12号機 |
高松市内某所で静態保存中の12号機。
多度津式集煙装置と重油併燃装置(の重油タンク)を搭載しており、一見して「土讃線仕様」であると判別できる。
もしかすると、準急「南風」を牽引したこともあるかもしれない。
さすがに少々厚化粧気味であるが、ピカピカに整備されていて綺麗な状態を保っている。
撮影日:2011年12月18日
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後ろから。
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すぐ近くの高松工芸高校の生徒たちによって製作された説明板。
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キャブ側面。
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多度津式集煙装置。
鷹取式の母体になったものと言われ、形状と機能も非常によく似ているが、脚の数が多い(鷹取式は4本)。
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重油併燃装置用の重油タンク。
同じ土讃本線で運用されたD51形にも装備されていた模様。
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前後の様子。
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動輪。
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295号機 |
坂出市内某所で静態保存されている295号機。
仕様的に考えて、こちらも「土讃線仕様」。
現在は、重油併燃装置(の重油タンク)付きで集煙装置無しという半端な姿となっている。
煙突周辺には集煙装置の脚の部分があったと思われる痕跡があり、集煙装置の方は保存時かまたは後になって撤去されたものと思われる。
12号機に比べれば保存状態は悪く、前照灯のレンズや運転席窓ガラスなどが喪失している。
1950年3月20日にお召し列車を牽引した栄誉あるカマであるが、現地にはその旨を記載している物は見当たらず、唯一銀色に塗装された連結器のみがそれを彷彿とさせる。
撮影日:2011年12月18日/2012年4月4日
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後ろから。
炭水車後端部に手すりが追加されている。
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立派な石の案内板。
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重油タンクと、集煙装置撤去痕の残る煙突付近。
こういうのは、現役当時の姿で保存して欲しいもの。どうせ撤去するなら、両方撤去するべきだろう。
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キャブ側面。
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キャブ内の様子。
もちろん、現状は立ち入り禁止で施錠されている。
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前後の様子。
なお、正面に付いているマークは保存地である坂出市の市章で、保存時に追加された物らしい。
もちろん、個人的にはこんな物を付ける必要はないと思うが・・・
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炭水車内。
上に石炭、下に水タンクがある。
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