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予讃線 (2) <伊予西条〜松山>

 
 


<概要>


 路線の開通までの軌跡はJR予讃線の項を参照。
 また、複線化と電化の進捗状況はJRT予讃線(1)を参照。


 2014年3月22日に、待望の小松−松山バイパスが開業。
 運転・営業上は、バイパス区間を本線の扱いとし、従来の今治経由のルートは格付け上は支線に格下げとなった。以下、本項でも同様に扱う。


 伊予西条〜伊予小松間はバイパス開通に合わせて線路改良が行われ、伊予西条駅西側の加茂川橋梁を渡った地点から伊予小松駅までは、トンネル掘削によって排出した残土を利用して、ラディッシュ工法によるコンクリート擁壁を持つ盛り土区間としている。
 途中の石鎚山・伊予氷見・伊予小松の各駅も、副本線を持つ新幹線中間駅タイプの配線となっている。


〜本線〜

 伊予小松駅で、北に向きを変える予讃線の現在線と分岐し、そのまま直進して新中山川橋梁を経て丹原に至る。

 新中山川橋梁を渡った地点に、松山方面行きの列車を対象とした赤外線センサーを使用した熱感知器を設置し、万が一列車の一部に火災などによる異常な高熱部位が発見された場合は、丹原駅に当該列車を止めて消火活動等が行えるように配慮している。


 丹原駅は列車抑止や消火・救助活動等を考慮して、本線から分岐する副本線にホームを配置した新幹線中間駅スタイルの配線とし、本線と副本線の間にも防護柵を設けた構造となっている。
 貨物列車の抑止も考慮して、約450mの有効長を備えている。

 丹原の先で、総延長27,321mの三方ヶ森トンネルに突入する。
 同トンネルは開通時点で、青函トンネルに次いで国内第2位、山岳トンネルとしては国内最長の長さとなる。
 貨物列車も走行するため、列車すれ違い時の風圧対策として、トンネル区間については複線間隔を4.5m(通常は在来線3.8m、新幹線4.3m)としている。なお、トンネル区間以外についても複線間隔を4.3mとして、将来の新幹線への転用が可能な設計となっている。

 トンネル入口から石手川駅までは、7パーミル(千分の7)の上り勾配となっている。

 この途中に、避難設備と消防救護設備を備える丹原西シェルターのほか、福見川避難斜坑に繋がる緊急用脱出口を設けている。


 トンネルの途中にある石手川駅は丹原駅と同じ配線で、有効長は約500mとなっている。
 避難設備や消防救護設備などを備え、ホームには可動式の防護柵を設けている。またトンネルを高速で通過する列車の風圧から利用客を守るため、ホームへの出入口には遠隔制御も可能な自動ドアを設け、停車する列車があるとき以外はホームを閉鎖する。

 なお、三方ヶ森トンネルは当駅を頂点とした山型の勾配区間となっており、万が一トンネル内で火災等が発生した場合には、構造上トンネル内の煤煙が集まりやすくなっていることから、当駅構内には強制排気設備を設けて非常時に備えている。
 また、万が一列車が動力を失った状態で石手川駅で停車することが出来なかった場合でも、そのまま惰性でトンネルから脱出することが可能なように配慮している。

 石手川駅を出ると、線路は12パーミルの下り勾配となる。
 半径2,500mのカーブを描きながらトンネルを出て、南に向きを変えたところに、東長戸駅を設けている。

 石手川駅とトンネル出口とのほぼ中間地点に、上伊台避難斜坑に繋がる緊急用脱出口を設けている。

 また、新中山川橋梁付近からこのあたりまで、カーブの全く無い一直線の区間となっている。
 その長さは28,076mに達し、国内では室蘭本線(JR北海道)の白老駅〜沼ノ端駅間の28,736mに次ぐ長さとなる。なお、伊予小松駅と新中山川橋梁の間にあるカーブは、半径44,000mと非常に大きいため、これを直線とみなした場合は、石鎚山駅付近から約36km直線区間が続く。


 東長戸駅も丹原駅とほぼ同じ構造となっているが、松山市の市街地に位置することから、折り返し列車を考慮して渡り線を設けている。

 東長戸駅の約1km南(松山駅側)に、伊予西条方面行きの列車を対象とした熱感知器を設置している。
 それからさらに少し南の地点で単線の貨物線が分岐し、従来同様に松山駅手前(西衣山駅付近)で予讃線から分岐していた貨物線に接続して、市坪の松山貨物ターミナル駅へと続いており、松山駅のホームを貨物列車が通過しないように配慮している。


 なおトンネル通過時間が長いため、防災上の観点からディーゼルエンジンなどの内燃機関を搭載した車両は、宇和島方面へ直通する特急「しおかぜ」に新たに投入する予定となっている、当トンネル通過対策を施したハイブリッド気動車以外は原則として通過禁止(通過する場合はエンジン停止)となっている。


 この改良区間を含めたバイパスルート区間の軌道は、保守性に優れ、従来のスラブ軌道よりも騒音・振動を低減できる、「D型弾性枕木直結軌道」を全面的に採用。さらに石鎚山・伊予氷見・伊予小松の各駅の本線には高速で通過できる弾性分岐器を、丹原・石手川・東長戸の各駅にはさらに高速での通過が可能な、新幹線と同等のノーズ可動分岐器を設置している。



(地図出典:国土地理院・1/25000地形図「松山北部・東三方ヶ森・伊予小松」)


小松松山バイパス、ルート・電化方式等の選定の経緯


〜支線〜

 リアス式海岸に沿って走る伊予亀岡〜伊予北条間は、大部分の区間が上下別線となっており、新たに敷設された下り線は比較的曲線が緩やかだが、300Rの曲線が残る上り線はカント量の拡大や既存敷地内での可能な限りの曲線緩和など、上下線の所要時間格差縮小のための努力が払われている。

伊予亀岡〜菊間間
菊間〜浅海間
浅海〜大浦〜伊予北条間

(地図出典:国土地理院・1/25000地形図「菊間・伊予北条」)


 粟井、伊予和気、三津浜は複線化(又は高架化)の際に、通過用の本線からホームへの側線が分岐する、新幹線中間駅スタイルの配線に変更されている。

 1989年3月改正で開業した西衣山駅(開業当時は西松山駅)は、伊予鉄高浜線との接続駅で、乗り換え改札口のある連絡通路を通って、JRT線と伊予鉄線を乗り継ぐことが出来る。



 松山駅は島式3面6線の容量を持つ高架駅で、高架化の際に駅に隣接していた松山運転所と松山貨物駅は市坪に移転している。



 閉塞方式は、本線・支線ともATS−SPS形で、本線の伊予西条〜松山間はGG高速現示対応の5灯信号、列車密度の高くなる支線の伊予北条〜松山間はYY現示の可能な4灯信号となる。
 支線の伊予小松〜伊予北条間は通常の3灯信号。

 支線区間は1972年にCTC化。
 本線区間は当初からCTCのほか、早期地震警報システム(EQAS)を備えている。


<列車>

 特急列車は、昼行の「しおかぜ」「いしづち」「宇和海」、それに夜行寝台特急「伊予」が設定されている。

 「しおかぜ」はEC500系およびDC500系のいずれも600番台車で17往復の運転。
 このうち8往復が編成分割によって一部支線経由での運転となる。なお、全編成支線経由となる列車は存在しない。

 「いしづち」が18000系および12000系で下り17本、上り18本の運転。
 このうち4往復が編成分割により支線を経由するほか、気動車列車5往復が全編成支線経由となっている。

 運用の都合で下り1本のみの運転となる「宇和海」は12000系。

 「伊予」がEC710系で1往復のの運転となる。



 同区間を走行する普通電車は全て松山運転所在籍のEC310系が充当され、単行から4両までの編成を組む。
 本線経由の普通列車は下り9本/上り10本が設定されている。
 支線経由は、従来伊予西条〜伊予北条間が毎時2往復の運転であったが、バイパス本線の開業により、伊予西条〜今治間では一部で1時間に1本の時間帯もある。

 松山以南の非電化区間へ乗り入れる気動車普通列車は全てDC310系となる。


 このほか、京都〜松山間の夜行快速「ムーンライト伊予」が1往復設定されている。



 この区間に設定されている貨物列車は5往復(うち1往復は臨時)。

 最高速度120km/hの高速貨S「スーパーライナーいしづち」と、110km/hの「スーパーライナー伊予路」が各1往復。
 このほかに、「えひめ」が高速貨Aで1往復と、高速貨Bで2往復運転されている。

 牽引機は、高速な旅客列車から逃げるため、高性能EH161形が定期列車4往復全てを担当し、臨時1往復のみがEF161形の牽引となる。



線路
(凡例)
起点から
営業キロ
駅名読み開業年月日乗降客数施設・設備等 (凡例)形態備考
(人)順位



113.8伊予西条いよさいじょう1921. 9.21.5,09818PREVES自iAA2面4線/島
117.3石鎚山いしづちやま1929. 7. 2.93240AA2面2線/対通2
119.8伊予氷見いよひみ2000. 4. 1.95237AA2面2線/対通2
121.1伊予小松いよこまつ1923.10. 1.610145PREVAA2面2線/対通2
126.2丹原たんばら2014. 3.22.--EVAA2面2線/対通2
146.5石手川いしてがわ2014. 3.22.--ESAA2面2線/対通2
156.6東長戸ひがしながと2014. 3.22.--PREVAA2面2線/対通2






124.0玉之江たまのえ1961. 6. 1.98235AA2面2線/対
126.3壬生川にゅうがわ1923.10. 1.1,88861PRAA2面3線/併通2
129.7伊予三芳いよみよし1923.10. 1.559150PRAA2面2線/対
134.8湯ノ浦温泉ゆのうらおんせん2005.10. 1.550164AA2面2線/対
137.3伊予桜井およさくらい1923.12.21.489161PRAA2面2線/対
141.1伊予富田いよとみだ1924. 2.11.510PRAA2面2線/対
144.4今治いまばり1924.12.21.8,3017PREVES自iAuAA2面4線/島
149.1波止浜はしはま1925. 6.21.519158AA2面2線/対
151.7波方なみかた1960. 4. 1.90242AA2面2線/対
155.9大西おおにし1925. 6.21.529155AA2面3線/併
161.4伊予亀岡いよかめおか1925. 6.21.259193AA2面3線/併
165.4菊間きくま1925. 6.21.851119AA2面2線/対
170.1浅海あさなみ1926. 3.29.440168AA2面2線/対通1
173.3大浦おおうら1995. 3.18.377172AA2面2線/対
176.4伊予北条いよほうじょう1926. 3.29.4,78821PREVAA2面4線/島
178.6柳原やなぎはら1961. 6. 1.470167AA2面2線/対
179.8粟井あわい1927. 4. 3.1,19896PRAA2面2線/対通2
181.7光洋台こうようだい1987. 4. 1.689137AA2面2線/対
184.4堀江ほりえ1927. 4. 3.1,30588PRAA2面2線/対
186.5伊予和気いよわけ1927. 4. 3.1,60868PRAA2面2線/対通2
190.2三津浜みつはま1927. 4. 3.1,58869PRAA2面2線/対通2
191.7西衣山にしきぬやま1989. 3.11.2,41248EVAA1面2線/島

159.7松山まつやま1927. 4. 3.23,1853PREVES自iAuAA3面6線/島貨1





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