<架空鉄道「JRT四国」のページ>



JRT四国 ニュースリリース
Vol.21

(2006年1月18日)
(2006年2月20日追補)


<2006年4月1日ダイヤ改正の概要>


<土讃線特急「南風」に新型EC500系電車追加投入>

 昨年10月改正で登場した新型EC500系を追加投入します。
 これにより、土讃線特急「南風」15往復のうち、電車で運転される8往復全てがEC500系に置き換えられます。

 これに合わせて、停車駅の少ない速達列車3往復のうち、EC500系で運転される2往復について、大杉〜土佐山田間の最高速度を現行145km/hから160km/hに引き上げます。

 このほか途中通過駅の安全対策も進捗したことにより、岡山〜高知間の最速列車の所要時間が、現行1時間42分から1時間39分に短縮されます。
 営業キロを所要時間で割った表定速度は108.4km/hに達し、在来線最速列車として君臨することになります。

 新大阪〜高知間の最速所要時間も、現行より3分短縮の2時間31分となります。


<その他特急列車>

 高徳線特急「うずしお」の高松〜徳島間運転の列車のうち、2往復を徳島〜阿南間延長します。
 これにより、高松〜阿南間運転の「うずしお」は3往復となります。
 また、データイムの「うずしお」の下り高松発車時刻を毎時00分に統一して判りやすいダイヤとします。

 ご利用の低迷している東京〜徳島間寝台特急「阿波」を廃止いたします。


<四国内の特急列車の指定席車が全て禁煙になります>

 現在、土讃線の特急「南風」のうちEC500系で運転される列車については全車禁煙車両となっておりますが、この施策がご好評を頂いていること、また昨今の健康志向の高まりなどに応えるべく、島内の他の特急列車についても基本的に全車禁煙とし、列車を限定して「喫煙車両」を設けます。

 4月1日改正以降に「喫煙車両」が残る列車・車両は、以下の通りとなります。

 予讃線特急「しおかぜ」の6号車自由席車
 (一部の列車では6号車の連結がありません)
 予讃線特急「宇和海20号」の1号車自由席車


 この他の列車・車両については、客室部の他デッキも全て禁煙となります。これに合わせて、一部の車両に喫煙コーナーを設置いたします。



<快速・普通列車>

 土讃線 高知地区の普通列車について、従来は特急列車の運転時刻との関連で、一部の時間帯で運転間隔が不均等となっていましたが、データイムは高駅発車時刻基準で全て均一化します。
 下り伊野方面の発車時刻を、7時台から20時台までは毎時07/(*)22/37/(*)52分発に、上りごめん方面行きは7時台から20時台まで、毎時05/(*)20/35/(*)50発に完全に統一されます。

※(*)印の列車は快速列車です

 土讃線の讃岐財田〜阿波池田間と大歩危〜土佐山田間、高徳線の引田〜板野間について、ご利用の少ない普通列車の運転を取りやめます。





<その他関連路線等>

〜東海道・山陽新幹線〜

 広島〜東京間「のぞみ」9往復を博多〜広島間延長するほか、岡山〜東京間「のぞみ」2往復を広島〜岡山間延長します。これにより、博多〜東京間で「のぞみ」が毎時2本の運転となります。
 これらの「のぞみ」には、岡山駅で「しおかぜ」「南風」が接続します。

 「ひかりレールスター」のうち、朝夕時間帯の2往復は停車駅を少なくした「速達タイプ」として運転し、新大阪〜博多間の所要時間を現在よりも10分短縮します。


〜貨物列車〜

 本州〜四国間の高速貨物列車のスピードアップと輸送力の増強を行います。

 多度津駅構内の配線改良工事の完成により、東京〜四国間に初めて、26両編成の1300トン牽引列車が登場します。
 東京〜松山間の高速貨物列車「えひめ」と、東京〜高知間の高速貨物列車「浦戸」の併結運転区間である東京〜多度津間で、現行20両編成を26両編成に増強します。

 最高速度120km/hの速達性で好評を頂いている、「スーパーライナー瀬戸内」「スーパーライナー伊予路」「スーパーライナー土佐路」のうち、「スーパーライナー瀬戸内」「スーパーライナー伊予路」について、編成を現行より2両増やして輸送力をアップします。
 これにより、「スーパーライナー瀬戸内」は22両編成に、「スーパーライナー伊予路」も「スーパーライナー土佐路」との併結状態で同じく22両編成となります。

 現在12フィートコンテナのみの取扱となっている伊予三島貨物駅に、大型フォークリフトを配備して20フィートコンテナの取扱が可能となり、紙・パルプ製品などの輸送が効率化されます。
 これにより、四国内の貨物列車荷扱い駅(高松貨物ターミナル、伊予三島貨物、新居浜貨物、松山貨物ターミナル、高知貨物ターミナル)の全駅で20フィートコンテナの扱いが可能となります。

 またダイヤ改正に先立ち、3月1日から高松貨物ターミナル駅には新たに荷扱荷重35t対応のトップリフターを配置し、国際海上40フィートコンテナの取扱ができるようになります。
 これにより、海外からの海上40フィートコンテナを、他のコンテナに荷を積み替えることなく、そのままダイレクトに輸送することができるようになり、輸送効率の向上と所要時間の短縮が図れます。


JRT貨物四国支社管内 貨物取扱駅の対応状況
駅名
架線下荷役
E&S方式
(着発線荷役)
トップリフター
扱い可能コンテナ
備考
12ft
20ft
国際
海上
20ft
30ft
国際
海上
40ft
高松貨物ターミナル

(35t対応)

伊予三島貨物
専用線扱い駅
新居浜貨物

(24t対応)

松山貨物ターミナル

(24t対応)

八幡浜
臨時扱い駅
立間
宇和島
高知貨物ターミナル

(24t対応)

徳島
コンテナセンター


 このほか、首都圏〜四国間の一部の貨物列車の首都圏側の発着駅を、輸送品目等の実態に合わせ、川崎貨物駅または越谷貨物ターミナル駅に変更します。




<安全対策の推進>

 列車の安全・正確な運行を確保するために推進している各種安全施策の一部を、ダイヤ改正に合わせて実施します。

※一部の施策については、前倒しで実施されます

〜ATS−SPの整備が進捗〜

 営業運転最高速度の高い区間や列車頻度の高い区間を中心に整備を進めているATS−SPについて、予讃線 多度津〜伊予西条間と、土讃線 土佐山田〜須崎間の整備が完了し、4月1日ダイヤ改正に合わせて運用を開始します。
 これで、JRT四国管内のATS−SP型整備区間は以下の通りとなります。

 宇野線 岡山〜茶屋町間
 本四備讃線 茶屋町〜宇多津間
 予讃線 高松〜伊予西条間/松山〜伊予大洲間
 土讃線 大杉〜須崎間


 コラム:ATS−SP(サブウィンドウで開きます)


〜通過駅の安全対策〜

 通過列車からお客様を守るための安全対策も進捗中です。

 予讃線の伊予三島駅と伊予西条駅、土讃線の土佐山田駅とごめん駅について、本線側に面するホームへの防護柵設置工事が、2月から3月にかけて順次完成します。
 これでホームに防護柵のある駅は、既存の予讃線 宇多津/讃岐塩屋/川之江/伊予北条駅と、土讃線 土佐市駅と合わせて9駅となります。

 列車の通過する本線から分岐する側線を新設し、側線側にホームを移すことにより、安全性の向上を図る改良工事が一部の駅で完成します。
 予讃線 壬生川駅と、土讃線 金蔵寺駅、そして高徳線 木太町駅の工事が完成し、1月から2月にかけて供用開始となります。
 このうち金蔵寺駅については、善通寺駅側に隣接していた踏切が除去されて立体化が達成されます。



<高速バス・一般路線バス>

 東京〜徳島間の寝台特急「阿波」廃止に伴い、新たに新宿駅〜徳島駅間に夜行高速バス「ニュードリーム徳島」を1日1往復運行します。
 また、東京駅〜徳島駅間の夜行高速バス「ドリーム徳島」を、阿南駅まで延長運転します。

 京都駅・大阪駅〜松山駅間の夜行高速バス「スターライト松山」を、八幡浜駅まで延長します。途中、内子駅と伊予大洲駅が新たに停車駅として加わります。

 京都駅・大阪駅〜高知駅間の夜行高速バス「スターライト高知」を、須崎駅まで延長します。延長区間は途中、土佐市駅に停車します。

 京都〜徳島間の高速バス「うずしおエクスプレスみやこ」のうちの一部を、阿南まで延長します。


 一般路線バスの西讃線と大栃線が路線廃止となり、いずれも地元の第三セクターまたはコミュニティバスが、路線を引き継ぎます。




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