<沿革>
高知空港へのアクセス改善を目的として、土佐くろしお鉄道・ごめんなはり線の立田駅から分岐し、高知空港ターミナルビルまでを結ぶ路線。
また、高知空港に隣接する高知大学キャンパスへ等の通勤・通学の足としての側面も持っている。
2005年より建設を開始し、2008年7月1日に開業した。
第三セクター会社・四国高速開発鉄道の所有で、同社は施設のみを保有する第三種鉄道事業者となっている。
なお、同じ2005年に着工した予讃線・小松松山バイパス線(正式名称・三方ヶ森線)も、同社の保有する路線となっている。
<概要>
※地図出展:国土地理院地形図
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土佐くろしお鉄道の立田駅から分岐、600Rで逆S字カーブを描いて、高知龍馬空港ターミナルビルの北西に隣接する高知龍馬空港駅に至る2.9kmの路線である。
全線が単線・電化・高架で、ほぼ勾配の無いフラット区間となっており、これに合わせて土佐くろしお鉄道のごめん〜立田間も電化された。
営業上の最高速度は、特急・ローカルともに120km/hとなっている。
現在のところ、乗り入れ列車はJRT四国の車両のみで、土佐くろしお鉄道の車両の乗り入れはない。
運転業務はJRT四国が土佐くろしお鉄道に委託する形になっており、つまるところこの区間は、四国高速開発鉄道の路線をJRT四国の車両が土佐くろしお鉄道の乗務員によって運転されていることになる。
高知龍馬空港駅は駅ホームが空港ターミナルビル2階に直結しており、途中にチェックインカウンターを設けて、列車を降りてそのまま出発ロビーへ向かうことが出来るようになっている。
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<列車>
全てJRT四国・土讃線からの直通列車のみで、特急列車は「あしずり」「うわじま」がDC500系1000番台車で合わせて5往復運転されている(内下り1本は両列車の併結列車)。
普通列車は全てEC310系で、快速「りょうま」と各駅停車が合わせて概ね毎時1〜2往復、高知・須崎方面へ直通している。
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