<架空鉄道「JRT四国」のページ>



JRT四国 ニュースリリース
Vol.90

(2019年12月17日)










<2020年3月14日ダイヤ改正の概要>


 JRTグループでは、2020年3月14日にダイヤ改正を予定しています。


<土讃線・須崎市内区間高架化完成&電化区間延伸!>


 2014年度より測量や用地買収等を開始、2015年度より本格的な工事を開始していた、土讃線の須崎市内区間の高架化事業が完成します。


 従来、須崎駅前後の区間は海抜10メートル未満の位置にあり、近い将来起こる可能性があるとされる南海トラフ地震に伴う津波が発生した場合に水没が予想され、実際に1960年のチリ地震に伴う津波では駅周辺を含めた市街地一帯が水没する被害を受けています。
 また須崎〜土佐新荘間などは市街地の軒先をかすめるような線形となっており、従前より沿線に防護柵を設置する等の対策を行ってはいますが、列車の高速化に伴ってその危険性はさらに高まっていました。
 これらのリスクの解消のほか、踏切の撤廃による市内交通の改善と踏切障害事故の廃絶も目的として、事業化を進めてきました。


 今回高架化された区間は、吾桑駅から須崎駅を経て安和駅に至るまでの約9kmです。

 途中の多ノ郷・大間・須崎・土佐新荘の各駅が高架化され、安和駅が現在よりも内陸の高い位置に移転します。
 なお、須崎・土佐新荘駅は現在よりも内陸よりの位置に移転します。


<路線図>


図中青線が新ルート
(地図出典:国土地理院地形図)
PDFファイル(236KB)

 吾桑駅は現状のままとなります。
 須崎駅は従来よりも約1km内陸に移転して、須崎オフレールステーションの北東に隣接し、駅ビル内には緊急津波避難所を設けます。
 土佐新荘駅も内陸側に約300mほど移転したうえで、道の駅「かわうその郷すさき」と一体化し、折り返し設備と車両留置設備を新たに追加しました。
 安和駅も内陸よりに約200m移転し、トンネルの間に挟まれた半高架駅となっています。


 高架区間は勾配のほとんど無いフラット区間で、全区間が海抜30m以上(現状維持の吾桑駅は26m)の高さとなり、津波避難施設を備えています。
 また、一部の区間はラディッシュ工法によるコンクリート盛土区間とすることで、線路が防潮堤の役割を果たすようになっているなど、津波に備えた災害に強い路線となります。

 これにより、合わせて18箇所の踏切が撤廃され、市内交通の円滑化と安全性の向上に寄与します。


 ★ 須崎〜土佐新荘間電化

 高架化と併せて、須崎〜土佐新荘間を新たに電化し、通学時間帯を中心に一部の普通列車を土佐新荘まで延長運転します。




 この高架化事業に合わせ、土讃線の阿波池田〜高知〜須崎〜中村間の普通列車の時刻を全面的に見直しを行います。
 それに合わせて、接続する土佐くろしお鉄道線も全列車の時刻変更が行われます。



<特急列車が便利になります!>


 特急「宇和海」の内2往復を、今治〜松山間延長して今治〜宇和島間の運転とします。



<その他四国内特急・普通列車関連>


 現在、朝通学時間帯に阿佐海岸鉄道の宍喰まで乗り入れを行っている、徳島〜高徳〜牟岐線の普通列車1往復を、宍喰〜東洋町間延長運転します。





 その他、ご利用状況等を勘案して一部列車の運転区間等の見直しを行います。






検索サイトから直接来られた方は、ここをクリックしてTopに移動できます