2001年3月17〜18日

春を探して紀伊半島一週



 この日から泊まりがけでふらりと旅に出た(笑)


 いや、金曜日になって急に「春を探して紀伊半島をぐるっと回ってこよう(^^;」と思い立っただけなのである(^^;

 金曜夜は定例のチャットがあったので3時に寝た(苦笑)のだが、この日は9時半に起床、時折小雨のぱらつくあいにくの空模様や、時々GPSアンテナが受信不能状態になるという不調にもめげずに、10時過ぎに潜伏先を発った。


潜伏先
0.0 km
10:02
→R171
茨木IC
2.4 km
10:20
→名神高速
吹田JCT
6.0 km
10:23
→近畿自動車道
鳥飼大橋(淀川)
14.3 km
10:31

松原JCT
34.2 km
10:42
→阪和自動車道
泉佐野JCT
73.2 km
11:04
(関西空港自動車道分岐)
大阪・和歌山県境
83.5 km
11:10

紀ノ川橋
93.5 km
11:16

海南市内
102.5 km
11:21

この間、GPSアンテナ受信不能状態
有田市
初島小学校前のローソン
120.0 km
12:17
→R42
湯浅町
134.9 km
12:41

由良町
148.6 km
12:59

御坊市
156.5 km
13:09

印南(いなみ)町
170.0 km
13:34

(列車撮影)
178.7 km
13:44
列車撮影タイム
15:21
南部(みなべ)町
184.4 km
15:29

田辺市
194.3 km
16:02
→R42田辺バイパス(4kmのみ)
白浜町
204.5 km
16:20

日置(へき)町
222.0 km
16:37

すさみ町
228.9 km
16:45

串本町
263.8 km
17:26
→和歌山県道41号
潮岬
269.7 km
17:32

17:37
串本町
275.1 km
17:50
→R42
国民宿舎「あらふね」
290.2 km
18:12




 茨木ICから一旦名神高速に乗り、吹田JCTで近畿自動車道へ、そのまま真っ直ぐ阪和自動車道へ入った。
 茨木ICから和歌山までは1時間程度、、、なぁんだ、和歌山ってこんなに近かったのか(^^;;;;

 丁度海南市に入ったところでGPSアンテナが原因不明の受信不能状態となった。
 受信不能状態となってから6.6km先の海南ICから先は、さらに海南湯浅道路として有料道路は続いているのだが、とりあえず海南ICで下道に降りて、いろいろいじったが復活せず。

 走りながらいじっていたら危ないと言うことで、見つけたコンビニに飛び込み、食料を購入。昼食がてら車内であれこれいじり回した。
 何度かGPSアンテナを殴っているうちに何とか復活した(笑)ようなので、また受信不能にならないように祈りながら再出発。行き当たりばったりでR42を南下した。




 有田川を渡ったところでR42は東へ90度向きを変えて、有田川を遡るルートを取る。

 御坊あたりまではまだ雨天だったが、印南町あたりから雨は上がりはじめた。
 印南町の次の南部町に入ったところで、太平洋岸に沿って紀勢本線と国道42号が走っているところがあったので、適当なところで車を停めて、列車撮影タイムに入った。

 ここで特急列車3本と普通列車1本を撮影。

 撮影したあとで、ここが私の嫌いなお立ち台だということに気付いたが、後の祭り(^^;
 まぁさすがにお立ち台というだけあって、まぁ結構な場所である。ただ、車を置く場所に難儀するのが難点と言えば難点か。

 281系 特急「オーシャンアロー17号」
 381系 特急「くろしお22号」


 15:21に撮影を入り上げて再出発。予定よりちょっと時間を食ってしまった(^^;
 15:36に田辺市に入った。このあたり、またちょっと雨が、、、、しかも渋滞(苦笑)

 バイパスに入ったのだが、バイパスも渋滞(おいおい)。しかもバイパスは4km程度しかないし、、、意味無いやんか。


 白浜町は海沿いにある町役場周辺の市街地や白浜空港を無視するかのように、R42はちょっと山寄りの富田川沿いのルートを辿る。
 おかげでそのあたりが白浜町だったと言うことを、Navin’Youの走行ログを見て後になって気付いた(笑)

 日置町とすさみ町の境界部は、長いトンネルが2本掘られて、新ルートに変わっていた。
 白浜町から串本町に入るまでにかけては結構なペースで流れ、走行ログから抜き出した上のタイムテーブルでも、白浜町からすさみ町までは平均60km/h程度で走っていることが判る。


 串本町から県道41号に入って、本州最南端の潮岬を目指す。

 本州最南端の地は、観光タワーと看板と灯台があって、、、、、あとは何もないやん(^^;;;
 時間的に遅かったせいか、観光客もほとんど皆無に等しかった(苦笑)

 とりあえず、本州最南端の看板をバックにコロちゃんのスナップ
 あとは灯台の写真と
 これまた灯台をバックにコロちゃんを撮った

 う〜む、灯台が背景の空に溶け込んでしまってるやん、、、、、失敗や(^_^;

 あともう一枚、串本町の市街地をバックに1輪の桜の花を撮ってみたが、う〜ん、なんかいまいち(^^;

 ここだけでなく、白浜や有田、すさみ町のあたりでは既に桜が咲いており、さすが紀伊半島と感心した次第である(^^;




 さて、ここまで行き当たりばったりでやってきて、当然宿も予約なんぞ入れていなかったので、今回も最悪車中泊かなぁと思っていたが、せっかく紀伊半島へ来たのだからちゃんとした宿に泊まろうと言うことで、「さぁどこに泊まるかな(^^; 」となびんゆーにお伺いをたて、一番至近な国民宿舎に決定 ^^;

 正確に言うと、「Nain’You」で検索をかけたところが、串本と勝浦のあたりにうじゃうじゃと宿泊施設のマークが表示された中で、両者のほぼ中間地点あたりにぽつんと1つだけ宿泊施設のマークが、、、、
 3月中旬の週末と言うこともあったので、ここが穴場ではないかと思ってそこに決めたわけである。



 ちなみに正式な名を「国民宿舎 あらふね」と言い、所在地は東牟婁郡古座町田原。
 建物内には古座町役場の田原出張所が同居しており、その職員がフロント係を兼ねているようだ。

 丁度6畳和室が空いていたので宿泊場所はここに決定。



 通常の浴場の他に「展望浴場」があり、丁度私が入るのと入れ違いに、その時入っていた3人が出てしまったので、ほんの20分程度ではあったが、夜の太平洋を眺めながら貸切気分で風呂に入れて、とてもGood!

 ちなみに、1泊2食付きで税・サービス料込み ¥6,793だった。


 潜伏先からここまで約290kmで、四国で言えば高松から高縄半島(今治)を経由して宇和島までの距離とほぼ同じである。しかも高速道路があるのは最初の100km程度だけで、あとは一般道しかないのだから、いやぁやっぱり南紀は遠いねぇ(苦笑)



2001年3月18日(日)


 7時起床。朝食の後この日のプランを練る、、、、と言ってもただ単に大まかな走行ルートを考えただけだが。
 8:40に国民宿舎をあとにし、前日とは逆に太平洋に沿って北上する。

 この日は快晴! ただ、春一番が吹き荒れていて風がやたらと強かった。


国民宿舎「あらふね」
0.0 km
8:41
→R42
那智勝浦町 岩屋崎
6.1 km
8:48
列車撮影タイム
8:56
那智勝浦町
玉ノ浦海水浴場付近
7.0 km
8:59
列車撮影タイム
9:12
那智勝浦町
16.4 km
9:24

JR紀伊勝浦駅
17.8 km
9:26

9:32
新宮市
33.3 km
10:00

JR新宮駅
35.6 km
10:05

10:12
JR有井駅付近
62.9 km
11:00
列車撮影タイム
11:05
熊野市
65.0 km
11:09

矢ノ川トンネル
86.1 km
11:30

88.2 km
11:32
尾鷲市
96.8 km
11:41

相賀(あいが)町
小山浦
104.0 km
11:50
列車撮影タイム
12:12
紀伊長島町
124.0 km
12:36

紀伊長島町
片上池公園南
126.0 km
12:45
列車撮影タイム
12:49
三瀬谷(みせだに)町
156.0 km
13:24

勢和村のサークルK
171.1 km
13:39

13:45
多気町
178.5 km
13:54

多気町内のあぜ道(^^;
181.0 km
13:59
列車撮影タイム
14:09
松阪市久保町
188.5 km
14:26
→三重県道147号
松阪市田村町
190.2 km
14:30
→R166
松阪市茶屋
192.4 km
14:35
→三重県道59号
松阪市宮古
204.6 km
14:50
→三重県道24号
久居市五位殿
217.0 km
15:15
列車撮影タイム
16:17
久居市中町
225.1 km
16:31
→R165
白山町
237.0 km
16:46

青山峠
246.3 km
16:58

青山町
255.6 km
17:07

美旗町上小波田
262.0 km
17:16
→県道
美旗町東田原
265.2 km
17:21
→R368
美旗町菖蒲池
269.7 km
17:27
→県道(?)696号
上野市西出
274.0 km
17:31
→県道4号
笠置町
295.5 km
17:59
→R163(伊賀街道)
相楽郡山城町
上狛四交差点
308.2 km
18:39
→R24(奈良街道)
相楽郡山城町
開橋交差点
311.2 km
18:44
→府道74号→府道22号
相楽郡精華町
下狛
315.1 km
18:49
→府道71号
京田辺市氷室交差点
323.6 km
18:58
→R307→府道199号
枚方市
333.1 km
19:24
→府道13号→R170
潜伏先
340.6 km
19:38




 宿を出て数分と走ったところで、良さそうな場所を見つけ、早くも撮影タイム(^^;

 玉ノ浦にある那智勝浦町の岩屋崎で、普通列車と、381系 特急「スーパーくろしお10号」を撮影。
 普通列車の方は、海岸の岩場に降りてそこから撮影したもの。

 JR紀伊勝浦駅に立ち寄って駅舎を撮影。駅舎が白地に赤と黄色のツートンのラインが入っているが、これは実は、以前の特急「スーパーくろしお」用381系特急電車と同じ塗り分けなのである(^^;



 熊野那智大社や那智の滝は、那智海水浴場が目の前に広がる、JR那智駅前の交差点を左折する(上写真)。


 JR新宮駅を撮影。
 紀勢本線の電化区間はここまでで、この先は非電化区間となり、ディーゼルカーが走る。


 熊野川を渡り、日本一狭い(らしい、、、だって看板が立っていたもん(^^; )鵜殿村を通過、熊野灘に沿って北上する。

 途中で道路工事によって片側交互通行となっている区間があったが、ここで玉突きの事後現場を目撃(^^;
 事故があったのは対向車線(南行車線)の方なので私は全然関係ないのだが、片側通行のために止められていた対向車線の列の最後尾のスポーツカー(三菱GTOだったような記憶がある、、、いや、日産フェアレディZだったかも(^^;;; )に、後続の軽自動車(スバル・ヴィヴィオ)がほとんどノーブレーキで追突。

 しかも、追突したその瞬間に私が丁度その横を通過するところだったので、まさに私の目の前で事故が、、、、(^^;;;;


 今でも、その時の「ガシャン」とも「ゴスン」とも形容できる鈍い音が耳に残っている、、、あ〜やだやだ(苦笑)


 いやぁ、対向車の列を見ていて、「あ〜、あのヴィヴィオ危なそうだなぁ、、、ひょっとしてぶつかったりして、、、、まさかねぇ、、、、おいおい、ブレーキかけんかい、、、おおぉぉぉぶつかる!」

 、、、と思っていたんだわ(^_^;
 つまり、一部始終を全て目撃していたと、、、(^^;

 いやぁ、珍しいモノ見せて貰いました(火暴)
 その5分後ぐらいに、救急車とすれ違った(^^;



 熊野市内のJR有井駅付近でまずはキハ85系特急「ワイドビュー南紀1号」を撮影。


 熊野市街を抜けると、R42は佐田坂と呼ばれる山越にかかる。

 全長約1.7kmの大又トンネルを抜けて尾鷲市に入る。
 さらに全長約2.2kmの矢ノ川トンネルを抜けと、今度は一転して連続下り勾配となる。

 道は険しいが、走り慣れている人が多いのか流れは快調で、信号がほとんど無いこともあって、熊野市から尾鷲市までは平均時速60km/h程度であった。


 相賀町の小山浦というところで、紀勢本線には似つかわしくない(というと失礼かも(^^; )立派な高架橋を見つけ、丁度次の特急が来る頃なので、ちょっと早いがここで撮影することにした。

 キハ85系 特急「ワイドビュー南紀3号」

 特急「ワイドビュー南紀」は1日に5往復「しか」走っておらず、日中撮影可能なのはそのうちの8本だけ。しかもそのうちの2本は夕刻なので多分暗すぎるだろうし、しかも朝の名古屋行の2本は私がまだ宿にいる間にさっさと行ってしまっていたので、結局5本しか撮影チャンスがないわけである。
 なので、この5本は1本も漏らさずに撮るつもりでいるわけである。


 紀伊長島町に入り、「そろそろ次の『ワイドビュー』が来るなぁ、、、この辺で撮影するかぁ」という大事なときに又GPSアンテナが不調に、、、、、、

 が、これは幸いすぐに回復(^_^;

 適当な場所を見つけ、新緑をバックに築堤上を走る「ワイドビュー南紀5号」を撮影。
 本当に危ないタイミングで、上のタイムテーブルを見ても判るが、4分間の間で車を停めてカメラを担いで築堤を上がって撮影して、また車に戻って再スタートしているわけである(^^;

 築堤を上がって「ここにしよう!」と撮影ポイントを決めてから1分ぐらいで列車が来た(^^;


 勢和村と大台町と多気町の境界付近にあるコンビニで、ちょっと遅いが昼食を調達。


 その先、紀勢本線とR42の立体交差付近で撮影することにし、農道に入って行った。出るときのことを考えて、200mぐらい農道(っていうかあぜ道(^^; )をバックしたところで車を停めて撮影タイム。

 「ワイドビュー南紀7号」


 そこからすぐに松阪市内に入るのだが、松阪市内は(大)渋滞。
 「なんでや〜!」と、「Navin’You」で見てみたら、この先R42は松阪市の中心部へ、、、、そりゃ渋滞するわ(^_^;

 で、津市方面への抜け道を探してみたら、丁度R42に平行して津市方面へ延びる県道が、、、

 R42に別れを告げ、県道147号線へ。さらに国道166号を抜けて県道59号へ出た。
 県道59号に入ってからは快調で、一部狭い道もあったが、どうやら先行車もこのルートを走り慣れているらしく、ついて行く。県道24号に出るまでの12キロ強を15分で走ったのだから上出来である。


 久居(ひさい)市に入って、紀勢本線の雲出川鉄橋の北側で撮影タイム。

 ここでは1時間の大休止で、10本近い列車を撮影した。


 普通列車 335D JR東海の一般型ディーゼルカーはこんな色してます

 キハ85系「ワイドビュー南紀6号」
 これで、この日狙っていた5本の「ワイドビュー南紀」全て撮影(^^)

 キハ75系 快速「みえ18号」 日本一速い気動車快速列車


 そろそろ帰ることにする。なんせ翌日は会社である(^^;

 県道24号から国道165号に入り、伊賀上野方面へ向かう。
 青山峠を抜けて青山町に入る。ちなみにこの青山峠を抜ける、近鉄(近畿日本鉄道)の新青山トンネルは全長が5,652mあり、私鉄のトンネルとしては日本一長い。


 さて、このままのルートでは天理市の南まで出てしまう(要は南へ行きすぎ)ので、「Navin’You」に高槻までの最短ルートを検索させた。
 その結果が上のルートなのだが、県道696号という県道番号からも想像が付くように、ものすごく狭隘でカーブとアップダウンの多いとっても楽しい、、、、、いやいや(^^;、危険な道ばかりであった(^^;;;

 上野市西出町で名阪国道とクロス、そのままさらに県道4号へ。



 えてして一桁の県道番号というのは、県境を走る狭隘で険しい道が多いのだが、この県道4号もその例に漏れず、凄い道であった(^^;


 三重県の上野市から、奈良県の山辺郡山添村、添上郡月ヶ瀬村、さらに京都府相楽郡南山城村の南端をかすめるという、要は三重県と奈良県と京都府の府県境のこみ入ったところを辿る山奥の道なのである(^^;;;

 途中の月ヶ瀬湖(名張川の上流:京都府南山城村)のほとりでは桜が満開近かった。
 撮影していきたかったが、既に日が落ちて暗かったのと、駐車スペースが無かったのとで諦めた。


 笠置町でようやく国道に出たが、これがまた大渋滞。恐らくは先の桜の花見客であろう。
 上のタイムテーブルからも判るが、12キロちょっとに40分かかっている。


 その先も、「Navin’You」の選んでくれた府道やら町道やら怪しい道ばかりを、ナビを信じてひた走った(^^;;
 でもとっても面白かったというのも本当である(^^;

 まぁ、夜間だったし山間部だったので、歩行者の心配をしなくて良いのと、対向車がいればライトで判るからというのもあったけど。



 国道307号からようやく枚方市に入り、あとは勝手知った道なので、渋滞するR307を横目に裏道を快走、国道1号線を横切って府道199号で京阪枚方駅の横をかすめ、府道13号へ。

 淀川を渡って潜伏先に到着したのは19:38。


 2日間の走行距離は約630kmで、大阪からだと福岡を過ぎて太宰府か鳥栖の当たりまで達する距離である(^^;





 う〜〜ん、「春を探しに行った」わりには、春だと思えるような画像があまり無いような気がするけど、まぁいいか(^^;



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