<架空鉄道「JRT四国」のページ>


JRT四国 各線普通列車 概況

2021年3月13日改正


 JRT四国管内の各路線の普通列車の概況について記載。

 愛称付きの快速列車(定期列車)については、土讃線快速「りょうま」と、長浜線快速「ひじかわ」を除いて個別のページがあるので、詳細についてはそちらを参照されたし。
 また、各路線の概要については、「路線」の各路線のページを参照。


 なおサイドビューの画像は、全て向かって右側が上り方。

<予讃線>

−高松〜多度津間−

 予讃線・土讃線・瀬戸大橋線の各路線の列車が競合し、優等列車の設定も多いことから普通列車についても性能向上が求められ、現在この区間の普通列車のダイヤは、起動加速度2.5km/h/s以上、最高速度120km/h以上、常用減速度4.0km/h/s以上という性能を基本としている。
 現在は、全ての列車が130km/h運転の可能な車両により運転されている。



 快速「マリンライナー」が30分間隔で運転され、これに特急列車を加えて、高松〜坂出間では日中毎時15分間隔の運転となる。
 その合間を縫うように、快速「シルバーラビット」と多度津まで快速運転の区間快速列車が、これも合わせて15分間隔、さらに各駅停車も15分間隔で運転され、地方都市部としてはかなり運転頻度が高い区間となっている。

 高松〜坂出間は、合わせて日中毎時12往復(うち2往復は特急)の列車が運転されているが、同区間では基本的に列車の追い越しが発生しないようにダイヤが組まれている。
 例えば高松を先に出た列車は、後続に追い越されることなく先に坂出に到着するようになっている。つまり、高松から坂出、または坂出から高松へ向かう場合、「先に発車する列車に乗れば、必ず先に到着する」ダイヤとなっており、利用者が悩むことなく列車を利用できるように配慮されている。

 高松駅の発着ホームについても基本的に列車種別ごとに統一されており、4/5番ホームが特急列車、6番ホームが区間快速、7番ホームが快速「シルバーラビット」、8/9番ホームが各駅停車、10番ホームが快速「マリンライナー」となっている。
 なお、寝台特急「瀬戸」が発着する時間帯や、朝夕のラッシュアワーには、一部の「マリンライナー」が4番ホームから発着する場合がある。

 宇多津〜多度津間では、岡山方面へ向かう「マリンライナー」が減る代わりに、岡山からの快速「備讃ライナー」(毎時1本)が加わる。



 快速列車の車両は「マリンライナー」がEC320系、「シルバーラビット」が6000系、「備讃ライナー」がEC300N系の、それぞれ限定運用が基本となり、全て高松運転所の所属車両となる。

 「マリンライナー」はデータイム7両/早朝深夜3〜4両、「シルバーラビット」はデータイム2〜3両/ラッシュ時5〜6両となる。
 「備讃ライナー」は、データイムは土讃線列車2両+予讃線列車2両が岡山〜多度津間併結運転となり、ラッシュアワーには最大で併結7両編成、また早朝深夜には併結無しの2〜4両編成も設定されている。

 その他の普通列車は、全て高松運転所配置のEC310系が使用され、編成はデータイム2両が基本であるが、各駅停車の一部には単行列車も設定されている。ラッシュ時は4〜5両編成となる。



−多度津〜伊予西条間−

 多度津以西の普通列車は、快速「シルバーラビット」「備讃ライナー」が毎時各1往復ある以外は全て各駅停車となる。

 「備讃ライナー」は全て観音寺で折り返し。「シルバーラビット」は伊予三島折り返しが基本だが、午前中の一部の列車が観音寺折り返しとなっている。

 各駅停車は、観音寺までは毎時3往復、以遠は伊予西条行きが1往復設定されている。このほかに、松山・伊予市方面へ直通する普通列車が、毎時1往復新居浜まで乗り入れており、新居浜〜伊予西条間は毎時2往復の普通列車が確保されている。


 車両は、「シルバーラビット」が6000系の2〜6両、「備讃ライナー」がEC300N系の2〜4両となる以外は、全てEC310系となり、いずれも高松運転所の在籍。
 EC310系はデータイム2両が基本で一部は単行。ラッシュアワーは最大4両または5両となる。

 なお、新居浜折り返しの松山方面行きは、松山運転所所属のEC310系となる。


 予讃線 伊予西条発高松行 1116M 区間快速
 



−伊予西条〜伊予市間(電車列車)−

 本線経由は朝夕を中心に各駅停車のみの設定。

 支線経由は、電車列車に限定すれば今治〜伊予市間は毎時2往復を基本とするが、伊予小松〜今治〜伊予北条間はデータイムに一部毎時1本の時間帯がある。
 本線開業に伴う特急減便を受けて、一部に伊予西条〜今治〜松山間が快速運転となる快速「パイレーツ」が設定されている。

 伊予北条〜松山〜伊予市間の松山近郊区間は、下記の気動車列車も加えると、土休日は終日毎時4本以上が確保されている。


 全ての列車がEC310系で運転され、最高速度は通常110km/h、本線区間のうち伊予小松〜松山間は最高120km/h。また回復運転時は130km/hまで許容となっている。
 なお、本線経由の列車については基本的に高松運転所所属車が、それ以外は松山運転所所属車が充当される。


 編成はいずれも単行または2両が基本。
 2021年3月13日改正で編成両数の見直しが行われて所定で4両編成の列車は消滅し、最大でも3両までとなる。



−伊予北条〜宇和島間(気動車列車)− <長浜線を含む>

 予讃線及び長浜線の気動車普通列車は、全て松山運転所所属のDC310系で運転される。

 内子経由の八幡浜・宇和島行きと、長浜線・伊予長浜経由の伊予大洲行きが、それぞれ毎時1往復運転されてるのが基本だが、利用者減少の影響でデータイムは一部歯抜けとなる時間帯がある。
 日中午前と早朝深夜の時間帯が松山発着となる以外は伊予北条折り返しとなり、伊予北条〜伊予市間は上記の電車列車と合わせて毎時4往復の運転となる。

 長浜線経由の列車の一部は展望サロン車両を連結して、快速「ビューひじかわ」として運転される。


 編成は、データイムは単行または2両、ラッシュ時でも最大3両編成となる。


 最高速度は伊予市〜内子間が130km/hとなる以外は、110km/hを基本にダイヤが組まれている(回復運転時は130km/hまで許容)。
 長浜線区間についても、2次に渡る軌道強化によって線内の最高速度は95km/hに向上している。

<土讃線>

−多度津〜阿波池田間−

 この普通列車は、快速「シルバーラビット」「備讃ライナー」が毎時各1往復ある以外は全て各駅停車となる。

 「備讃ライナー」は基本的に琴平折り返しだが、ラッシュアワーに1往復のみ讃岐財田折り返しがある。「シルバーラビット」は讃岐財田または阿波池田折り返しとなっている。

 各駅停車は、琴平までは毎時3往復、その先讃岐財田までが毎時2往復、さらにその先の阿波池田までは1〜3時間に1往復の設定となっている。


 車両は、「シルバーラビット」が6000系の2または4両、「備讃ライナー」がEC300N系2〜5両となる以外は、全てEC310系となり、いずれも高松運転所の所属。
 EC310系はデータイム2両が基本で一部は単行、ラッシュアワーは最大4両となる。



−阿波池田〜須崎間(電車列車)− <高知龍馬空港線を含む> <佐川電気鉄道線を含む>

 高知地区の電車による普通列車は、2008年3月改正で、全て高知運転所所属のEC310系に統一された。


 高知龍馬空港直通列車が、快速「りょうま」と各駅停車それぞれが日中毎時1往復運転され、いずれも土佐市経由で須崎まで運転されている。
 佐川電気鉄道へ直通する各駅停車は、土佐山田折り返しで毎時1往復が運転される。

 この他、土佐山田〜高知間が快速運転となる阿波池田・土佐山田〜高知間の列車が毎時1本設定されているが、データイムは多くが土佐山田〜高知間の区間運転となる。

 ごめん〜高知間はこれらを合わせて日中毎時4本に加えて、土佐くろしお鉄道の列車が毎時1往復快速運転で乗り入れている。
 高知〜須崎間の場合は、下記の気動車列車と合わせると快速と各駅停車がそれぞれ日中毎時2往復の運転となっている。


 編成は単行が多く、一部がデータイム2両、ラッシュアワーに一部3両編成となる。


 土讃線 須崎発高知龍馬空港行 326M 快速「りょうま」
 


−高知〜中村間(気動車列車)−

 2009年10月をもって、高知以西の気動車普通列車は全てハイブリッド式気動車に一本化され、2012年11月改正で全てDC315形ハイブリッド気動車に一旦統一されたが、2021年3月13日改正では運用の大幅見直しがあり、DC315形を基本としつつ一部増結車両に非ハイブリッド車両(液体式車両)が運用されている。

 高知〜伊野間はデータイム快速運転となり、窪川までは日中毎時1本が設定されるが、以遠は1〜3時間に1本程度の運転となる。
 中村折り返しの他、土佐くろしお鉄道 宿毛線の宿毛までそのまま乗り入れる列車も設定されている。

 編成は、データイム単行を基本とし、ラッシュアワーは3両まで。上り1本のみ4両編成の列車がある。



−他社線乗り入れ−

 土佐くろしお鉄道 ごめん・なはり線の快速列車が、データイム毎時1往復、ごめん〜高知間で乗り入れ運転を行っている。
 また、高知発着の気動車列車の一部が、土佐くろしお鉄道・宿毛線へ乗り入れを行っている。

<予土線>

−西窪川〜北宇和島間−

 車両は2008年7月をもって、トロッコ車両を除いて全て松山運転所所属のDC310系に統一された。

 列車は各駅停車のみで、宇和島〜近永間は日中おおむね毎時1往復が運転されている。
 江川崎〜窪川間は1日6往復のみの運転となる。

 朝夕の1往復のみがツーマン2両編成で、それ以外は全てワンマン単行運転となっている。


 トロッコ列車は2021年3月13日改正で松山運転所から高知運転所に担当が変更となっている。

<高徳線>

 高徳線は、最後まで非電化で残存していた香川・徳島県境の引田〜板野間が、2012年11月1日改正で電化されて全線の電化が完了した。


−高松〜板野間−

 上り1本を除いて全ての列車が高松発着となり、さぬき市・オレンジタウン・三本松折り返しと、三本松以遠まで向かう系統がぞれぞれ毎時1往復の運転が基本となっており、高松〜さぬき市間では毎時4往復運転されているが、平日は一部で間引き運転を行っている。
 さぬき市・オレンジタウン折り返しの系統は全て各駅停車となるが、それ以外はデータイムは高松〜さぬき市間が快速運転となっている。

 基本的に、全ての列車が徳島運転所所属の7000系で運転されているが、高松運転所の6000系がラッシュアワーを中心に小松島まで乗り入れ、7000系との併結運用もある。

 編成は、データイムは1両または2両。ラッシュアワーは最大4両となる。


−板野〜阿南間−

 板野〜小松島間を直通する各駅停車は毎時2往復が設定され、このうちの一部が県境を越えて高松まで直通するほか、早朝深夜に一部阿南まで直通する列車がある。

 佐古〜徳島間はこれ以外に徳島線の列車も乗り入れ、データイムは毎時5往復の普通列車が運転されている。このうちの1往復のみが気動車列車となっている。

 徳島〜小松島間も高徳線の列車以外に、徳島線の阿波池田から1900形ハイブリッド気動車と、鳴門線の北鳴門からの7000系による電車列車が、それぞれデータイム毎時1往復、いずれも区間快速として運転される。
 結果、同区間ではデータイムは快速と各駅停車がそれぞれ30分間隔、両方合わせると徳島駅発着時刻基準で、15分間隔で運転されている。


 7000系電車、1900形ハイブリッド気動車のいずれも、全て徳島運転所所属車両で運用される。
 編成はデータイム単行または2両を基本とし、ラッシュアワーのみ最大4両となる。


 高徳線 小松島発高松行 区間快速 622M
 (小松島〜徳島間2両編成、6000系は徳島から連結)
 

<牟岐線>

−阿南〜牟岐間−

 徳島方面から直通の各駅停車が上下合わせて26本運転されている。

 うち3往復が桑野折り返しとなるほか、1往復が東土佐循環鉄道の東洋町まで乗り入れている他は、全て牟岐発着となる。
 なお、阿南始終着となる線内列車は存在しない。


 車両は2021年3月13日改正で、DC315形ハイブリッド気動車に統一された。
 徳島運転所所属車両で、編成は1両または2両。ラッシュアワーにかかる一部の列車で最大3両となっている。


<徳島線>

−徳島〜佃間−

 快速「SunLiver」を除いた線内普通列車のデータイムの運転本数は、徳島〜鴨島間の区間列車と、鳴門線直通の北鳴門〜穴吹間、それに牟岐線直通で阿波池田まで通し運転となる系統が、日中それぞれ毎時1本設定され、佐古〜鴨島間毎時3往復、鴨島〜穴吹間毎時2往復、穴吹〜佃(阿波池田)間毎時1往復を基本とし、平日午前の自体帯で一部間引きされている。


 車両は、徳島運転所の7000系またはDC315形ハイブリッド気動車を基本とする。

 編成は1両または2両を基本とし、ラッシュアワーのみ最大3両となる。


<鳴門線>

−徳島〜北鳴門間−

 デーライムはおおむね15分間隔の毎時4往復が基本となっている。

 うち2往復が線内運転の列車で、このほかに高徳線の小松島折り返しと、徳島線の鴨島折り返しの列車が、それぞれ毎時1往復乗り入れてきている。

 車両は徳島運転所所属の7000系で、データイムは1両または2両。ラッシュアワーは最大4両となる。


<本四備讃線・宇野線>

−岡山〜児島・茶屋町間−

 四国方面への直通列車を除いた、本四備讃線および宇野線内運転の普通列車は、岡山〜児島間と岡山〜宇野間の各駅停車がぞれぞれ日中毎時1本設定されている以外は、宇野〜茶屋町間の区間列車が一部運転されているほか、2021年3月13日改正からは岡山〜妹尾・茶屋町間の区間列車も登場した。


 車両は、従来は四国を追われた311系であったが、2012年3月改正以降は同じく四国を追われた7000系が主に運用されている。
 所属は高松運転所で、宇野検車区に常駐している。

 このほか、車両数の関係で全て7000系で置き換えることが出来なかったことから、快速「備讃ライナー」のEC300N系が、間合い運用でこの区間のローカル運用に充当されている。

 両系列の併結運用もあり、編成は最短の7000系単行から、最長でEC300N系+7000系併結の6両編成までのバリエーションがある。





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