<架空鉄道「JRT四国」のページ>


東土佐循環鉄道 <牟岐〜室戸>


<沿革>

 東土佐循環鉄道は、JRT四国・牟岐線の牟岐から、室戸岬先端の室戸までを結ぶ第三セクター路線である。

 1973年10月1日に牟岐〜海部間が牟岐線の延長として開通した後しばらく工事がストップしていたが、1975年から海部〜室戸間が室戸線として工事再開された。

 1982年11月15日に海部〜室戸間が全線開通し、このときに元々室戸線として計画されていた牟岐〜海部間を組み込む形で、牟岐〜室戸間を室戸線とした。
 なお、開業当初から国鉄分割民営化時には第三セクターに移行することが決定していた。
 開業当初は高松から急行「むろと」が室戸まで乗り入れていたほか、牟岐線から直通の普通列車も運転されていた。

 1985年3月改正では急行「室戸」1往復を特急に格上げする形で「うずしお」が登場しており、特急列車の運行が開始されている。

 1987年4月1日の国鉄分割民営化に合わせて、第三セクターの東土佐循環鉄道・室戸線に転換し、現在に至っている。
 なお、第三セクター化と同時に特急列車の乗り入れが一旦廃止され、線内ローカル列車のみの運転となった。

 瀬戸大橋開業に伴う1988年4月1日改正で特急列車の乗り入れが再開されている。


<概要>

 牟岐〜海部〜甲浦白浜(リアル世界の甲浦)間は、リアル世界のJR牟岐線および阿佐海岸鉄道線と同じルートであるが、以降は完全に架空のオリジナルルートとなっている。
 架空区間は概ね海抜30m程度の高さを保っているが、東洋(現:野根)〜土佐小坂〜入木間に最大18パーミルの勾配区間があり、線内最長のトンネルもこの区間に存在する。


 第三セクター化当初は国鉄払い下げのキハ20・35・45形を運用していたが、1991年から92年にかけてJRT四国1000形をベースにした18m級400PS車(ETR1000形)を導入。
 その後同車の老朽化に伴い、2016年と2017年に18m級450PSのETR2000形に置き換えた。


 沿線自治体の合併などに伴い、特急列車の停車駅が二転三転している。
(線内停車駅の変遷) 1985
3月改正
1988年
4月改正
1992年
3月改正
1999年
12月改正
2001年
4月改正
2009年
3月改正
2016年
3月改正
(予定)
備考
阿波海南
海部
宍喰
甲浦白浜リアル世界の甲浦駅
東洋町旧:生見/2016.3.改称
野根旧:東洋/2016.3.改称
佐喜浜
レ=通過
○=全列車停車
△=一部停車

 概ね町役場庁舎の移転に伴うものであるが、東洋町などリアル世界とは移転時期が時系列的にずれている場合もあり、かなりややこしくなっている。


 列車の最高速度は、開業当初は85km/hであったが、1988年に110km/h(特急のみ:ローカルは95km/h)に引き上げられ、2000系気動車の投入された1994年に130km/h(特急のみ;ローカルは110km/h)となったのを経て、2012年11月からは特急列車のみ140km/h運転に引き上げられている。

 なお、元々閉塞区間が長かったことから、140km/h化に際して特に信号機器の変更は行われず、保安装置をATS−SSからATS−SPSに置き換えたのみで3灯信号のままで高速運転を行っている。


甲浦白浜〜土佐小坂間
土佐小坂〜佐喜浜間
佐喜浜〜室戸間

※地図出展:国土地理院地形図


 東洋〜入木間にはかつて水尻駅があったが、乗客減少のため2012年3月改正で信号場に格下げられた後、同年11月改正で廃止された。


<列車>

 優等列車はJRTから乗り入れる特急「むろと」が4往復運転されている。
 DC500系気動車の300番台車が充当され、線内の最高速度は140km/hとなっている。

 普通列車は基本的に各駅停車であるが、一部牟岐駅で特急「むろと」に接続する快速列車も設定されている。
 また、JRT牟岐線からDC315形ハイブリッド気動車による普通列車が東洋町まで一部乗り入れている。
 いずれも最高速度は110km/h。







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