![]() 琴平線 仏生山〜一宮間 (2000.4/16) |
1100型 元京王5000系。 コトデンの最新型車両。車体は元京王5000系だが、台車は京急1000型の廃車発生品を使用しているという変わり種。1100型と1080型の台車をよく見れば判るが、どちらも同じモノである。 従って乗り心地の良さも1080型並み、、、のはずだが、個人的には1100型の方が若干乗り心地が良いように感じる。 もちろん冷房付き3扉車で、当初からコトデン新塗色をまとって登場、琴平線の主力として現在も勢力を広げている。2000年4月現在少なくとも4編成在籍することを確認している。 種車である京王5000系は、今でも京王線で現役であるほか、同じ四国の伊予鉄道や、このコーナーでも紹介している富士急行にも払い下げられている。 ↓1100型の台車 ![]() 京急1000型の台車を流用しているので、1080型と同じ台車となる |
![]() 琴平線 仏生山車庫 (2000.4/16) |
1080型 元京急1000系。 これまで、大手から払い下げられた車両は足回りを旧性能化して種車よりも性能が落とされる事が多かったが、1080型では種車の足回りがそのまま流用されて、特に乗り心地が飛躍的に改善された。 また同車は琴平線初の3扉車でもあるほか、コトデンの車両としては初めて行先方向幕が電光巻き取り式となった。 2両ユニットで、2000年3月末現在琴平線の最多勢力として、1081〜1092の6編成12両が在籍、ラッシュ時にはオール1080型の4連もよく見られる。 種車である京急1000系は、現在も京急久里浜線の特急用車両の主力として活躍している。 ↓1080型の台車 ![]() 種車の京急1000型のモノをそのまま使用している |
![]() 琴平線 仏生山〜一宮間 (2000.4/16) |
1070型 元京急600系。 コトデンの車両としては初の冷房車として登場。 種車は特徴的な非貫通型2枚窓の湘南フェイスで、前照灯も1灯式だったが、転用時に貫通型2灯式に改造され、種車の面影は側面窓配置と冷房装置ぐらいで、がらりとイメージが変わった。 1071〜1076の3編成が在籍。 ↓1070型の台車 ![]() 1080/1100型の台車とは微妙に異なる |
琴平線 仏生山留置線 (2000.5/28) ![]() ↑ 1061型 1062型 ↓ ![]() 琴平線 仏生山車庫 (2000.4/16) |
1060型 元阪神ジェットカー。 種車は1053型と同じだが、現役琴平線用車両としては1063型と共に数少ない単行用両運転台車である。 大型車体で収容力も大きく、使い勝手に優れる両開き扉を採用していることから、主にラッシュ時の増結に使用され、通常の平日ダイヤでは、高松築港18:00発の琴平行きと、その折り返し琴電琴平発19:12の列車に使用されている。 また、希にではあるが本来は他の2両ユニット車が使用されるべきラッシュ時の増結編成に、1060型(または1063型)が2両連結で使用されることもある。 なお、足回りは京急230型の流用で、台車の更新改造は未施行。 通常は1062型のみが運用に就き、1061型は仏生山の留置側線で寝ていることが多い。 |
![]() 琴平線 仏生山留置線 (2000.5/28) |
1063型 元三岐鉄道モハ130型。 最近では今年の4月に1061型とコンビでラッシュ時の増結編成として充当されたのを目撃したが、それ以降はほとんど出番が無いようで、通常は1061型と共に仏生山の留置側線で寝ている。 台車の更新改造は未施行。 ↓1063型の台車 ![]() 1060型の台車もこれと同じである |
![]() 琴平線 琴電琴平駅 (2000.5/3) |
1053型 元阪神5200型ジェットカー。 下記1050型のバリエーションとも言うべき車両だが、種車が異なることから窓配置に違いがあるほか、台車も異なるモノを履いているなど、結構違いがある。 ↓1053型の台車 ![]() |
![]() 琴平線 仏生山駅駅 (2000.5/26) |
1050型 元阪神5001型ジェットカー。 種車の違いにより、側面窓の狭いタイプと広いタイプの2種類が存在するが、狭窓車は形式名1053型を名乗っている。 左写真は1977年に登場した広窓車1051+1052である。 1053/1060型等と共に、コトデンでは数少ない両開き扉車であるが、種車では3扉だったモノが2扉化されているのが外観上の大きな変更点である。 当初、足回りは旧性能化されていたが、現在は空気バネ式の台車に交換されて、高性能化が図られている。 1051+1052の1編成のみ。 ↓1050型の台車 ![]() 1020型の台車と同じモノのようである |
![]() 琴平線 琴電琴平駅 (2000.4/30) |
1020型 元名鉄3700系。 1968年から導入が始まり、最盛期は8編成16両が琴平線の主力として活躍していた。当初は一部の車両が転換クロスシートであったが、その後全てロングシート化されている。 現在は2編成のみが残存し、台車は空気バネ化によって新性能化されているが、通常はラッシュ時の増結予備として使われている。 1020型の中には、琴電で唯一の高運転台式車となる1031+1032型も存在するが、この2両は現在仏生山の検車庫に張り付いたままで、もしかしたら廃車になるのかも、、、、 仏生山の検車庫で見つけた1032型 ↓1020型の現在の台車 ![]() |
![]() 琴平線 琴電琴平駅 (2000.5/21) |
1013型 元三岐鉄道モハ121/122型。スタイルは1020型と非常によく似ている。 残存数1編成のみで、時折ラッシュ時の増結に使われる。1010型や1020型と同様に台車の交換によって高性能化(=延命措置)が図られている。 ↓1013の現在の台車 ![]() 1020型と同じモノ |
![]() 琴平線 仏生山〜一宮間 (2000.4/16) |
1010型 コトデンオリジナルの車両で、琴平線用車両としては最古参。 上段がHゴムで固定された通称「バス窓」が特徴。 登場当初は前面2枚窓にクロスシートだったらしいが、現在はご覧のように通勤形化されている。その代わりと言っては何だが台車の交換によって高性能化が図られている。 5月中旬あたりからは、仏生山の車庫で留置されたままとなっている。 ↓1010型の台車 ![]() 個人的偏見では、現役琴電車両の台車の中では一番見た目は格好いいと思う(笑) |