<2005年10月ダイヤ改正の概要>
<土讃線特急「南風」に新型EC500系電車登場!>
土讃線の看板特急列車「南風」に、EC500系が登場します。 予讃線の特急「しおかぜ」として活躍中の「18000系」をベースに、さらなる性能向上を図り、土讃線の急勾配・急曲線区間を高速で走行することができます。 さらにアルミ車体の採用によるアグレッシブでカラフルな車体デザインとしました。 EC500系と、国内の主な高性能特急電車との性能比較
※編成両数が、5両〜9両で綺麗に並んだのは偶然です(^^; もちろん、快適性も大幅にアップ。 車内は全車両禁煙とし、一部の車両に喫煙コーナーを設置します。その他にも、カフェテリアやミニラウンジ、オープンスペースの設置など、フリースペースが大幅に充実します。 座席シートについても、新開発のゆりかご形シートを全面採用。特にグリーン車は国内最高クラスの快適性を目指しました。 昨今のバリアフリーの潮流にも対応。 床の低い振子式車両では避けられない、連結部分の通路の段差についても、スロープを長くして勾配を緩和。また連結部の通路の開口部は、上半分よりも下半分が若干幅広い「ボトル形」とし、車椅子の通過にも対応しました。 このほか、車椅子対応のトイレも5両編成中で2カ所が設置されています。 今回の改正では、電車により運転される「南風」8往復のうちの5往復を置き換え、来春3月の改正で残る3往復を置き換える予定となっています。 これにより、岡山〜高知間の最速列車の所要時間が、現行1時間48分から1時間42分に短縮されます。 新大阪〜高知間の最短所要時間についても、現行2時間41分から、2時間34分に短縮となります。 <「南風」誕生55周年イベント実施> 土讃線の看板特急列車「南風」が、1950年10月1日に準急列車として登場してから、今年で55周年になります。 これに併せてイベント列車の運転などを行います。 〜臨時列車運転〜 1972年から1990年まで、特急「南風」に使用された、キハ181系気動車を使用した臨時特急列車を運転します。 高松〜高知間に1日1往復で、5日間の運転となります。 自由席車も連結し、車内では特製記念乗車証を配布いたします。 <車両> JRT西日本・下関鉄道部、および京都総合車両所から借用のキハ181系6両編成
<運転時刻> (下り)「南 風181号」 高松 8:42発 − 多度津 9:08発 − 琴平 9:17発 − 阿波池田 9:53発 − 土佐山田 10:48発 − ごめん 10:53発 − 高知 1102着 (上り)「南 風180号」 高知 15:02発 − ごめん 15:12発 − 土佐山田 15:17発 − 阿波池田 16:14発 − 琴平 16:43発 − 多度津 16:53発 − 高松 17:18着 <運転日> 10月1日、2日、8日、9日、10日 〜記念乗車証配布〜 誕生からちょうど55年に当たる2005年10月1日に、特急「南風」にご乗車された方には、もれなく記念乗車証を配布いたします。 さらに、当日デビューする新型EC500系の「南風」のカフェテリアでは、特製記念カードを販売いたします。 〜記念特急券発売〜 歴代の「南風」の車両をデザインした、葉書サイズ(A6サイズ)の記念特急券を、四国内の主な駅で販売します。 販売額は510円/1,060円/1,590円/2,000円の4種類で、それぞれ50kmまで/100kmまで/150kmまで/200kmまでの自由席特急券としてご使用できます。 <発売駅> 高松、多度津、琴平、阿波池田、高知の各駅 <その他特急列車> 高徳線特急列車「やしま」の全ての列車が、新たに佐古駅に停車します。 <普通列車> 〜新居浜〜伊予西条間の普通列車を増発〜 予讃線の伊予西条〜松山間の普通列車の一部を、新居浜まで延長する形で、新居浜〜伊予西条間の普通列車を増発します。 これにより新居浜〜伊予西条間の普通列車は、データイム毎時2本の運転となり、両駅間の利便性が大幅に向上します。 <予讃線に「湯ノ浦温泉駅」開業> 予讃線の伊予三芳〜伊予桜井間に、「湯ノ浦温泉駅」が開業します。 高松起点135.3km地点に位置し、文字通り今治湯ノ浦温泉の最寄り駅として隣接し、駅から湯ノ浦温泉までは徒歩2分という絶好のロケーションです。 また、今治湯ノ浦ハイツなども至近距離にあり、行楽などに大変便利です。 <「後免」駅を「ごめん」駅に表記変更> 土讃線の後免駅について、より親しみやすさを強調するため、正式な駅名表記を「ごめん」駅に変更します。 |