
 琴平発7:34→多度津着7:47の各駅停車として運転され、もちろん全車自由席であった。なお、多度津では岡山行の特急「しおかぜ」にも接続していた。

 たまたまGWに大阪まで出かける用事があり、せっかくだからということで乗ってみたのだが、時間があまりなくて細かいところまで撮ってなかったのが実に悔やまれる・・・



琴平駅2番ホーム(当時:現3番ホーム)に
停車中のTSEローカル列車

側面のLEDは無表示であった

上2枚いずれも2000年5月4日
土讃線 琴平駅にて


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カーペットの無い2000形

 2000系のグリーン車、2000形のグリーン室の床はカーペット敷きが本来の姿だが、この床が8000形と同じフローリング加工となっている車両が存在する。

 2003年9月20日現在で、松山運転所在籍の2006形等がこのタイプになっている。
 この2006形はオリジナルの通常塗装+ドア更新車なので、アンパンマン塗装化関連では無さそうだし、同じドア更新車でも高知運転所在籍の2003形はカーペット敷きのままなので、フローリング化の基準がいまいち不明である。


カーペット車

2000年1月31日撮影の2007形
フローリング車

2009年6月17日撮影の2006形



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2000形の電気連結器
(ちょっと気付きにくいかも)

 下り方先頭車となる非貫通型の2000形は、当初は電気連結器(通常の連結器の下に装備される、電気系統のケーブルなどを一括して繋ぐことの出来る連結器)を装備していたが、1995年から96年にかけて取り外されている。これは恐らく非貫通型の先頭車であることから編成の中間に連結される機会がまず無いためであると思われる。

 但し、対象となっているのは2001〜2011のJR在籍車だけで、土佐くろしお鉄道保有の2030形については、現在(2019年10月現在)も電気連結器を装備している。

 取り外された時期については詳細は不明だが、今まで私が撮ってきた2000系の写真を調べてみると、94年から97年にかけて順次取り外されていった模様が明らかになっている。


 下写真は、高知運転所所属の2010形の写真である。
 当初左のように装備されていた電気連結器は、現在は右のように取り外されている。

土讃線 高知駅
(93年2月13日)

土讃線 讃岐財田駅
(99年8月16日)

 2030形を除いた他の2000形も全て同様に撤去されている。

形式番号製造年月 最後に電気連結器
が付いていること
が確認された日
最初に電気連結器
が外されているの
が確認された日
20011989/ 11993/11/ ?1996/ 9/ 9
20021990/ 71996/ 8/231997/ 6/ 8
20031990/ 71996/ 4/282000/11/ 8
20041990/ 91994/ 1/ 21997/10/25
20051990/ 91993/ 7/ ?1995/ 1/ ?
20061990/111994/ 8/ ?1996/ 5/ 5
20071990/111996/ 9/ 91997/ 6/ 8
20081991/101995/ 1/ 81997/ 6/ 8
20091991/101994/ 1/ 21999/ 2/10
20101991/111996/ 4/281997/ 9/23
20111991/111993/ 2/241997/ 6/ 8



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2000形グリーン室の荷棚

 「型録(室内)」にも書いてあるが、2000形グリーン室の荷棚は、登場当初は航空機のようなクローズドタイプだったが、現在は一般的なタイプに改造されている。

 これは、1999年11月1日に、予讃線でこの荷棚の蓋の金具が壊れて、乗客の頭上に落下する事故があったため、事故の再発を防ぐために撤去されモノらしい。


2007形の
オリジナルの室内
(1996年9月9日撮影)

同じ2007形の
現在の室内
(2000年1月31日撮影)


 シートの色が違うように見えるのは、現像並びに光線状態の関係。


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1998年の土讃線復旧記念ステッカーのデザイン変更とその後


 1998年9月の高知県を中心とした豪雨災害により、土讃線は繁藤〜新改間で大規模な斜面崩落が発生し、9月25日から長期間の不通を余儀なくされた。
 関係者の不断の努力により、約3ヶ月ぶりに復旧した同年12月25日から、土讃線特急に運用される高松運転所と高知運転所の2000系TSE&量産車の先頭車には、復旧記念ステッカーが貼られた。

 このステッカー、2000年いっぱいまで貼られていたが、実は1999年にわずかながらデザインが変更されていた。

↓復旧直後に貼られていたモノ

フロントステッカー
(全車共通)

サイドステッカー
(高知向き(下り向き)車輌)

サイドステッカー
(高松向き(上り向き)車輌)


↓1999年に意匠が変更されたモノ

フロントステッカー
(全車共通)

サイドステッカー
(高知向き(下り向き)車輌)

サイドステッカー
(高松向き(上り向き)車輌)


 「土讃線復旧記念」の文字のところが、サイドについては「SHIKOKU」に、フロントについてはa pioneer of the tilting control systemに、それぞれ変更されていたようだが、車両によっては変更箇所がちょっと汚くなっているモノもあった(特にサイド)。

 松山運転所在籍車やN2000には貼られなかった。中間車は貼るスペースが無いし、N2000には別意匠のモノが貼られているので良いが、松山所在籍車にも何か貼ってあげたらよかったのに(^^;

 このステッカーは、2000年いっぱいで全て剥がされた。


実際の貼付例
しまんと3号/南風6号

土讃線 高知駅
2000年1月31日
南風8号/しまんと5号

土讃線 高知駅
1998年12月27日
うずしお12号

高徳線 徳島駅
1999年3月13日
うずしお12号

高徳線 徳島駅
1999年3月13日
2010形側面

土讃線 高知駅
2000年1月31日
2153形と2120形の連結部

土讃線 高知駅
2000年1月31日



 蛇足であるが、TSEの2両(2001形と2101形)は、実際に当初の復旧記念ステッカーが貼られたのは復旧翌々日の12月27日である。
 偶然ながら、当日の朝と午後にTSE編成の特急「しまんと」をそれぞれ撮影したのだが、朝高松近郊で撮影時に貼ってなかった物が、午後に高知運転所で撮影した時には貼ってあったww
 おそらく、ステッカーが高知にあって朝の下り始業で高知に入庫してから貼ったのではないかと想像。

 ちなみにTSEは1999年3月改正で土讃線の運用から離脱して「うずしお」に転用されたが、ステッカーは意匠変更の上で2000年一杯まで貼付したまま運用に就いていた。


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量産車の正面形式表記

 量産車の先頭車は、正面向かって左上に形式表記がシールで貼付されているが、これが登場時とは異なるフォントや配置になっている車両が多い。

 オリジナルのフォントの文字シールの在庫が無かったのか、あるいは他に理由があるのかは不明であるが、フォント自体が異なっているパターン以外に、同じフォントでも文字間隔が異なっていたり、異なるフォントが混ざっていたり、また貼付位置が変わっていたりと、かなりのバリエーションが確認されている。
 また、一時的に異なるタイプになっていたのが元に戻っているケースも確認されており(2119形)、正直言ってその全てを把握するのは困難な状況となっている。

 2000形については2030形を除いて全車が貼付位置自体が変わっているほか、2100形はフォントの変更が目立つ。


 概ね、松山配置車と高知配置車は変形フォントが多く、オリジナルで残存しているのは高松配置車が多い傾向が見受けられる。


<2000形>
2000形は全車両がオリジナルから何らかの変更が加えられている
また、形式標記部分の周囲に「枠」が追加されているが、変更時期は各車それぞれ異なる
2002形

オリジナル

 オリジナルと同じフォントで貼付位置が若干上に変わった2002形。
 遅くとも2000年1月からこのタイプ。

 遅くとも2003年9月以降はこのタイプ。
 ほぼオリジナルのフォントだが、文字間隔がわずかに広くかつ不均等。

 2019年頃に貼り替えられ、オリジナルにかなり近い表記となった。
2003形

オリジナル

 「3」の真ん中の張り出しが大きいタイプ。
 貼付位置はオリジナルと同じで、遅くとも2006年までには貼り替えられている。

 2010年の8〜11月の間にまた貼り替えられ、フォントはそのままで貼付位置がオリジナルより若干上に変わった。
2004形

オリジナル

 オリジナルより微妙に太い書体。
 遅くとも2010年9月までに貼り替えられているのが確認できている。位置も少し高めに変更された。
2005形

オリジナル

 アンパンマン化の際にフォントが微妙に異なるように見える物に変更された(「5」の下が出っ張ってない)が、貼付位置はオリジナルと同じであった。

 2007年に春頃に、フォントはそのままで貼付位置が若干上に変わった。

 2017年5月以降、遅くとも2018年12月までに、現在の標準的なフォントに貼り替えられている。

その後、2019年4月29日までの間に、オリジナルに違いがやや細くて角の多いフォントに貼り替えられたのもつかの間・・・

2019年6月13日までには再び(現在標準的な)異なるフォントの物に貼り替えられているw
2006形

オリジナル

 微妙に傾いている「6」w
 剥がれたシールを2004年頃に貼り替えた時からこの状態だった模様。
 フォント自体もオリジナルとは異なっている。

 ←以降、2014年2月までの間に6」の傾きは修正された。

 さらに2017年1月4日から同年2月15日までの間に、従来よりやや上位置に貼り直されている。
2007形

オリジナル

 アンパンマン化後もしばらくはオリジナルのままであったが・・・

 恐らく4代目アンパンマンカラーに変更されたとき(2005年4月)に、「7」が曲がっているタイプに変わった。

 2009年10月に現行5代目アンパンマンカラーに変更されて以降現在まではこのタイプ。
 オリジナルに近いが微妙に太く丸味が強い。
2008形

オリジナル

 この2008形は2005年3月の宿毛特攻事故で廃車となり現存しない。

 遅くとも1993年2月から5月の間に貼り直されたが、何故か異様に位置が高く、しかも「枠」からはみ出している・・・どうしてこうなった?w

 1995〜96年頃に再度貼り替えられて従来よりは若干位置が下がった。

 1998年頃に再び貼り替えられてオリジナルのフォントに戻った感じだが、また位置がずれている。
 今になってみると、ナンバーの雑な(ように見える)扱いが、この車両の運命を示唆していたように思えなくもない。
2009形

オリジナル

 遅くとも1999年2月までには、フォントはそのままで貼付位置が若干上に変更された。

 微妙に文字が痩せて文字間が広がったタイプ。
 2003年から5年間この状態だった。また、位置もオリジナルより微妙に高い。

 2008年以降はこの状態。
 オリジナルに近いが、微妙に異なるフォントで文字間隔も広い。
2010形

 遅くとも2009年まではオリジナルの状態を維持していた2010形。

 だが、少なくとも2015年までには現在標準的とされているフォント及び貼付位置に変わっている。
2011形

オリジナル

 2001〜02年頃に一部貼り替えられて少し表記が怪しくなった。
 貼付位置も車端側(正面向かって左側)に寄っている。

 2003年頃にまた貼り替えられてさらにおかしくなり、現在もこの状態。
 なお、貼付位置も従来より高くなった。
2030形

 アンパンマン化後もしばらくはオリジナルの書体だった2130形。

 4代目アンパンマンカラーに移行した2004年年末頃に書体が変更された。

 2009年9月に5代目アンパンマンカラーになったときに貼り替えられたと思われる現在の書体。
 ほぼオリジナルに近いがやや太いほか、他の2000形と同様な「枠」が作られているが、枠から外れる形で貼られている。


<2100/2150形>
2100/2150形については、変更されている車両は全車両が松山&高知運転所在籍時代に変更されている
2102形

 少なくとも2010年末まではオリジナルのままだった2102形。

 遅くとも2012年度までに、やや幅広く丸味を帯びた書体に変更されており、近年はこのフォントが標準仕様とされている模様。
 オリジナルとの判別ポイントは「2」の左半分の曲がり具合。

 2017年頃までには、オリジナルのフォントに戻された。
 但し、オリジナルよりも少し文字間隔が狭くなっているうえに、位置も中央に変更されている(オリジナルは中央よりも向かってやや左寄せ)。
2103形

 2103形は2012年11月まではオリジナル。

 その後2014年度中までの間に現在の物に変更となっている。
 書体は恐らく近年の標準タイプで、「3」の真ん中の出っ張りが大きい。
2105形

オリジナル

 2003年8月から2005年10月までの間に現状に変更。
 オリジナルよりも微妙に痩せた文字。
2106形

オリジナル

 オリジナルに近いが、やや太めのフォントに見えるのだがどうだろう?
 貼り替え時期は今ひとつはっきりしない。
2107形

2107形

 アンパンマン化後もしばらくはオリジナルのままであった。

 全体にオリジナルよりもスリムで、「2」の左下が尖っているほか「7」が曲がっている。

 恐らく↑の2105形と同じ書体で、2005年1月から6月までの間に貼り替えられているのが確認でき、恐らく当時の標準品。
2108形 (2018年度廃車)

オリジナル

 1998年から数年間、書体はそのままで位置が少し下がっていた時期。

 その後、2005年5月までに再び貼り替えられ、書体及び貼付位置とも再びオリジナルに戻った。

 恐らく2014年度に貼り替えられたと思われる、現行のやや細いフォント。
 2103と同じ近年の標準タイプ?
 2018年度の廃車時点までこのタイプだった模様。
2109形

 2109形は2012年まではオリジナルを維持していた。

 2013〜15年の間に、現在の標準的なフォントに変更されている。
2111形

オリジナル

 一見普通だが文字が微妙に丸みを帯びている、恐らく近年の標準タイプ。
 貼り替え時期ははっきりしない。
2112形

オリジナル

 これも左下の尖った「2」。
 遅くとも2003年頃からこの状態で、2105/2107と同じ書体?

 2017年3月22日以降、同年12月3日までの間に、オリジナルのフォントと思われるものに貼り替えられている。
2113形

オリジナル

 アンパンマン化(メロンパンナ)後もずっとオリジナルのままであったが・・・

 2016年に通常塗装に戻されたときに現在の標準タイプとなった模様であるが、貼付位置が従来より若干下がっているうえに中央に位置し、文字間隔も狭いイレギュラーなパターン。
2114形

オリジナル

 2005年度中に貼り替えられた際は、同じ書体ながら微妙に位置が下がっていた。
 少なくとも2010年末までこの状態。

 2011〜16年の間に再度貼り替えが行われて、貼付位置が通常より低いままで現在の書体になった。
2115形

2115形

 2012年11月まではオリジナルだった。

 その後、2014年2月までの間に現在のタイプに貼り替えられている。

 さらに2018年3月までの間に、わずかに太く見える物に貼り替えられている模様?
2116形

オリジナル

 遅くとも2014年2月まではオリジナルを維持していた。

 2017年末までの間に、現在の標準的なフォントに貼り替えられた。

2117形

オリジナル

 遅くとも2015年12月まではオリジナル。

 2017年度末までの間に、現在の標準的なフォントに貼り替えられている。
2118形

オリジナル

 2016年に確認された異様に太くてデカくて出っ張りのあるタイプ。2018年1月現在、このタイプのフォントを使用してるのが確認されるのはこの車両のみ。また、貼付位置も従来より若干下がっている。

 貼り替え時期は2009年以降2016年までの間ではっきりしない。

 2017年7月16日以降、同年12月6日までの間に、現在標準的なフォントに変更となっているが、文字間隔は相変わらず異様に広いままとなっている。

 2019年7月12日の点検出場で、フォントはそのままで文字間隔が普通になっているのが確認された。
 なお、同車はこのときに台車がS−DT69形に換装されているのも確認できる。
2119形

オリジナル

 2003年から約10年間の表記。
 文字が細く間隔もおかしい例であったが、2013〜14年頃に再び違うフォントに貼り替えられている(右

 ほぼオリジナルに近い表記に戻ったが、貼付位置が中央に変更された。
2120形


 2011年12月まではオリジナルの状態だった2120形。

 遅くとも2014年6月1日までに現在の物に変更されている。
 2103形等と同じと思われ。
2121形

オリジナル

 オリジナルより微妙に太く見える物に貼り替えられたが、2012年5月までこの状態で、ほぼオリジナルに近い状態を維持。

 その後、2016年10月までの間に現在の物に変更。
2122形

 オリジナルの状態を2011年4月まで維持。

 2012年11月までの間に現在の物に変更されている。
2123形

オリジナル

 現在のフォント。
 ここ数年の撮影数が少なくて貼り替え時期が絞り込めないが、フォントのデザインからして2010年よりは後ではないかと思われる。
2130形

オリジナル

 2011〜12年頃貼り替えられた現行の物。
 書体はオリジナルと思われるが、3と0の間隔が少し狭い。

 参考までに、←の約2年前の時点で撮影したもの。
2151形

少なくとも2010年まではオリジナルを維持

 2017年度までに、イレギュラーなフォントに貼り替えられた。
 角ゴシック体でしかも「1」の出っ張りがあるという、これまで確認されたことのない新しいフォントになっている。
2152形

オリジナル

 ロールパンナ号に塗色変更されたときに貼り替えられたものと思われる。
 「1」が出っ張りのあるタイプだが、2118形と異なり、ややスリムで細い書体。
2153形

少なくとも2012年まではオリジナル

 2018年3月8日に確認されたもの。
 現在の標準的なフォント。
2154形

 少なくとも2011年12月まではオリジナルを維持していた。

 2011年12月11日以降2018年5月までの間(詳細時期不明)に、現在の標準的なタイプに貼り替えられている。
2156形

オリジナル

 少なくとも2012年2月まではオリジナルのままであった。


 丸ゴシック体で「1」の出っ張りのあるタイプ。
 2152形のものと同じかもしれないが、太さが違うようにも見える。

2157形

オリジナル

 判る人が見れば違和感を感じるタイプw
 オリジナルと比べればかなりイメージが変わっているのが判る。
 
 貼り替え時期ははっきりせず、2010〜16年の間と思われる。



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N2000系の検査表記

 N2000系は1995年に先行車2両が、1997年から量産車が登場しているが、この両者は実は、車体妻面の検査表記に記載されている形式名が異なっている。


先行車2458形の表記

2012年7月4日
予讃線 丸亀〜讃岐塩屋間
(工場出場試運転列車)
量産車2461形の表記

2011年10月22日
高松運転所
(高松運転所まつりにて)


 ご覧のように、先行車の方は「N2150」表記となっているが、量産車では「2450」となっており、前者は過渡期における特殊な措置であったと思われる。



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内外装更新車両

(1)窓枠ボルト止めプレート支持の2000系

 2000系気動車の側面窓は基本的にゴム支持による連続窓となっており、そのフラットな美しい側窓が特徴の一つであるが、この側窓支持部分がゴム支持ではなく、ボルト止めによるプレート支持方式となる車両も存在する。

 これまでの観察では、プレート支持の車両はほぼ例外なく座席モケットの交換が行われておらず、モケット交換と同時にゴム支持化したのかとも思える。

 しかし2000系は、TSEも量産車もゴム支持として登場しているはずで、つまり登場後しばらくしてからプレート支持に変更され、さらにその後座席モケット交換時に元のゴム支持に戻されたのではないかと推察しているのだが、当てはまらない車両も存在し、真相は不明である(^^;


 ちなみに、松山&高知所の車両にプレート支持車が多く、高松所の所属車はほとんどゴム支持であったが、2007年から量産車については高松車もプレート化が進んでおり、オリジナルのゴム支持で残っている量産車は希少になってしまった。


 2007年12月23日時点で、TSEは全車両ゴム支持となっているが、N2000系についてはプレート支持に変更されている車両(2460形など)が出現している。


↓鏡のようにすっきりした側面のゴム支持車
↓松山所の2152形(2003年9月27日)
ゴム支持=モケット交換車?ゴム支持はフラット
↓凸凹の目立つプレート支持車
↓松山所の2113形(2003年9月27日)
プレート支持=モケット非交換車?凸凹のプレート支持


この角度から見ると、ゴム支持とプレート支持の差がよく判る



手前から1/2/4両目がプレート支持、3両目がゴム支持車
予讃線 宇和島駅(しおかぜ22号)
2003年9月17日


(2)ドア更新車

 2000系気動車も登場してから既に10年が過ぎ、初期の車両はそれなりに老朽化も進んでいる。

 その為かどうか、2001年年明け頃から2000系量産車の中に、出入口ドアを更新した車両が出現している。
 ドア更新車は、ドアの窓の大きさが従来の半分程度に小さくなっているので、一目で識別可能である。

 当初は高松・高知運転所在籍車のみだったが、2002年になってから松山運転所在籍車にもドア更新車が登場した。
 なお、取り替えにあたっては車両単位で取り替えるのではなく、ドア単位で取り替えている模様で、現在確認できている限りは、同じ車両の前後でドアが異なる車両も存在していた。


 ただこの更新改造は、別に老朽化ばかりが理由ではないようで、2002年末当時、高松運転所の高松運転所 N2520形N2000系中間車2520形の上り方ドアも更新されているのを確認している。その後、この車両は2003年9月27日には前後とも更新済みとなっているのを確認した。
 今のところ、N2000系で小窓になっているのは、この車両のみのようだ。


 また、高知所の2206形など、一時小窓タイプに更新されていながら、再び元の大窓タイプに更新されている車両もおり、なにやら一貫性が無い(苦笑)
 特に高松所の2154形と高知所の2010形は、小窓化された後また大窓に戻され、それも現在は再び小窓に更新されている。


高知運転所 2104形
2001年9月18日
岡山駅
高松運転所 2202形
2002年3月23日
高松駅
松山運転所 2208形
2002年3月30日
岡山駅
 高知運転所在籍の「アンパンマン南風(1)」の4号車、2104形の上り方のドア 高松運転所在籍の2202形の下り方ドア 松山運転所在籍の「アンパンマンしおかぜ」2208形の上り方ドア



 通常塗装の量産車で最後まで大窓で残っていた2123形も、2008年4月6日時点で小窓化されているのが確認され、これで通常塗装量産車の大窓車は消滅した。
 なお、量産車の中で大窓のまま残っているのは、土佐くろしお鉄道保有の2231形のみとなっている。

 ドア更新によるドア窓の小型化はN2000系にまで及び、現時点(2008年6月6日)で2460形、2520形、2521形、2522形などが確認されている。

 3両の先行試作車(TSE)については、全車大窓のままとなっている。


(3)シートモケット更新車

 2000系は、TSE/量産車/N2000系とそれぞれが、登場時の普通車のシートモケットが異なっている。
 TSEはパステルカラー、量産車は藍色をベースにしたツートン、N2000系が青系のプリント柄になっている(画像は「型録(室内)」を参照)。

 TSEと量産車はについてはこの普通車のシートモケットの更新工事が進んでおり、N2000系と同じタイプのモノに交換されている。


(4)カーテン更新車

 2000系は、標準状態ではN2000系のみがプリーツカーテンを装備しているが、量産車の中にもプリーツカーテンに取り替えられている車両が登場しているのが確認されている。
 恐らく、シートモケットと同様に、標準状態の物と同じ柄・仕様の物が生産中止等になったためであると思われる。

 更新の進捗度はかなり早いようで、2005年10月1日時点で、シートモケット更新車よりもカーテン更新車の方が多くなっているのではないかと思えるほどの状況である。
 ただ、高松・高知車はかなりの高率で更新済みだが、松山車はほとんど未更新で、所属基地によって差があるようだ。


(5)喫煙室設置→多目的室化

 2007年度より、一部の2100形に喫煙室を設置する改造が始まっている。
 2008年3月改正では四国内の全ての特急が禁煙車になり、喫煙室が設置されることになったため、それに合わせて改造施工された。

 2008年6月6日時点で、2103/2105/2106/2115/2116の5両が改造施工されているのを確認済み。

 2009年3月改正までの間に、さらに高知運転所の2100形全車(8両)、高松運転所のN2450形全車(6両)、松山運転所のアンパンマン仕様の2100形全車(4両)に設置されているのを確認。
 これで、2000系で運用されるほとんどの特急列車に喫煙ルームが設置されることになった。

 2011年3月11日改正では、喫煙ルームが全て廃止されたため、元の喫煙室は多目的室に改装された。


(6)木目調リニューアル車

 2000系もかなり車齢を重ねてきていることから、2012年頃よりシートモケットの更新のみならず、化粧板や洗面所などについてもリニューアルされた車両が登場している。

 シートモケットが普通車は明るいライムグリーン系に、グリーン席は紺の柄模様に、またカーテンはプリーツタイプに、廊下と化粧板が木目調に、室内の窓枠がブラック基調に、室内天井の照明灯の間も木目をイメージしたダークブラウンにと、かなりイメージが変わり、洗面所も同様な感じで一新されている(詳細画像は「型録(室内)」の項に掲載)。
 なお、トイレの中までは更新されておらず、従来の和式トイレのままとなっている模様。


 2000系のこれら更新改造の確認状況は以下のようになっている。


2020年8月4日現在の確認済み更新状況

形式車番所属窓枠支持ドア更新モケット更新
カーテン更新
リニューアルその他
2000形 2001 松山

2018年度廃車
2002 高知

2020年度廃車
2003 高知 2019年度廃車
2004高知

元ばいきんまん
2005 松山

元ドキンちゃん
2019年度廃車
2006 高知

カーペット無
アンパンマンシート車
2020年度廃車
2007高知緑アンパン
2008高知


2005/3/31 事故廃車
2009高知
2010高知

2011 高知

2019年度廃車
2030 高知

(G席のみ)

橙アンパン
TKT保有車
2020年度廃車
2100形 2101 松山

2018年度廃車
2102高知

多目的室有り
2103高知多目的室有り
台車換装(S-DT69)
2104高知 緑アンパン
多目的室有り
2105松山多目的室有り
2106松山

多目的室有り
2107 松山 元カレーパンマン
多目的室有り
2019年度廃車
2108 松山

2018年度廃車
2109高知 元しょくぱんマン
多目的室有り
2110高知 元クリームパンダ
多目的室有り
2111 高知

2020年度廃車
2112 高知

2020年度廃車
2113 高知 元メロンパンナ
多目的室有り
2020年度廃車
2114高知
2115松山サイクルルーム有り
2116松山

宿毛駅事故遭遇車→4ヶ月後に復帰
サイクルルーム有り
2117松山多目的室有り
予讃線5代目アンパンマン
台車換装(S-DT69)
2118高知台車換装(S-DT69)
2119高知
2120高松


2121高松台車換装(S-DT69)
2122高松


2123高松

台車換装(S-DT69)
2130 高知

橙アンパン
TKT保有車
多目的室有り
2020年度廃車
2150形2151松山

台車換装(S-DT69)
2152松山元ロールパンナ
予讃線5代目アンパンマン
台車換装(S-DT69)
2153高松台車換装(S-DT69)
2154高松


2155高松

台車換装(S-DT69)
2156松山

台車換装(S-DT69)
前照灯LED
2157松山


形式車番所属窓枠支持ドア更新モケット更新
カーテン更新
リニューアルその他
2200形 2201 松山

2018年度廃車
2202高知

2017年度廃車
2203 高知

元青アンパン
2018年度廃車
2204 松山

元おむすびマン
2019年度廃車
2205高知


2206 高知

2019年度廃車
2207松山

工場留置車
2017年度廃車
2208松山

元てんどんマン
2209 高知

2019年度廃車
2210 高知

元あかちゃんまん(PNK)
2020年度廃車
2211高知


2212高知

緑アンパン
2213高知


2214松山


2215 松山

2020年度廃車
2216松山


2217 高知

元ジャムおじさん
2019年度廃車
2218 高知

2005/3/31 事故廃車
2219 高知

2019年度廃車
2230 高知

橙アンパン
TKT保有車
2020年度廃車
2231 高知

橙アンパン
TKT保有車
2020年度廃車
2400形2424高松


2425高松

前照灯LED
2426松山


2427高松


2428高松


2429高松


2450形2458高松

多目的室有り
2459高松

多目的室有り
2460松山

多目的室有り
2461高松

多目的室有り
2462高松

多目的室有り
2463高松

多目的室有り
2500形2520高松


2521高松


2522高松


2523松山




窓枠支持欄 P=プレート
G=ゴム
未確認=空欄
ドア更新欄 「●」=小窓化後、再更新で大窓化、その後再度小窓化(^^; 
「◎」=小窓化後、再更新で大窓化
「○」=更新済みで小窓
「−」=未施行
空欄=未確認
モケット更新欄 「○」=施行済み
「−」=未施行
空欄=未確認
カーテン更新欄 「○」=施行済み (プリーツタイプ)
「−」=未施行 (試作車&量産車はフレアタイプ/Nはプリーツタイプ)
空欄=未確認
リニューアル 「○」=施行済み
 リニューアルには、ドアとモケットとカーテンの更新を包括する


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車内電話用アンテナ

 2000系は新製時の状態では、TSE2201形、2000形量産車(2002〜2011/2030)、N2450形(2459〜2463)の17両に、後位側デッキに車内電話が搭載されていた。
 車内電話は携帯電話の普及に伴って2000年頃に全て撤去されたが、屋根上にのアンテナについては原則としてそのままとなっている。

 しかし、その中でもTSE2201形など、アンテナを撤去してしまった車両が相当数存在している。

 2018年9月現在、2201形と、2002/2004/2005/2030形の合わせて5両が、アンテナを撤去しているのが確認されている。
 N2450形については、撤去車両は確認されていない。


2201形

2006年4月15日

2017年2月15日

2002形

2016年4月16日
2004形

2016年11月23日
2005形

2006年8月3日
2030形

2013年3月30日



 当方撮影画像による調査では、各車両の撤去時期については以下のように推定される。

・2002形=2008年12月〜2010年3月
・2004形=2011年〜2016年11月
・2005形=2004年4月〜12月
・2030形=2003年4月〜8月
・2201形=2008年4月〜2017年2月

 再び車内電話が設置されるとも考えにくいことから、今後も撤去車両が増えるものと思われる。


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ヘッドライト

 普通なら誰も気にとめないヘッドライト。全車両が富士重工宇都宮製作所で製作されているはずのJR2000系のヘッドライトは、トヨタの系列会社である小糸製が使用されている

 ヘッドライトのガラスレンズ部にも「Koito」の文字がはっきり刻まれている。


2100形量産車のヘッドライトのアップ


 2000系のヘッドライトは、TSEの2灯に対して量産車では4灯に増設されている。
 一般的にはロービームとハイビームに分けたと解釈されがちだが、事実はそうではない。

 これは、TSEの営業運転開始後に乗務員から、「(特にカーブで)速く走るので遠くを見たいが、光軸がずれるのでカーブの外側を照らして欲しい」という要望が出たことから、外向きのライトを増設したものである。

 (出典:「振子気動車に懸けた男たち」 101項

 実際に、2000系量産車のヘッドライトをよく見ると、内側の2灯は外向きの角度が付いているのがよく判る



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排気管の配置と長さと色

 2000系の排気管は配置や長さなどにいくつかのバリエーションがある。


TSE

 TSEの排気管は全て車体内蔵型で、長さも屋根と同じ高さで揃えられている。

 断面形状は、線路方向に対して長辺の長方形となる。

量産車(短小タイプ)
↓2003形の妻面

↓2205形と2009形の連結面

長さの違いがよく判る
ちなみに2009形は第2次量産車

 1990年度に製作された第1次量産車の当初の基本仕様と思われるタイプ。

 運転台側はTSEと同仕様であるが、妻面排気管が車体外部に移設のうえで形状も枕木方向に対して長辺の長方形に変更され、屋根上へ若干張り出す形で長さもわずかに延長されている。

 2002〜2003/2102〜2105/2202〜2207 の12両が該当する。
 2018年9月現在、全車ともオリジナルの短いままで維持されている模様。


 ちなみに、予讃線の歴代アンパンマン車両全11両の中では、おむすびまん号(2204形)だけがこの短小タイプの排気管となっている。
 土讃線のアンパンマン車両の中では2203形が短小タイプであったが、2003年以降は通常塗装に戻されている。


量産車(継ぎ足し延長タイプ)
↓2210形の妻面

排気管先端部をよく見ると・・・↓

継ぎ足しているのがはっきりと判る

↓2112形も同様のタイプ


↓新製後間もない1991年2月に
撮影した2030形

シルバーの継ぎ足し延長タイプである
のが確認できる

 量産車の中には、短小タイプの排気管を継ぎ足して延長している物が多数見受けられる。

 該当車両は、第1次量産車の中で短小タイプを除いたほぼ全ての車両 であり、手持ち画像を見るとほぼ全ての車両が新製直後からこの状態であることが確認できる。


 このことから、2000系量産車の排気管は本来の仕様は短小タイプであり、第1次量産車の製造過程において何らかの理由で排気管延長の設計変更を行うこととなったが、既にほとんどが(車両または部品が)完成済みであったことから、暫定的に継ぎ足して延長する措置が執られ、第2次量産車からその延長されたタイプを標準仕様として製作したのではないかと想像される。


 該当車両は、2004〜2008/2030/2106〜2113/2130/2151/2208〜2213/2230 の23両。


量産車(通常延長タイプ)
↓2122形(第3次量産車)の例

↓2152形(第2次量産車)の妻面排気管

 量産車のうち、第2〜第3次量産車の排気管。

 設計製造段階から、第1次量産車の継ぎ足し延長タイプと同じ長さ&形状になっているタイプ。


 2008〜2011/2114〜2123/2152〜2156/2214〜2219 の26両がこのタイプ。


 なお、このタイプの車両の中にも2114形や2121形など、短小タイプとほぼ同じ長さの位置にうっすらと継ぎ目(溶接痕)のような物が見える物もあり、実はこれらの車両も短小タイプに溶接で継ぎ足している可能性がある(後日追跡調査予定)。


N2000先行量産車(通常延長タイプ)
↓N2458形の妻面

 N2000先行量産車は、 量産車の通常延長タイプを踏襲している。


 2424/2458 の2両がこのグループ。

N2000量産車(竹槍タイプ)
前後とも大きく張り出した排気管


 N2000量産車からは、運転台側/妻面側とも長さが延長されて、屋根上に大きく張り出してよく目立つようになった。

 自分はこのタイプを「竹槍タイプ」と呼んでいる(特に運転台側のカットラインがw


 2425〜2429/2459〜2463/2520〜2523 の合わせて14両がこのタイプ。



 妻面排気管は、通常の角度で撮影しても長さの違いはっきりと判る。
 ↓先頭が排気管の短い2105形、2両目は車番不明だが延長タイプの2100形。
 

 ↓カラーリングだけでなく、排気管が量産車に比べてひときわ長くてよく目立つN2000量産車。
 

 ↓2両連結の試運転列車で比較した、排気管の長さ
↓2002+2203の短小コンビ
による試運転列車
↓こちらは2151+2211の
継ぎ足し延長タイプコンビ

2両とも、継ぎ足されている痕跡がはっきりと判る



〜排気管の色〜

 排気管本体は現在は黒塗装が標準であるが、量産車・N2000量産車とも、本来はグレーあるいは無塗装ステンレスシルバーが基本仕様であった。

 ↓1992年元日に撮影した特急「しまんと」
 2両目と3両目が、前年の秋に新製投入されたばかりの新車の2150形(第2次量産車)で、後位排気管がシルバーとなっているのがよく判る。
 

 ↓1998年5月に撮影した、新製投入間もないN2000量産車の連結面。
 
 やはり排気管は無塗装シルバーとなっている。


 いつから黒塗装が標準仕様となるよう変更されたのかは、不明である。

 恐らくは、どのみち排気ガスで真っ黒になるので最初から黒くしておこうということになったのではないかと想像され、当方所蔵画像で一番最初に明確に黒塗装としているのが確認されるのは、1999年8月17日に全検出場した2030形である↓。
 


 この黒塗装化は全車同時ではなく全般検査等の際に順次施工されたと思われ、上記2030形以降に当方で確認される全般検査出場車については全て黒塗りとなっている。

 逆に、黒く汚れてはいるものの無塗装シルバーであろうと思われる車両は2003年までは残存していた模様であり、全車の黒塗装化が完了した明確な時期は不明。
 



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