<架空鉄道「JRT四国」のページ>


長浜線 <伊予市〜伊予大洲>

 


<概要>

 長浜線(JR四国 予讃線長浜ルート)のうち、伊予長浜〜伊予大洲間は私鉄の愛媛鉄道として1918年に開業、1933年に国有化された。
 一方の伊予市〜長浜間は、1935年に国鉄・予讃本線として開通して旧愛媛鉄道線と結ばれ、かつてはナローゲージだった旧愛媛鉄道線は狭軌に改軌された。

 伊予市〜長浜間は簡易線規格で建設されたため、33‰の急勾配や200Rの急曲線が存在し、自然災害が多いことも併せて、内子ルートの開通までは運転上のネックとなっていた。


 JRTでは内子ルートは1985年3月14日に単線で暫定開業し、その時に伊予長浜経由の旧ルートは支線に格下げとなり、長浜線と改称された。

 1987年4月の国鉄民営化を機に、同線は第三セクター路線の伊予長浜鉄道に転換された。
 当初は国鉄払い下げのキハ20形などを使用していたが、翌88年にJRキハ54形0番台車と同一仕様のIN1000形気動車を投入して輸送改善を図り、一部の列車は予讃線の松山まで乗り入れていた。

 しかしその後伊予長浜鉄道は経営不振に陥り、車両運用の効率化や沿線活性化のために、1999年にJRT四国に全面的に営業譲渡され、JRT長浜線として生き長らえることとなった。



 高架の伊予市駅を降りた長浜線は、以前よりは多少軌道強化されたとは言え、昔とほとんど変わらぬ地平の単線を走る。JRT長浜線のルートは、JR予讃線・長浜ルートと全く同じである。

 閉塞方式はATS−SS形で、3灯信号機を使用。1999年のJRT四国への譲渡時にCTC化も行われている。

 JRT移行後、予讃線・土讃線で使用済みとなった中古の50Nレールの導入などの、2次にわたる軌道強化によって、線内の運転最高速度は95km/hに向上している。


改良事業完成内容
第1次線路改良事業1992.3.14. ・最高速度向上(65km/h→85km/h)
・伊予長浜を除く全駅一線スルー化
第2次線路改良事業2008.3.15. ・曲線改良
・最高速度向上(85km/h→95km/h)



<列車>

 現在長浜線を走行する定期旅客列車は、展望サロン車両を連結した快速「ビューひじかわ」2往復以外は全て各駅停車のみとなっており、松山運転所所属のDC310系気動車で運転されている。

 臨時列車としては、トロッコ列車の「トロッコ伊予灘」のほか、国鉄時代の車両を模したレトロ調車両で運転される急行「うわじま」と快速「レトロひじかわ」が、いずれも各1往復設定されている。




線路
(凡例)
起点から
営業キロ
駅名読み開業年月日乗降客数施設・設備等 (凡例)形態備考
(人)順位
0.0伊予市(予讃線)
2.6向井原むかいばら1963.10. 1.1772142面2線/対
7.7高野川こうのかわ1963. 2. 1.482621面2線/島
11.1伊予上灘いよかみなだ1918.12. 1.1292242面2線/対
16.4下灘しもなだ1935. 6. 9.952371面2線/島
19.0くし1964.10. 1.352681面1線/対
22.2喜多灘きたなだ1935.10. 6.902421面2線/島
27.1伊予長浜いよながはま1918. 2.14.512160AA2面3線/併
29.9伊予出石いよいずし2020. 3.14.1面1線/対臨時停車場
33.3伊予白滝いよしらたき1918. 2.14.382662面2線/対
35.7八多喜はたき1918. 2.14.642582面2線/対
37.4春賀はるか1961.10.20.312711面1線/対
39.7五郎ごろう1918. 2.14.792472面2線/対
伊予若宮(信)
43.5伊予大洲(予讃線)





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