キハ58系改造車
JRTにおいては、旧国鉄時代末期の1982年から1986年にかけて、キハ69系と呼ばれる汎用気動車や、キハ40系の改良型であるキハ40N系が合わせて約600両導入されたことから、JR(当時国鉄)に比べてDMH系機関を搭載した旧型車の淘汰がかなり早く進捗していた。
そのような背景があるために四国でのキハ58系の改造は少なく、キハ28形5000/5200番台車を種車として、キハ28形4000/4500番台車が合わせて14両登場したのにとどまっている。
これは、1985年3月改正での大幅な快速/普通列車の増発に伴って不足する車両を捻出するための改造で、キロ28形改造のキロ65形の登場によって休車状態となっていた同車を改造して登場した。
種車のトイレ側デッキに運転台を取り付けたのが4000番台、車掌室側に取り付けたのが4500番台で、各7両製作されたが、客室設備はともかく車両性能が低すぎたため、その後の電化などに伴う新型車導入によって、わずか3年後に姿を消している。
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