<架空鉄道「JRT四国」のページ>


JRT四国 ニュースリリース
Vol.25

(2006年8月12日)



<新型EC310系電車、来春登場予定!>


 現在JRT四国管内の電化区間では、1987〜1989年にかけて製作された、311系車両が主力として使用されています。

 この車両は全長が20.5mとなっており、他のJRT四国の車両の標準サイズである21.3mよりも短くなっています。
 また、これ以降登場した、1000形、7000系、6000系といった、一般的な近郊形電車とは、ドアの数と位置が異なることから、特にこれら複数車種が運用される区間においては、普通列車のホーム停止位置にばらつきが生じ、無用な混乱を生じております。


 そこで、これら311系車両を置き換えることを主目的とし、さらに高知地区に於いては高知空港連絡鉄道が2008年度の開業を予定しており、同線への乗り入れをも考慮した新型近郊形車両としてEC310系車両を開発し、2007年春を目処に、まずは高知地区へ配備します。


<車体>
 車体は、2005年10月に登場した、EC500系車両をベースとしたアルミ車体となり、塗色についても従来の四国の普通列車用車両と異なるイメージの全塗装式となります。

 客室窓はドア収納部分を除いて、全て固定式の複層ガラスとし、UVカットと熱線反射を備え、グレースモークガラスとなります。
 出入口扉は片側に3箇所設置され、全て半自動扱いが可能となっており、開閉操作の省力化のため、開閉ボタンを設けています。


<走行機器類>
 在来線車輌としては珍しい全車電動車方式を採用します。

 小型軽量な高性能モーターを性能余裕を持たせて運用し、常用速度域で在来車並みの性能としながら、加速性能と高速性能の向上を図り、最高速度は130km/hとなります。

 ブレーキ方式は、列車が完全に停止するまで全て電気モーターによってブレーキをかける、発電ブレーキ併用抑速回生付きの電気停止ブレーキ方式を採用します。
 この方式は、既に一部の311系車両に試験的に搭載して運用を行っており、エレベーターのような静かな停車がご好評を頂いているほか、省エネルギー面での効果も確認できています。
 今回導入するEC310系車両では、全車両がこの方式となることから、さらに乗り心地と省エネルギー効果の向上が期待されます。

 なお、非常用並びに補助ブレーキとして、従来からの通常の空気ブレーキシステムも搭載しています。

 自動幌解結装置を搭載して連結・開放作業の省力化と時間短縮を図っており、途中駅での車両の増解結を速やかに行うことが出来ます。


<客室>
 客室内は基本的に、快速「シルバーラビット」として活躍中の6000系車両などと共通で、快適な転換クロスシートが940mmのシートピッチで配置されます。

 また、近年お客様からの要望が多く、また旅客サービスの観点からも充実を図っているトイレ設備については、車椅子対応の洋式トイレが全車両に設置され、トイレ設置率は100%となります。


 詳細については、「車両」−(計画中車両)「EC310系」の項をご覧ください。



<高松駅南隣に「マルチメディアビル」オープン!>


 高松駅南側に隣接して建設中だった、「マルチメディアビル」がこのほど完成し、10月1日から本格的な営業を開始します。


 同ビルは地上7階/地下1階建てで、6階と7階、および屋上が駐車場となっています。1フロアあたりの床面積は約5,300平方mです。

 2階部分は将来の琴電・琴平線の乗り入れを考慮した構造となっているほか、1階には高松駅1番ホームへ出られる改札口が設置されます。また、3階部分は将来の琴電乗り入れ時に、JRT線との乗り換えが出来る乗り換え連絡通路の設置を考慮した構造となっています。


 10月1日のオープン時の、各フロアの主な構成は以下のようになっています。

RF駐車場(1,200台収容:一部月極:パーク&ライド用スペースあり)
7F
6F
5Fレストラン・飲食店街
4Fヨドバシカメラ・マルチメディア高松館
3F
2Fヨドバシカメラ・マルチメディア高松館琴電新高松駅(仮称)用地
1F ・香川県行政サービスセンタ
・高松市行政サービスセンタ
・百十四銀行高松駅前支店
・各社キャッシングコーナー
・エンターテイメントエリア
・公開展示スペース
・JRT高松駅南改札口
B1Fショッピングエリア

※駐車場については、一足早く9月1日からオープンします。



 「ヨドバシカメラ・マルチメディア館」は、中四国地区初の出店となり、香川県エリアはもちろん、徳島・愛媛・岡山方面からの集客も見込まれる、メイン施設となっています。



<(JRT貨物)伊予大洲に「オフレールステーション」開設!>


 JRT貨物・四国支店では、現在定期貨物列車の運行されていない愛媛県南部の貨物需要に対応するため、臨時貨物扱い駅でありながら、事実上その機能を停止していた、八幡浜駅、立間駅、宇和島駅の貨物扱い機能を集約し、通年貨物扱いを行う施設として、伊予大洲オフレールステーションを設置します。

 四国におけるオフレールステーションは、徳島に次いで二つ目となります。




 伊予大洲オフレールステーションは、大洲市東大洲に位置しており、松山自動車道大洲ICを降りて約1km、また大洲道路東大洲ランプがすぐ目の前と、松山/宇和島両方面からの大型トラックによるアプローチが容易な好立地です。


 敷地面積は約8haで、特に秋〜冬季の効率的なミカン輸送を行うため、大型30ftコンテナに対応したトップリフターも配備します。


 また鉄道コンテナのみならず、通常のトラック便の拠点としても利用できるよう、トラックターミナルの機能も一部併せ持ち、南予地区の物流拠点としての機能も果たします。


 本年10月1日より本格的な運用を開始し、鉄道コンテナ便については松山貨物ターミナルとの間に1日3往復の定期トラック便を運転します。



 またこれに合わせて、徳島オフレールステーション〜高松貨物ターミナル間の定期トラック便を、現行3往復から4往復に増やします。



検索サイトから直接来られた方は、ここをクリックしてTopに移動できます