1.瀬戸大橋線改良工事が最終段階に入りました 現在実施中の、瀬戸大橋線の茶屋町〜児島間の途中各駅に待避設備を設ける工事が最終段階に入りました。 去る10月23日に、茶屋町〜児島間を夜間単線運転として行われた工事では、上の町駅の上り線側の切り替え工事が完成し、これであとは植松駅の上り線側の工事を残すのみとなりました。 植松駅上り線側の切り替え工事は11月7日にを予定しており、同日の夜間24時から明朝6時までは茶屋町〜児島間で単線運転を行います。なお、同日夜が雨天時は14日に変更となりますが、7日に工事が完了した場合、14日に予定していた単線運転は中止となります。 ![]() 2.宇野線・大元駅付近の高架化は年内完成予定 現在、岡山県並びに岡山市との共同で事業を進めている、宇野線・大元駅付近の高架化が年内完成の見通しが立ちました。 これは、宇野線の新幹線高架下から大元駅を経て、備前西市駅の手前までの3kmを高架化するもので、旧国道2号線との立体化をはじめとする市内主要道路との立体交差化を目的として1998年より行われていた事業でした。 これに併せて、岡山駅地上ホームから新幹線高架下までの複線化と、宇野線の架線設備改良も完成し、特急列車や快速「マリンライナー」のスピードアップが実現します。 これら全ての設備改良工事の完成を待って、JRT四国では2002年3月にダイヤ改正を予定しています。 3.来春のダイヤ改正で、高徳線に新特急列車誕生! 2002年3月に予定しているダイヤ改正で、高徳線に新しい特急列車が登場します。 愛称名として「やしま」を予定しているこの列車は、現在の特急「うずしお」をさらに速達化するため、それを補完する主要駅停車タイプの特急列車として、7往復程度の設定を予定しています。 ヘッドマークは、高徳線のラインカラーである緑地に、屋島の特徴ある台形のシルエットが描かれています。 ![]() なお、「やしま」という愛称名は、1958年11月から1960年2月までの間、予讃線の準急列車の愛称名として使用されていた実績があり、定期旅客列車の愛称名としては、実に42年ぶりの復活となります。 座席は全て普通車の自由席車で、高松〜徳島間で途中8〜9駅に停車します。朝夕のラッシュアワーにも合わせて3往復程度が設定され、通勤・通学が便利になります。 一方、速達化を図る特急「うずしお」は、全列車について高松〜徳島間の途中停車駅を3駅のみに集約し、同区間の平均所要時分を現在の56分から53分に短縮し、高松〜徳島間の移動がさらに速く・快適になります。 これで高徳線・高松〜徳島間の特急列車は「うずしお」「やしま」合わせて22往復となります。 4.好評の「東京ドリーム切符」「四国ドリーム切符」を通年発売に! これまで、繁忙期のみに限定して発売して好評を得ていたお得な割引切符、「東京ドリーム切符」「四国ドリーム切符」を通年発売とします。東京出発のモノが「四国ドリーム切符」、四国出発で東京往復のモノが「東京ドリーム切符」です。 利用方法は基本的に従来通りで、東京〜四国間の往復に夜行寝台特急列車の寝台車(個室を含む)をご利用いただけますが、今回からは追加料金をお支払いいただくことにより、一人用個室A寝台(シングルDX)のご利用も可能となりました。 ご利用区間・料金・有効日数などは以下の通りです
※上記の値段で、「ソロ」「エクストラシート」「ノビノビ座席」がご利用いただけます。 ※二人用又は四人用個室寝台をお一人でご利用になる場合は、不足人数分のこどもの運賃・特急料金・寝台料金を頂きます。 ※切符のご購入時に寝台の指定をされなかった場合は、実際のご乗車前までに寝台の指定を受けて下さい。 ※ご利用いただける列車は「瀬戸」「伊予」「土佐」「阿波」のみです。 ※高松・松山・高知・徳島の各駅で「うずしお」「宇和海」「あしずり」「むろと」の各特急列車に乗り継ぐ場合は、乗り継ぐ区間の特急料金が半額となりますが、運賃は実際にご乗車される区間の運賃を別途頂きます。またこの場合、区間が重複しない場合で且つ連続する場合に限り、他の割引切符等と組み合わせてご使用になることもできます。 個室B寝台「シングルツイン」、一人用個室A寝台「シングルDX」をご利用の際は、以下の追加料金をお支払いください
発売箇所:JRT四国内のみどりの窓口と旅行センター、JRT東日本の東京・横浜地区の主な駅のみどりの窓口、主な旅行会社 5.宇野に検車区新設 現在宇野線の普通列車は、JRT西日本の車両をJRT四国が借用して運行していますが、そのために必ずしも線区の実状にあっているとは言えない状態でした。 そこで、四国内の車両運用の見直しを図ることによって、宇野線列車用の車両もJRT四国で賄うこととし、その車両の検査を担当する基地として、宇野検車区を新設することとしました。 かつての宇高連絡船の貨車積み込みパースの広大な跡地の一部を検車区に転用し、早ければ年明けから一部の業務を開始、それに合わせて宇野線普通列車も、現在のロングシートの混じった車両から、予讃線高松地区と同等の全転換クロスシートの快適な車両に更新していきます。 |