2005年11月25日〜26日

セノハチ・吉井川と智頭急行



 来年のカレンダー、、、あぁ、今年もネタが苦しい・・・・特に秋のネタが乏しい_| ̄|○
 しかも今回はほとんど四国ばっかりになりそうな、、、、しゃぁない、11月中になんとしても本州方面へ出撃せねば!


 ということで、11月25〜26日に貨物と振子特急を追って広島〜岡山〜兵庫と渡り歩いてきた。

 目的(1):セノハチの貨物を撮る
 目的(2):船坂峠の貨物を撮る
 目的(3):「スーパーはくと」を撮る


 今回はα7−Dの方は、全てRAW+で撮影し、1日目は85枚、2日目は35枚撮影した。
 α7−D購入によって、本来の目的であるスナップ&メモ用サブ機として活躍中のA80は50枚程度。



 25日は朝6時頃にセノハチに到着。
 その理由は、6時台に立て続けに4本の上り貨物が通過するためだが、実際はそのうちの2本は暗すぎて撮れんかった上に、3本目は撮影場所到着と同時に通過して行くし・・・_| ̄|○ だめじゃん

 実質6時40分頃から撮影開始したが、動画の方はナイトモードにして撮影したので動きがギクシャク・・・・(−−;)
 しかも、その後吉井川橋梁に移動するまでナイトモードに設定したまま戻すのを忘れていたので、凄い動画が撮れちまった_| ̄|○


 以下リンク先の動画ファイルは全て、320×240×30fps(768kbps)のWindowsMediaVideo形式。
 QuickTime版も暇と気力が出れば作成予定、、、、なので、Macな環境でWMVファイルを見れない人は、今回はごめんなさいm(_._)m

 録画時に比べて、画質はかなり落ちるけど音質はさほど落ちてないので、画よりも音の方を堪能してください(^^;



11月25日(金)


セノハチ(山陽本線 八本松〜瀬野間)

 場所(まぴおん)(別ウィンドウで開く)


 八本松〜瀬野間のS字カーブ区間で、上り列車から見ればちょうど300Rの急カーブと22.2‰勾配が終わる(といってもさらに15‰以上の勾配がまだ続くのだが)、一番の難所を抜ける地点。
 従って上り列車の場合は、どの機関車もモーターと冷却用ブロワーの音を唸らせ、さらにカーブ区間なので車輪とレールの音を軋ませてやってくる一番の見せ場。

 機関車はEF210以外全て撮影。
 新旧関係なく、どの機関車も迫力ある音を轟かせながら通過していった。特にEF65は恐らくフルパワー出し切っていると思われるほどの轟音で、ゾクゾクするほどである(^^;



 福岡(タ)発東京(タ)行 高速貨A 1060レ(24両編成)
 前位側本務機:EF200−18/後位側補機:EF67−103
 後

 動画を見る(80秒/7.1MB)

 なんとか撮影可能な明るさになってから撮影した2本目。時刻は6:56。
 福岡〜東京間を、かつての寝台特急「あさかぜ」並みの約18時間で走る、文字通りの高速貨物列車。

 ISO400/露出補正+3/絞り開放で撮影したが、それでもシャッター速度1/90秒、、、、なので画像は粗いわ、ぶれてるわで散々の出来(苦笑)
 ↑の2枚はRAWで露出補正後にJPEG化した画像で、デフォで作成されたJPEG画像ではもっと暗い。




 かなり明るくなってきた。
 7:29撮影の、福岡(タ)発宮城野(仙台市)行 高速貨B 7070レ(20両編成)
 前位側本務機:EF66−129/後位側補機:EF67−10?


 今度はビデオカメラの方を後位側補機の動きに合わせてパンしたため、後ろ側の静止画は無し(^^;
 「22.2」の勾配票と、「300」の曲線票が入っている(入れている)。山陽本線で一番の難所区間。



 7:44に撮影した、北九州(タ)発東京(タ)行 高速貨B 1072レ(24両編成)
 前位側本務機:EF200−10/後位側補機:EF67−1
 中(^^;  後



 8:32に撮影した、福岡(タ)発札幌(タ)行(!) 高速貨B 2070レ(20両編成)
 前位側本務機:EF65−104(岡山機関区)/後位側補機:EF67−105
 後

 EF65のモーターとブロワーの唸る音が凄い!
 その音で、機関車の車輪が刻むジョイント通過音がかき消されてしまっている。
 列車の姿が見える前から凄い音が聞こえてきて、わくわくしてしまった(笑)


 惜しむらくは、動画をナイトモードで撮影してしまったことか(T_T)

 ↓是非、ボリュームを大きめにしてロクゴーの迫力を堪能してください(^^;
 動画を見る(75秒/6.5MB)



 場所を移動。
 同じ八本松〜瀬野間だが、こちらは八本松駅から瀬野側(広島側)へ約200〜300mほどの地点で、18‰勾配の終点付近。上り列車から見ればちょうどサミットを登り詰める地点になる。この八本松を過ぎれば次の西条までは緩い下り勾配になり、広島で連結された補機も西条で切り離される。

 場所(まぴおん)(別ウィンドウで開く)



 福岡(タ)発越谷(タ)行 高速貨A 1054レ(24両編成)
 前位側本務機:EF66−9/後位側補機:EF67−3
 後

 動画を見る(90秒/6.3MB)

 国鉄最強の「ロクロク」のモーターが唸る!(^^;


 ・・・でもナイトモードのまま_| ̄|○



八本松駅東側(山陽本線 西条〜八本松間)

 場所(まぴおん)(別ウィンドウで開く)


 さらに場所を移動して、今度は八本松駅の東側。
 八本松駅場内を抜けたすぐのところで、今度は下り列車から見ての上り勾配になる(早い話、八本松駅が広島〜西条間の勾配区間のサミットになる)。



 10:02撮影の、沼津発福岡(タ)行 高速貨B 5091レ(22両編成)
 牽引機は、EF66−19(新更新色車)
 
 何故かJPEGの方が露出アンダーで暗くなっていたので、RAWで補正をかけた(^^;



 その10分後にやってきた、東京(タ)発福岡(タ)行 高速貨A 7053レ(24両編成)
 牽引機は、EF66−127
 
 目一杯引いて撮ろうと思って、シャッターを切った瞬間「切れたか?」と思ったが、ぎりぎりで入っていた(^^;
 若干上り勾配区間で、ロクロクがモーターを唸らせて結構高速で通過していった。

 動画を見る(90秒/5.4MB)




 13時までいる予定だったセノハチだったが、11時頃に撤収。
 西条インターから山陽道に乗って吉井川橋梁へ向かった。移動距離約140km、所要時間は1時間半だった。



吉井川橋梁(山陽本線 熊山〜万富間)

 場所(まぴおん)(別ウィンドウで開く)


 知る人ぞ知る「お立ち台」。
 セノハチを早めに切り上げたのは、13時前後にここを次々に下り貨物が通過していくため。



 13:20。まずは東京(タ)発福岡(タ)行 高速貨B 1071レ(24両編成)
 EF66−132牽引
 
 明るさと背景は申し分なかったのだが、架線柱が機関車の顔に、、_| ̄|○
 シャッターを切った瞬間、「ぐはぁ、ダメじゃん!」と叫んでしまったのは言うまでもない(苦笑)



 気を取り直して(^^; 13:49撮影の、新潟(タ)発西岡山行 高速貨B 2077レ
 EF66−115の牽引
 
 今度はちゃんと撮れたが、曇りに、、、、_| ̄|○



 その6分後にやってきた、越谷(タ)発福岡(タ)行 高速貨A 1057レ(24両編成)
 牽引機は、EF210−115(また115かよ(^^; )
  
 意地でも全編成入れると決めていたので、なんとかぎりぎり収めた(^^;



 東岸に移動。
 14:29撮影の、西岡山発東京(タ)行 高速貨B 1084レ(24両編成)
 EF210−103の牽引
 
 今度もちゃんと全編成入った〜!(^^)


 ・・・・と思ったら、機関車の部分にケーブルが、、、、、なんであんなとこにケーブルがあるんねん!_| ̄|○

 ↑の103号機は100番台の初期車なので下枠交差形のパンタグラフ、↑↑の115号機はシングルアームタイプを装備。



吉井川沿い(山陽本線 和気〜熊山間)

 場所(まぴおん)(別ウィンドウで開く)


 14時半頃になって、さらに場所を移動。
 山陽本線と吉井川に挟まれた、小型車1台分の幅しかない(ところも一部にあった)道路を突っ切って、大阪方面へ4キロほど移動。

 紅葉した山をバックに、逆S字をやってくる下り列車が撮れる場所。上りは後追い撮影になるので苦しいが、この後はほとんど下りしか来ないので無問題。



 14:50撮影
 EF200−8の牽引する、大阪(タ)発福岡(タ)行 高速貨B 2081レ(24両編成)
 
 編成が長いので、後ろの見え具合もGood!
 機関車が日陰になるのでちょっと暗いのが難点か。
 上の画像はRAWから補正かけたやつなので幾分マシだが・・・


 動画を見る(60秒/4.0MB)
 ↑まだナイトモードだ(苦笑)
 24両編成が19秒程度で通過していったので、恐らく運転最高速度の95km/h近い速度を出していると思われる。



 15:49撮影の、宮城野発福岡(タ)行 高速貨B 1085レ(24両編成)
 牽引はEF66−110
 
 なんかビミョ〜にピントが甘い(^_^;
 後ろの見え加減はこっちの方が良いだけにちょい残念。

 この1085レと2081レの間にもう1本貨物がいた(7051レ)のだが、編成が20両と「短く」て、後ろの見え加減がイマイチだったので不掲載(^^;

 この時になって初めて、セノハチからずっとナイトモードになっているのに気付いて通常モードに戻したので、この動画からやっと「普通の動画」になった(苦笑)



 16時過ぎに船坂峠へ移動。



船坂峠(山陽本線 上郡〜三石間)

 場所(まぴおん)(別ウィンドウで開く)


 そんなに遠くないと思っていたが結構距離があってタイムロス、、、撮れると思っていた2本は逃した orz



 この日最後の1本
 16:57に撮影した、新潟(タ)発福岡(タ)行 高速貨B 2073レ(20両編成)
 牽引はEF65形の1000番台車(車番不明)←ってか、見えねぇよ(^^;
 
 上郡を過ぎて、船坂峠のサミットへ向けての上り勾配区間なので、EF65のモーターの音が凄い。
 ISO400、絞り開放で、シャッター速度は列車がぶれないぎりぎりの1/200で撮影。

 動画を見る(80秒/3.7MB)

 ちょうどこの場所に変電所があって、架線の変わり目になるため、動画を見るとその箇所でアークが発生しているのがはっきりと見て取れる。



(おまけ)

 この日は生まれて初めて姫路で宿泊(笑)したので、夜の姫路城を撮影。

 夜の姫路城

 

 この日泊まったホテルは色々あった、、、、(ーーメ)
 まぁ、対応してくれたお姉ちゃん「だけは」丁寧で可愛かったので許すが、もう二度と泊まらね〜!




11月26日(土)


 この日は智頭急行鉄道(CKK)自慢の振子式気動車HOT7000系を使用した、特急「スーパーはくと」がメイン被写体。

 それまでは列車で4時間以上かかり、高速バスに乗客を奪われっぱなしだった大阪〜鳥取間を一気に2時間半に短縮。
 当初は5両編成で3往復だったが、ライバルの高速バスから乗客を奪い返し、現在は6両編成/7往復に成長。智頭急行黒字経営の源でもある。



(智頭急行線 苔縄駅付近)

 場所(まぴおん)(別ウィンドウで開く)



 ちょうど苔縄駅が真正面に見える、田圃の真ん中のあぜ道から撮影。
 時刻は既に10時半、、、前日とはえらい違いだ(笑)

 京都行「スーパーはくと4号」
 
 京都側先頭は貫通型の先頭車。


 15分後、↑の場所から100mほど移動。
 倉吉行の「スーパーはくと3号」
 
 こっちは前後とも非貫通型先頭車。
 HOT7000系は好評に応えて増備車が登場していて、非貫通型先頭車の比率が高まっているので、今では前後とも非貫通型というパターンが多い。

 実はこの列車、5分遅れで現場を通過。
 これがこの日、後々までを尾を引くことに・・・・

 動画を見る(50秒/3.7MB)



(智頭急行線 久崎〜佐用間)

 場所(まぴおん)(別ウィンドウで開く)


 厳密には、佐用駅場内の外れ。
 智頭急行線と姫新線が並行している区間。

 ここで、岡山行の特急「スーパーいなば4号」を撮影。時刻は11:20。
 
 とっても不評な(^^;、のっぺらぼうフェイスのキハ187系2両編成。

 大原で離合した(はずの)「スーパーはくと3号」遅延のあおりをまともに受ける形で、これも5分遅延。



 この後、大原駅へ移動。
 大原には智頭急行の車庫と検車庫がある、、、、が、ここで面倒を見ているのは普通列車用のワンマン気動車のみ。
 特急用のHOT7000系は、そもそも智頭急行線内で停泊することが無いので、車両の維持管理はJR西日本に委託している。

 ここでは、各駅停車を待たせて「スーパーはくと6号」と「スーパーいなば3号」が離合する。

 この時点で、「スーパーはくと6号」は7分遅れ。
 当然、「スーパーいなば3号」も7分遅れで12:19に発車。

※「スーパーはくと6号」は、郡家で「スーパーはくと3号」と離合している(はずだ(^^; )。



(智頭急行線 佐用〜平福間)

 場所(まぴおん)(別ウィンドウで開く)


 さらに場所を移動。
 智頭急行線は高架橋や築堤、トンネルが多くて、基本的に踏切が無いので、近接撮影ができるところを探した。



 「スーパーはくと5号」
 
 「スーパーはくと6号」の遅れが少し影響したのか、4分ほど遅れてちょうど13時に通過。

 動画を見る(40秒/2.1MB)



 1時間ほど間が空いたので、この間に近くの平福駅に行ってみた。
 近畿の駅100選の一つに選ばれたそうで、確かに駅とは思えない駅である。
 実に立派な木造駅舎だ




 しかしホームは、、、、



 ホームが完全に駅舎に負けている(笑



 今は無人だが、以前は特産品販売所のような物があったような形跡がある。

 そしてふと見つけた貼り紙・・・・



 ・・・ま、マムシですか(((( ;゜Д゜))))ガクガクブルブル



(智頭急行線 佐用〜平福間)

 また移動。
 といっても、↑↑の場所から直線で500m少々のところ。

 場所(まぴおん)(別ウィンドウで開く)


 特急「スーパーいなば6号」
 時刻は14:07
 
 郡家〜智頭間で「スーパーはくと5号」と離合しているので、これも律儀に4分遅れ(w



 さらにちょっとだけ移動。
 直線距離で500m弱のところで見つけた、線路を跨ぐ歩道橋上から撮影。

 場所(まぴおん)(別ウィンドウで開く)



 14:36に現場を通過した「スーパーはくと8号」
 何故か、なんと15分遅れ。
   

 「スーパーはくと7号」
 
 ↓制御付振子の作用で、1〜3両目がそれぞれ違う角度で傾いている。
 
 本来なら「スーパーはくと8号」とは複線の山陽本線内ですれ違うはずなのだが、8号大幅遅延の影響で上郡で足止めされたらしく、8分遅れで15:04に通過。



 ここで、次の特急は16時半まで無いので、智頭急行線の撮影はこれで切り上げて、船坂峠へ移動した。



船坂峠(山陽本線 上郡〜三石間)

 前日最後に撮影したのと同じ場所。



 前日撮影したのと同じ、2073レ
 
 前日は列車の右の方が切れていたが、この日ちゃんと入れた、、、、入れたのだが、シャッター速度が速すぎたのか、真っ暗な画像に、、、、
 ↑はRAWで露出補正をかけて出力したJPEGだが、今度はものすごい荒れた画像に・・・(^^;



 この日は、1本前の列車も撮影。
 EF210の牽引する、宮城野発広島(タ)行 高速貨B 1089レ(22両編成)

 動画を見る(80秒/3.1MB)



 17時に撤収。
 瀬戸中央道から実家経由で潜伏先に着いたのは21時頃。



 その途中で・・・・



 コロちゃんの積算走行距離が20万キロ突破!(^^;


 2日間での走行距離は約900kmだった。




 とりあえず、セノハチはそこそこの成果はあったが、リベンジが必要である。



 でもまぁ、今年はもういいや、、、やっぱ、夏のもっと日の長いときに行こう(^^;

 船坂峠と吉井川は、実家から1時間半前後で行けることが判ったので、またいつでも暇ができたときに行けるからいいや(^^;







※非鉄ちゃんのための文中略称説明
「(タ)」=「貨物ターミナル」
「高速貨A」=「高速貨物列車A」(運転最高速度100km/h以上のコンテナ貨物列車)
「高速貨B」=「高速貨物列車B」(運転最高速度95km/hのコンテナ貨物列車)



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