<架空鉄道「JRT四国」のページ>


キハ40N系 近郊型気動車

キハ40N系


 1977年に登場したキハ40系は、老朽化したキハ10系の置き換えを目的に開発されたが、重装備によって重くなった車体に非力なエンジンを搭載したため、旧型車と性能的な差がほとんど無く、加えて燃費も悪くて非冷房であったことから、ローカル線の一時的なイメージアップには貢献したものの、マイカーや冷房化の進んだ路線バスと比べると、スピード面でも設備面でも見劣りがした。

 このため、1982年に登場したキハ69系をベースにした、「キハ40N系」と呼称される新性能キハ40系が登場した。


 車体関係は1982年登場のキハ68/69形の0番台車をベースとしながら、フロントマスクは従来型キハ40系と同等となる。
 シートピッチを110mm拡大して1,580mmとし、台車もキハ69系と同じDT68/TR68とした。

 エンジンはキハ68/69のDML30HZAを6気筒化したDMF15HZAとなり、定格出力は300PSとされた。液体変速機は従来型キハ40系と同じ変速/直結各1段ながら自動変速式とされて、乗り心地の向上が図られた。

 当然冷房装置も搭載され、キハ69系と同じAU−77形が専用機関で駆動されるため、冷房稼働時でも走行性能は低下しない。なお、強制換気装置は搭載せず、ベンチレータを備える。


 1984年から85にかけて、キハ47形2000番台が75両、キハ40形1000番台が40両の、合わせて115両が製造されて西日本各地に配置された。
 このグループを最後にJRTのキハ40系の製造は終了し、総製造両数は合わせて1,004両となった。



検索サイトから直接来られた方は、ここをクリックしてTopに移動できます