<架空鉄道「JRT四国」のページ>


キハ185系3000番台 一般型気動車






 99年12月改正で旧伊予長浜鉄道線(元国鉄予讃線)がJRT長浜線として編入され、その長浜線と予讃線、並びに予土線で運用する普通列車用として、余剰となっていたキハ185形からの改造で登場した。


 改造内容は小規模で、ヘッドマークの行先表示器への改造、リクライニングの固定化、ビニールシートカバーの取付、シート背面テーブルの撤去、塗色の一部変更にとどまっており、座席の回転レバーは生きており、しかもリクライニングは接着剤でレバーを固定してあるだけなので、中には接着剤が取れてリクライニングする座席もあり、特急時代の面影を強く残している。

 また運用の都合上、キハ54などの在来車との併結も行う場合もあることから、その為の二股ジャンパ栓が運転台側に増設されている。非運転台側は通常のジャンパ栓となるため、こちら側では在来車との併結を行うことは出来ない。

 トイレ・洗面所設備を有する0番台車からの改造車が3000番台、それの無い1000番台車からの改造車が3100番台を名乗り、当初は2両一組でユニットを構成し、4ユニットが登場した。


 2003年度には8両全車両について、後位側車端部にキハ54との併結用二股ジャンパ栓が増設されたほか、0番台車を種車に3000番台が新たに2両同一仕様で改造された。
 これによりユニットは解除となったが、1両単位での編成が可能となったことから編成の自由度が増している。



 2004年度には、2002〜2004年度に行われた、キハ54形のリニューアル&性能向上更新改造に合わせて、変速機の更新改造を実施した、

 1000形のリニューアル更新改造によって捻出した、変速モード併用直結3段式の変速機に更新され、特に中間加速性能と高速性能が向上している。これにより、オリジナルの特急形0/1000番台車よりも、普通列車用の3000/3100番台車の方が性能が上という、逆転現象が生じている。


 全車両が松山運転所に配置され、キハ54形と共に予讃線・伊予北条以南と長浜線、予土線で運用されていたが、2008年3月改正をもって全てDC310系に置き換えられて、四国から姿を消した。
 現在は元の特急仕様に戻されて、JRT西日本・九州で使用されており、番号区分としての3000番台車は消滅した。


形式キハ185
3000番台3100番台
最大寸法21,300 mm
2,930 mm
3,650 mm
屋根高さ:3,480 mm
重量39.5 t39.0 t
車体 ステンレス鋼板
(先頭部FRP)
機関形式 DMF13HS改
(水冷直列6気筒 直噴式)
(電子制御燃料噴射付き)
(インタークーラーターボ付き)
出力 定格:250PS/2,000rpm × 2
最大:350PS/2,600rpm × 2
変速機形式 R−ECTC3S−312L
(電子制御 フルレンジフルタイムロックアップ付き 3速自動変速式)
(3要素1段2相式)
(最大入力:500PS)
歯数比最終減速比2.500
1速1.950
2速1.350
3速0.900
ブレーキ方式 CLE
機関・排気ブレーキ常時併用
ブレーキ装置踏面両抱き式
台車形式・方式S−DT55−R
ボルスタレス式
軸箱支持装置:円錐積層ゴム式
許容最高速度 110km/h
(設計最高速度:130km/h)
加速度
減速度
起動加速度 2.5km/h/sec
常用最大減速度 4.0km/h/sec
非常最大減速度 4.8km/h/sec
勾配均衡速度 10‰:135km/h
20‰:105km/h
33‰: 75km/h
曲線通過速度 300>R:本則+5km/h
500>≧R≧300:本則+10km/h
R≧500:本則+15km/h
出入口ドア数2扉
冷房装置 AU26
28,000 〜 40,000 kcal/h × 2
シートピッチ940 mm
乗車定員 90
(立席:30)
96
(立席:32)
WC和式





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