<架空鉄道「JRT四国」のページ>


14系15形200番台 特急形寝台客車





 14系15形200番代は瀬戸大橋開通の1988年、東京〜松山・高知間の寝台特急「瀬戸」に充当すべくJRT四国が独自に新製。
 合わせて51両が製作された。



 14系15形0番代を基本としながら、ステンレスボディにボルスタレス台車、FRP製ボディマウントを装備。ルーフはアルミ高張力合金でFRP製のマスクを持ち、2本のブルーの帯を腰部と肩部にまとい、窓回りをブラックアウトした客車らしからぬ客車。


 発電用エンジンは直列6気筒10LのDMF10ZGを搭載、最大4両に給電できる。機関小型化による空きスペースを利用した消音器の大形化と、床板のハニカムメッシュ化によって静粛性が大きく向上した。

 台車はキハ185系のTR240をベースに、ヨーダンパを装備したS−TR245。冷房は強制換気付きのAU80。

 側面行先方向幕はヘッドマーク連動の電動字幕式。客室ピッチは従来車より100mm拡大。そのため緩急車は便・洗面所が1カ所に減少し、中間車は定員が2名減少している。

 ブレーキは電気指令式空気ブレーキで、牽引機関車を限定して、最高120km/h運転が可能。従来形車との連結を考慮し、電磁直通ブレーキアダプタを持つ。

 客室扉は光熱センサ併用光電管式自動、妻面扉はタッチオープン自動式となる。個室車のドアは当初はカードキーによるオートロック式であったが、個室車の増強に伴って後年テンキー方式に変更された。


 1992年登場の座席車は1−1−1配置の独立3列シートで、シートピッチは1,210mm。


 個室車・開放車・座席車など、多くのバリエーションがある。

 大幅な軽量化により、形式は緩急車で「オ」中間車は「ナ」となる。番号区分は「シングルDX」「ソロ」が1400番代、「デュエット」が1600番代、「カルテット」が1700番代。



 1992年3月改正での「土佐」の電車化、並びに1998年9月改正での「伊予」電車化によって、全車両がJRT西日本とJRT東日本に売却され、「あかつき」「彗星」「北陸」などに充当されたが、これらの列車の廃止に伴い全車廃車となった。





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