<2008年7月1日ダイヤ改正の概要>
〜高知龍馬空港連絡鉄道が開業!〜 JRT四国が出資する第三セクター鉄道「四国高速開発鉄道」が2005年度より建設を進めていた、高知龍馬空港連絡鉄道(正式路線名:「高知龍馬空港線」)が、いよいよ7月1日に開業します。 土佐くろしお鉄道ごめん・奈半利線の立田駅から分岐して、高知空港ターミナルビルに至る2.9kmの路線で、単線ながらも全区間が高架・電化区間となっています。これに併せて、土佐くろしお鉄道ごめん・奈半利線の後免〜立田間も電化され、立田駅には列車交換・待避設備が追加設置されています。 高知龍馬空港駅は空港ターミナルビルに隣接し、駅プラットホームと改札口からは、そのまま平面移動で空港ターミナルビル2階の出発ロビーに直結。途中にはチェックインカウンターもありますので、チケットを既にお持ちであれば、階段を上り下りすることなく、列車と飛行機を乗り継ぐことが可能となります。 高知大学、および高知工業高専のキャンパスも至近にあり、空港利用だけでなく、通学なども便利になります。 JRT四国からは、特急列車5往復/快速列車10往復/各駅停車13往復の合わせて28往復の列車がJRT・土讃線から乗り入れます。 特急「あしずり」をご利用になると、窪川〜高知龍馬空港間は1時間、中村〜高知龍馬空港間は1時間半の道のりとなります。 快速「りょうま」号は須崎〜高知龍馬空港間の運転です(一部に高知発着の列車があります)。車両は昨年度より高知地区に投入している、新型EC310系電車を使用し、一部の車両には専用のロゴサインが掲出されます。最高速度は130km/hとなり、須崎〜高知龍馬空港間を約1時間で結びます。 各駅停車は、基本的に佐川〜高知龍馬空港間の運転(一部に高知発着もあります)となります。 快速「りょうま」号と各駅停車の一部の列車は、ごめんまでの区間は土讃線の快速列車、または各駅停車との併結となる列車もあります。 このほか、土佐くろしお鉄道でもごめん〜龍馬空港間の各駅停車を夜間時間帯に1往復運転の予定です。 これに合わせて、土佐くろしお鉄道 ごめん・なはり線における「列車番号」について見直しを行い、従来はごめんから奈半利方面に向かう列車を「下り」として付与していましたが、JRTから乗り入れる列車の列車番号体系に合わせて、奈半利方面からごめん方面に向かう列車を「下り」として付与する体系に変更となります。 〜予土線にDC310系気動車を投入します!〜 現在、四国内で最後まで出入台ステップ付きの車両(キハ54形)が残っている予土線に、2007年度から予讃線・松山地区に投入して好評をいただいている、新型DC310系気動車を投入します。 同車は既に本年3月より、「トロッコしまんと」として多客時に同線へ乗り入れていましたが、その他の定期列車についても、本年度中に全て同車に置き換えます。 この置き換え完了により、国鉄時代以来の気動車の形式名称である「キハ」を名乗る車両が、JRT四国から全て姿を消します。 また同時に、イベント用を除いた定期旅客列車用の車両としては、JRTグループで初めて、出入台ステップ付きの車両が無くなります。 〜高知地区のハイブリッド気動車を増やします!〜 2008年3月より、在来型気動車の改造により、土讃線・高知地区で試験運用を行っている1900形ハイブリッド気動車を、現在の1両から7両に増やし、7月1日からは毎日5往復の列車で定期運用に入ります。 7月改正号の時刻表において、列車番号末尾が「H」となる列車が、ハイブリッド車両での運転となります。 <2008年 夏の臨時列車のご案内>
JRT四国では、来る7月1日に実施するダイヤ改正に基づいた夏期臨時列車を、以下の通り運行する予定です。 各列車とも、詳細なダイヤについては、6月上旬に掲載予定の7月1日ダイヤ改正版の時刻表をご覧ください。 〜2008・夏の臨時列車〜
<快速「ムーンライト」 京都〜名古屋間延長運転> <「津島ノ宮」臨時駅の営業> <津田の松原海水浴場への臨時列車> <安和海岸への海水浴列車運転> <「田井ノ浜」臨時駅の営業と、臨時快速列車の運転> <「阿波踊り(徳島市)」開催に伴う臨時列車運転> <「阿波踊り(鳴門市)」開催に伴う臨時列車運転> <「阿波踊り(三好市)」開催に伴う臨時列車運転> <「よさこい祭り」開催に伴う臨時列車運転> <恒例のトロッコ列車を運転> <リバイバルトレイン・快速「DF50・やまなみ」号> <快速「ムーンライト」 京都〜名古屋間延長運転> 京都〜松山間の快速「ムーンライト伊予」と、京都〜須崎間の快速「ムーンライト土佐」について、京都〜名古屋間を延長運転します。
<「津島ノ宮」臨時駅の営業> 毎年恒例の香川県・津島ノ宮大祭の開催期間(8月4〜5日)中、予讃線 海岸寺〜詫間間にある「津島ノ宮駅」を営業します。 停車日と停車列車本数は以下の通りです。 〜8月4日〜 <下り> 高松6:17発・伊予西条行 〜 高松21:17発・伊予西条行 : 40本 <上り> 観音寺6:30発・高松行 〜 伊予西条19:53発・高松行 : 43本 〜8月5日〜 <下り> 高松6:17発・伊予西条行 〜 高松16:17発・伊予西条行 : 27本 <上り> 観音寺6:30発・高松行 〜 観音寺16:30発・高松行 : 30本 津島ノ宮へは安全正確で快適な列車をご利用ください。 ※ 快速「シルバーラビット」「備讃ライナー」は停車しません <津田の松原海水浴場への臨時列車> 香川県さぬき市の、津田の松原海水浴場への海水浴に便利な臨時快速列車を運転します。 かつて、快速「マリンライナー」として使用していた車両をリニューアルした、快適な快速用車両を使用して、高松〜三本松間に1日あたり最高5往復を運転します。これにより高松〜讃岐津田〜三本松間は、特急「やしま」と区間快速運転の定期列車と合わせて、シーズン中は日中上下合わせて毎時6本の列車が運転されます。 快速「まつばら号」
(全車自由席車)
<安和海岸への海水浴列車運転> 高知県須崎市の安和海岸への海水浴に便利な臨時列車を運転します。 高知駅と、安和海岸に隣接する最寄り駅である安和駅との間を、約50分で結ぶ臨時快速列車「マリン安和号」を、7月19日から8月31日までの間運転します。 昨年のご好評にお応えして、今年は昨年よりも1往復増発して、1日3往復運転します。 快速「マリン安和号」
(全車自由席車)
<「田井ノ浜」臨時駅の営業と、臨時快速列車の運転> 徳島県の田井ノ浜海水浴場に隣接した臨時駅、「田井ノ浜駅」を、今年も7月19日から8月31日までの間営業します。 列車を降りてホームに立てば、目の前はもう海水浴場という絶好のロケーション。田井ノ浜へは渋滞知らずで快適な列車をご利用ください。 期間中は、1日あたり上下合わせて5本の特急列車と14本の普通列車が同駅に臨時停車するほか、恒例となっている海水浴専用の臨時快速列車「しらはま号」を1日2往復運転します。 快速「しらはま号」のうちの1往復は、室戸鉄道の東洋まで運転されますので、甲浦・生見方面への海水浴にもご利用いただけます。なお、同列車は徳島線の快速「SunLiver号」と同じ車両で運転されます。 田井ノ浜駅発着時刻
<「阿波踊り(徳島市)」開催に伴う臨時列車運転> <「阿波踊り(鳴門市)」開催に伴う臨時列車運転> 徳島市で8月12日〜15日にかけて、また鳴門市で8月9日〜11日にかけて開催される「阿波踊り」に合わせて、各線に臨時列車を運転します。
<「いけだ阿波踊り(三好市)」開催に伴う臨時列車運転> 徳島県三好市で8月13日〜16日にかけて開催される「いけだ阿波踊り」に合わせて、各線に臨時列車を運転します。
上記の臨時列車運転日・臨時停車日は、全て8月13〜16日です(始発駅基準) <「よさこい祭り」開催に伴う臨時列車運転> 高知県高知市で、8月9日〜12日にかけて開催される「よさこい祭り」、ならびに8月9日に開催される納涼花火大会に合わせて、臨時列車を運転します。
<トロッコ列車> ![]() 好評のトロッコ列車は、土讃線の「トロッコ大歩危」を1日3往復、予土線の「トロッコしまんと」と長浜線の「トロッコ伊予灘」をそれぞれ1日2往復運転します。 2008年春に土讃線と長浜線に登場した新型トロッコ車両が、夏休みシーズンから予土線にも登場し、これで全てのトロッコ車両が全て新型に置き換わります。 従来のトロッコ車両よりも車体を大型化して、座席間隔を拡大しながら乗車定員を増やし、天井部分に窓ガラスを設置して開放感が大幅にアップしています。 ご乗車の際には310円の乗車整理券をお求めください。座席の指定はありませんので、どこでもお好きな席で素晴らしい車窓風景をお楽しみください。 「トロッコしまんと」「トロッコ大歩危」「トロッコ伊予灘」運転日(全列車共通) 7/1〜19の月・金・土日曜日、7/20〜8/31の毎日 9/1〜11/30の月・金・土・日曜日と祝日 <リバイバルトレイン「DF50やまなみ号」> ![]() ![]() 好評のリバイバルトレイン「DF50やまなみ号」を今年も夏休み期間中に運転します。 DF50形機関車は登場時の茶色塗装、50系客車はレトロな旧型客車風にアレンジされ、展望車も連結。 全車座席定員制による指定席車ですので、どこでもお好きな席にご乗車ください。 「DF50・やまなみ号」運転日 8/1〜8/30の火・木曜日を除く毎日 |