東海道本線 山崎駅付近
(2000年9月9日)

山崎駅西側の通称「サントリーカーブ」はいわゆる「お立ち台」で昔から有名な撮影地だが、
私は「お立ち台」が嫌いなので、この日は敢えて同駅東側のカーブで撮影を行った

485系 スーパー雷鳥26号 485系 特急「スーパー雷鳥26号」

 山崎駅東側の踏切に立つ、527.5kmのキロポストを横目に通過していく、485系「スーパー雷鳥26号」

 JR東日本の651系「スーパーひたち」とともに、在来線初の130km/h運転をひっさげて1989年3月改正で登場した同列車だが、130km/h運転を行うのは湖西線内と北陸トンネル内だけで、しかも車両は既存車の改造で済ませるなど、いささか急造の感があった。

 結局その後登場した本命681系に主役の座を明け渡し、現在は2時間間隔で7往復が運転され、681系「サンダーバード」と交互に合わせて1時間間隔で運行されている。
223−1000系 新快速 223系1000番台 新快速 姫路行

 阪神大震災直後の輸送力不足を解消するために1994年に登場した223系1000番台は、それまでの221系に代わって新快速運用に就き、その後増備された2000番台車と合わせて、1999年のダイヤ改正で新快速の最高速度が130km/hにアップされ、同年度中に新快速全列車の223系化が達成された。

 個人的には、同じ223系でも新しい2000番台よりは、この1000番台の方が設備面では優れているように思う。

 ちなみに、1000番台車と2000番台車をひとめで見分けるコツは、正面の後部標識灯の位置と側窓の構造、それに車体側面のビード(車体補強のためのリブ)の有無である。
223−2000系 新快速 223系2000番台 新快速 姫路行

 1994年に登場した1000番台の改良型。

 、、、なのだが、客室窓の光線吸収性を上げて代わりにブラインドを廃止したり、座席の窓側の肘掛けを省略するなど、設備面では「改悪」されているという印象があり、実際これはコストダウンという名を借りたサービスダウンである。
 座席も221系よりも座り心地が良くなかった223系1000番台よりもさらに悪くなっている印象で、特に座面が堅過ぎである。乗用車のシートじゃないのだから、もっとソフトにするべきである。
 また、私的には車内騒音も1000番台より大きくなっている印象を受ける。多分コストダウンのための車体構造変更が原因だと思うが、、、、

 ちなみに、2000番台車は製造メーカーによって車体妻面(連結面)の構造が異なる。
201系 各停+221系 快速 201系 各駅停車 京都行
221系 快速791T 網干行

 山崎駅を発車して京都に向かう201系の各駅停車と、下りの221系快速が離合する。日中ほぼ15分間隔でこのような光景が繰り返され、粘って待っていればこのように綺麗に頭を揃えた写真が撮れる。

 各駅停車は時折205系や207系も見られる他、快速も223系が充当される場合がある。