2007年9月23〜24日

尾の瀬山キャンプ場跡



 実は私、廃墟って好きなんです(^^;
 良さそうな廃墟があると入ってみたい衝動に駆られますが、十分な装備を持っていないのと、一緒に探索してくれるような物好きな仲間が身近にいないのとで、未だにたいした探索をしたことがありません(苦笑)



 さて、実家のお隣、仲多度郡まんのう町に尾の瀬山というのがあります。

 (場所はここ)

 山頂付近に尾の瀬山公園というのがあり、神社とキャンプ場があります。
 ・・・・いや正確には、キャンプ場がありました(^^;

 一昨年までは、町道から公園に上がる分岐のところに、キャンプ場の看板もありましたが、この日久しぶりにそこを通りかかると、看板が消えていました。
「あれ?」と思って見てみると、「尾の瀬山神社」という看板はありますが、キャンプ場の看板はどこにも見あたりません。

 これはとりあえず現地確認せねば!(笑)ということで、乗り込んでいきました。


 実は、2回に分けて探索に行ってます。
 1回目は初めてだったので勝手が判らなかったのと、途中で雨が降り始めたので写真もそこそこに撤収しました。
 以下には、翌日再度撮影に行ったものも混ぜて掲載しています。

 一部に、何か丸い光るものが写り込んでいるのは、1回目に行ったときに降ってきた雨粒がストロボの光に反射したものであって、決して怪しいものではありません(笑)



 
 アプローチする道路から、管理棟が見えます。

 
 町道から神社方面へ上がるところです。
 県道202号線から分岐して、ここまでちょうど4キロあります。

 この先左の道は、さらにJR讃岐財田駅の東方へ延びています(全線踏破経験あり)。
 数年前までは、ここから500メートルほど行くとその先は未舗装でしたが、この日確かめたところ、舗装路がこの先2.8キロまで伸びていました(^^;
 その先、舗装路に出るまではさらに1〜2キロ程度のはずなので、全線舗装化も時間の問題でしょうか?

 でもこんな車のほとんど通らない道、舗装する必要があるのか疑問。さすが道路舗装率日本一の香川県だわ(^^;


 
 駐車場です。
 全体が傾斜しているのできちんと停めないとえらいことになります。

 
 駐車場には、キャンプ場を含む尾の瀬山公園の案内図がありました。
 最初来たときはこれを撮ってから登り始めたので、かなり助かりました(^^;

 実はここに描かれている道のうち、およそ半分ぐらいは既に草木に埋もれてしまって跡形もないことを確認しました(w




 
 駐車場から50mぐらい行ったところにあります。
 「山小屋」と書かれていますが、管理棟らしいです。

 
 1977〜79年度に整備されたものらしいです。

 
 管理棟の下、、、このあたりにバンガロー群があったらしいのですが、、、全然判りませんね。

 
 少し行くと、倉庫と炊事場がありました。

 もちろん、倉庫の方はしっかり鍵がかかっていたので入れませんでした。

 
 炊事場。

 電気のスイッチを入れましたが、、、、点きませんでした(^^;

 蛇口をひね、、、ひねっ、、、ひねれませんでした<何かでしっかり固定してあるわ(^^;
 ちなみに、かまどはコンクリ製でした。

 
 電気点かないはずです、、、電線撤去されてます(w

 でも、蛍光灯は残ってんだよな〜(^^;



 
 少し戻って、管理棟の前から分岐して、上に上がっていく道を登ってみます。

 ちなみにこの林は、杉・檜のせん孔性害虫防除パイロット林だそうです(って、よくわからんけど(^^;;; )。


 
 管理棟の前の道を上がる途中、、、危うく見過ごすところでしたが、何かがあります。

 
 あぁ、丸太渡りね、、、、って・・・・

 
 もう既に自然と同化してしまってます(ww

 
 さらにその先、謎の門型の遊具の説明。ジャンプして手形にタッチするんだそうです・・・が、、、、

 
 これではちょっと無理でしょう(苦笑)

 
 門に描かれた黄色い手形が、薄暗い森の中では不気味に見えます(^^;

 
 道中の道はこんな感じです。

 あちこち蜘蛛の巣だらけです・・・その辺の適当な木の枝を折って、払いながら進みます。


 
 かなり判りにくいですが、広場へ向かう途中、道の下に自然に還りつつある遊具がいくつか見えました。

 
 広場、、、らしい、、、、確かにちょっと広くなってます(^^;
 この日は雨上がりで、ガスが出ていました。

 いやそれより左側の方、、、すごい数の蜘蛛の巣(w

 
 広場のさらに先へ続く道ですが、草木に埋もれてます。
 覗いてみると、確かにその先に道らしき形跡があったので突破しようと試みましたが、諦めました(^^;


 
 仕方ないので少しバックして、この左の道を上がって遊具の横を通っていくことにします。
 ちなみに右がいま来た道です。

 
 早速倒木が、、、、

 
 遊具を発見。

 
 丸太渡りの遊具のようです。

 
 その先はまた倒木がありました。
 といっても、これはまだマシな方でした(^^;

  
 その先にはロープウェイがありました。

 
 この廃墟で見つけた、唯一のゴミらしいゴミ。
 原材料からしていなり寿司みたいですが、消費期限が先月の日付でした、、、最近ここに来た人がいるってことですね。

 そういえば、このとき通っている道の左側には、ビニールテープで「縄張り」が示されていましたので、個人の山なんでしょうかね。

  
 今度はブランコです。
 確かにそれらしいのがあります。

 
 それを吊っているロープは木の幹に縛り付けられているのですが、、、ロープが幹に食い込んでいます・・・・木と同化するのも時間の問題でしょうか?

  
 今度は「モンキーブリッジ」です。

 
 その先で道が分岐。

 下へ降りていく道と上に上がる道があったので、とりあえず山頂を目指そうと、上に向かいました。


  
 今度は滑り台がありました。
 何故か、絵のところだけ汚れてます。



 
 そのさらに先にT字分岐がありました。

 
 ここを右に行くと、鉄塔が見えます。


 
 
 どうやらここが尾の瀬山の山頂のようです。見晴らしはほとんど利かず、鉄塔が建っているだけです。



 
 さっきのT字路にある、四国電力の標識。
 高圧線の名称は麻線で、これは30番目の鉄塔らしいです。


 ここからさらに左へ降りていく道がありましたが、これが実はビニールの縄張りの中へ分け入っていく道・・・・
 さすがに不味いので、今来た道を引き返します。

 
 滑り台の横を過ぎ、モンキーブリッジとの間にあった、下へ降りる道を行きます。


 
 しばらく行くと倒木に行く手を阻まれましたが、強行突破。


 
 み、道はどこだ?(・_・;)(;・_・)

 右方向にそれらしいものが見えたので、そっちを目指してさらに強行。


 

 え〜〜〜と、、、道はどこ?(滝汗)

 

 ・・・・・道はいったいどこに?(x_x;)(;x_x)



 しかし、他にそれらしいものも見えないので、さらに直進強行(ww



 
 途中で見つけた落石。直径2メートルぐらいありました。


 
 また倒木が道を塞いでます、、、が、これぐらいはもう別にどうってことないので迷わず突破。


 
 分岐。
 左が神社の横に抜ける道、右が相撲場の横に出る道のようですが・・・・

 
 路肩崩落その他の理由により、相撲場への道は断念。
 先の分岐を左へ上がって、神社の横に抜けました。



 ・・・さて、後になって気づきました。
 さっきの分岐からここまでの間で、さらに下から合流してくる道が1本、マップには描かれているのですが、、、、全然判りませんでした(苦笑)



 
 今は神社ですが、元はお寺だったそうです。

 
 相撲場。「土俵」とは書いていません、、、「相撲場」です(^^;
 見事に草に埋もれています。


 
 神社から展望台方面へ向かう途中の分岐。
 さっきのT字路に繋がっていると思われますが、今回は未確認。


 
 展望台です。


    
 展望台からの眺め。
 この日は小雨模様だったので曇ってますが・・・・

 右端画像の真ん中に見えるのが、満濃池と国営讃岐まんのう公園。
 晴れていれば、中央画像の右手奥に、瀬戸大橋が見えます。




 
 マップで言うと駐車場からずっと右、炊事場のさらに右側にある分岐から見た、神社方面へ上がる道です。

 
 その道を上がる途中にある、コンクリ製の給水塔。

 
 さらに上がるとT字路。
 右に行くと展望台、左に行くと例の手形のある遊具があった道に出ます。



 
 さっきの分岐に戻り、、、その分岐近くにあるトイレ、、、入りたくない(^^;;



 
 同じ分岐から、こちらはダイレクトに展望台へ向かう道です・・・少し入ってみましょう。

 
 入ってすぐ、丸太で作ったガードレールのようなものがあります。

 
 50mぐらい進むと、路肩が一部崩壊していました。
 この画像は快晴の日の13時過ぎにストロボを炊いて撮影したものですが、それでもこの暗さです。

 
 そして分岐から約80m、、、、完全に崩壊していて先へ進むことができなくなったので、ここで引き返しました。



 
 鳥居のある分岐の隣にある、キャンプファイヤー場、、、だった場所、、、らしい場所(^^;
 分岐点と同じ高さにあります。はっきり言って狭いです(^^;

 
 こちらはそれよりも少し下がった場所、位置的には管理棟側の方にある、キャンプ設営場やバンガロー・林間広場があった、、、らしい場所(^^;





 ということで、通れない道がかなりあったので、恐らくマップに載っていた道の半分ぐらいしか踏破してない思います。

 試しに、マップに今回踏破確認した道を書き入れて、確認できた遊具に目印を入れてみました・・・・

 
 ほら(^_^;

 まー、とりあえず半分は踏破してるかな・・・他の道は通れなかったり、分岐が全然判りませんでした(苦笑)
 マップには山頂が描かれていないので、山頂手前の分岐がどこなのか判りません。



 神社は見た感じは無人だったのですが、本殿の方は雰囲気的に撮る気になれなかったので撮っていません。
 邪悪ではない、清々しい何かがいるような気配が感じられて、カメラを出すことすら躊躇われました。

 神社のすぐ近くにあった直径8メートルという大きな井戸も、同様の理由で撮っていません。




 ざっと調べたところ、キャンプ場の方は2年ほど前に台風で被害を受けたために営業を諦め、バンガロー群もほどなく撤去されたそうです。

 使われなくなってからさほど年季が入ってないせいか、ゴミが全くと言っていいほど無く、掲載したいなり寿司(多分)の空き容器が唯一のゴミで、物件としてはかなり綺麗な状態を保っていて保存状態もよくて、なかなか素晴らしいキャンプ場跡地です。
 神社があるので、定期的に地元の方が清掃に来ているのかもしれません。


 まー、神社はともかく、キャンプ場跡の方はこのままそっとしておくのが良いかもしれませんね。




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