JR東海道本線 関ヶ原付近
JR北陸本線 余呉付近


※以下の文中の情報は、2003年5月現在のものです。


 2002年2月10日、、、その日の天気は曇りなのか雪なのか晴れなのかいまいちはっきりしなかった。
 この日は、雪ならスキーに、晴れなら列車の撮影に行こうと思っていたのだが、結局列車撮影に決定し、スキー用具は積まずに車で関ヶ原へ向かった。


 関ヶ原では時折晴れ間が覗きつつも、併せて降雪もあり、本当にはっきりしない天気だったが、おかげで雪の降る中を走る列車と、雪晴れの伊吹山をバックに走る列車が同じ日に撮影できたので、その点では手間が省けて良かったと言えば良かった(笑)

 伊吹山スキー場が正面に見える、近江長岡〜醒ヶ井間では、望遠レンズで覗くとスキー場のゲレンデを滑っているスキーヤーが見えて(マジ(^^; )、寒風に震えながら「あぁ、スキー用具も持ってくれば良かったかなぁ〜(^_^; 」などとぼやいていた私がいたとかいなかったとか・・・(苦笑)


 その翌週には琵琶湖の北岸から南下する形で列車を撮影。その中で北陸本線の木ノ本〜余呉間で撮影したモノを載せておく。



 それから1年と4ヶ月後、7月には大阪を離れて四国に里帰りすることがほぼ確定となったため、梅雨が来る前に夏(初夏?)の関ヶ原の写真も撮っておこうと思い、2003年6月8日、再び同じ場所を訪れたのだが、2月とは違って夏草がぼうぼうと生い茂り、山は一面の緑で、まるで違う場所のようだった。
 いやぁ、四季があるって素晴らしい!


 私的には、この関ヶ原は結構お気に入りの場所でもあり、四国に戻ってからもまた来ようと思う。


 サムネイルをクリックすると拡大画像(全て 1,024×768)表示。


2002年2月10/17日撮影
1062レ EF200 鍋島発東京行 高速貨1062レ
(東海道本線 柏原〜近江長岡間 2002年2月10日)

 24両のコキを従えて、雪の降る関ヶ原の勾配を登るEF200。

 ブロワーの音は意外と小さくて気にならない程度で、高性能新型電機の面目躍如?
3211F+1062レ 3211F+1062レ
(東海道本線 柏原〜近江長岡間 2002年2月10日)

 米原行き普通3211Fと離合する1062レ。

 JR東海・大垣区の313系2両編成で、この車両を見ると「あぁ、そういえばここはJR東海の管内なんだ(^^; 」とふと気付くわけである(笑)
しらさぎ7号 485系 「しらさぎ7号」
(東海道本線 柏原〜近江長岡間 2002年2月10日)

 雪の舞う晴天下の関ヶ原を行く、485系「しらさぎ7号」、こと「アオサギ」(^^;

 元「スーパー雷鳥」用485系の色を塗り替えただけの代物で、「しらさぎ」なのに「青い」ため、「アオサギ」の名で呼ばれていた。
 基本7連+付属3連の編成を組み、付属編成は米原からの連結となるため、東海道区間は7連で走行する。

 2003年のダイヤ改正で全て683系に置き換えられて姿を消した。
5073レ EF66 東青森発福岡行 高速貨5073レ
(東海道本線 近江長岡〜醒ヶ井間 2002年2月10日)

 伊吹山をバックに冬晴れの関ヶ原を行く、EF66−0番台車牽引の高速貨物列車5073レ。

 この列車は新座〜姫路間は定期列車としては国内最長の堂々26両編成で走行し、編成も運転区間もスケールの大きい列車である。
 この日の牽引機のEF66形は冷房改造を受けた車両で、運転室の上に「かまぼこ」が載っているのが大きな特徴。

加越12号 485系 「加越12号」
(北陸本線 木ノ本〜余呉間 2002年2月17日)

 国境スキー場をバックに、前照灯を輝かせて終着・米原むけてスパートをかける「加越12号」。
 この国鉄色の「加越」も今年度限りで見納めで、来年以降はこの雪原の中を走る485系の定期列車を見ることは出来なくなる。

しらさぎ8号 485系 「しらさぎ8号」(上り方先頭下り方先頭
(北陸本線 木ノ本〜余呉間 2002年2月17日)

 付属編成を連結した堂々10両編成で米原を目指す、「しらさぎ8号」名古屋行き。

 2003年の3月から6月にかけて、「しらさぎ」は全列車が683系化されたため、雪の中を走る「アオサギ」ももう昔話となってしまった。


 踏切のすぐ脇から撮影したのだが、雪が積もっていて足場が悪く、上の「加越12号」撮影時と同様に雪を踏み固めて足場を作っての撮影となり、靴がびちゃびちゃになってしまった(^^;

しらさぎ8号



↓ 1年4ヶ月後 ↓


2003年6月8日撮影
1062レ EF200 鍋島発東京行 高速貨1062レ
(東海道本線 柏原〜近江長岡間 2003年6月8日)

 伊吹山をバックに柏原駅すぐ西側の築堤を行く、EF200牽引の1062レ。

 ちょうどこの築堤上で3211Fとすれ違ったのだが、タイミングがいまいちだったのでその画像は載せてません(^^;
しらさぎ7号 683系 「しらさぎ7号」
(東海道本線 柏原〜近江長岡間 2003年6月8日)

 米原に向けて勾配を駆け下りる、683系「しらさぎ7号」。

 基本5連+付属3連の編成を組み、「サンダーバード」用683系とは、基本的には帯の色が異なるだけ(基本編成の編成両数も異なるが)。
 3月のダイヤ改正でまず8往復中4往復が置き換わり、その後6月1日をもって全列車が683系に置き換えられた。
1068レ EF210 福岡発宇都宮行 高速貨1068レ
(東海道本線 柏原〜近江長岡間 2003年6月8日)

 上と全く同じ場所にて、EF210牽引の高速貨物1068レ。

 この時間帯は、10分程度の間隔で4本の上り高速貨物列車がたて続けにやってくる。
 ブロワーの音を轟かせて長い貨物列車が次々と通過していくあたりは、まさに物流の大動脈。
5073レ EF66−100 東青森発福岡行 高速貨5073レ
(東海道本線 近江長岡〜醒ヶ井間 2003年6月8日)

 2月に撮影したのと同じ場所で同じ列車を同じアングルで狙ったみた(^^;
 今回の牽引機はEF66−100番台車の後期形。

 いやぁ、夏だねぇ(意味不明(^^; )



 ちなみにこの付近は鹿やイノシシが出没して農作物を荒らす被害が出るらしく、左の画像向かって右手にある山と田畑との間にある農道脇にはロープが張り巡らされ、農道入口にはゲートが設置され、そしてゲートは必ず閉めておくようにという注意を促す立て看板があった。

 えぇもちろん、私もちゃんと指示に従いましたよ(^^;
加越7号 485系 「加越7号」
(北陸本線 木ノ本〜余呉間 2003年6月8日)

 米原を出て金沢目指して北上する、485系「加越7号」。4両編成という寂しさ。

 この「加越」も7月には全て683系に置き換えられることが決定しており、北陸本線の西側に残る485系定期特急は「雷鳥」のみとなる。

しらさぎ12号 683系 「しらさぎ12号」(上り方先頭下り方先頭
(北陸本線 木ノ本〜余呉間 2003年6月8日)

 683系「しらさぎ12号」名古屋行き。
 これも2月の撮影時と全く同じ場所で撮影。

 しかし、「加越」も683系化されてしまったら、「しらさぎ」と「加越」の外観上の区別がつきにくくなって面白くなくなってしまうではないか(苦笑)

 やっぱ、特急車両には愛称名表示器を付けた方が良いと思うなぁ・・・



※後日談
 結局「加越」は「しらさぎ」に統合されて姿を消してしまい、米原発着の北陸本線系統の特急は全て「しらさぎ」になった、、、、なるほど、そういう罠だったのか(^^;

しらさぎ12号