高速貨物列車A
「スーパーライナー四国路」
(EF66形)
(EF510形)
(コキ100系)
(コキ350000形)


JR貨物新更新色となったEF66−20の牽引する「スーパーライナー四国路」
踏切が無いため、営業運転最高速度は120km/h




 NSRの高速貨物列車「スーパーライナー」は1991年、EF66−100番台車+コキ350000×12両編成で運転を開始した。

 その後の増備&増発によって現在の定期列車はコキ100系×15両編成×2本体制となり、このほかに臨時編成としてコキ350000形主体の12〜15両編成が1本ある。



 積載するコンテナは、タンクコンテナも含めてウエイトをかなり積んでいるため、コンテナ満載状態では1両あたりで40〜60g程度の重さがあり、15両編成の状態では編成重量が600〜800gに達する。
 このように列車重量が重い上に、最大35〜45‰の急勾配がある複線高架路線上を、実車換算110〜120km/hで連続無停車高速運転を行うという、模型としては非常識に過酷な運用を強いられるため、牽引機関車は基本的にTomix製EF66形の限定運用となる。

 以前はKATOのEF200形も牽引することがあったが、牽引力不足による上り勾配での速度低下が大きいため、その後のEF66形の増備によって、運用から外されたのち売却された。
 ちなみにTomix製EF210やKATO製EF66だともっと酷く、勾配途中で停止してしまう。
 またTomix製EF66形でも、フライホイール搭載の現行製品は牽引力が低く、試験的に1両導入したものの、予備機の扱いとなっている。なお、予備機としては他にTomix製EF510形がある。



 実際のコンテナ列車では、列車の性格や運行時間帯などによってある程度積載するコンテナの種類にまとまりがあるため、模型でもそれに倣ったものとしている。
 また、昔はコキ35000に背高30フィートコンテナを積むなどという、実際にはあり得ない(こともないが、原則NG)ことをしていたが、これも実車の能力に応じた積載方法に改めた。

 コキ350000形は全車両について、標準状態のプラスチック車輪よりも転がり抵抗の低い金属車輪に交換し、走行性の向上を図っている。




15両のコキを牽引してレイアウト上を快走するEF66−20(JR貨物更新色時代)
(クリックで別画像表示)


国鉄色ひさし無し初期タイプの10号機も、時折「スーパーライナー」運用に就く


2007年7月からは、EF510形「レッドサンダー」も「予備機」として戦列に加わった


EF66−127牽引の「スーパーライナー」


EF66−19牽引の専用貨物列車を待たせて、
西都駅を通過するEF66−20牽引のスーパーライナー


EF66−20(旧塗色時代)牽引の、コキ350000主体の「スーパーライナー」





 M250系とすれ違う、EF66−19牽引の
「スーパーライナー」
(MPEG1/8.8MB)


 西都駅付近ですれ違う、「スーパーライナー」

(MPEG1/9.3MB)



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