<架空鉄道「JRT四国」のページ>


キハ140形・キハ32形 一般型気動車






 JRTキハ140形は元窪川宇和島鉄道KUR1000形で、1987年国鉄民営化に伴う予土線の第3セクター転換によって誕生した、窪川宇和島鉄道仕様車である。

 キハ32形をベースに全長を15.5mに短縮、駆動系や走行関係機器はキハ32形と同一であった。

 1995年に窪川宇和島鉄道は解散して、JRT予土線となったため、同車もJRTに引き継がれてキハ140形に形式変更の上、宇和島運転区の配置で予土線で活躍していたが、キハ54等と比べて車両性能が劣るため、1999年の伊予長浜鉄道解散に伴うダイヤ改正での運用変更と、キハ185系3000番台の投入による車両性能均一化施策によって用途廃止となり、一部は廃車、一部はJRT西日本に譲渡されて四国から姿を消した。




 キハ140形の母体であるJRTキハ32形は、キハ54形と同様に1987年度末にセミクロス化改造を受けた後、1991年にはエンジンと液体変速機の換装改造を受けている。

 エンジンは2000系TSEの機関換装によって余剰となったSA6D−125H(330PS)とし、液体変速機も2000系TSEから捻出したTACN−22−1601に換装され、それに伴って駆動台車は2軸駆動のS−DT55Qに変更された(従台車は変更無し)。

 性能改善により、1000形の大量導入後もしばらく徳島線で活躍を続けていたが、小型車体である為に輸送力に問題が残り、また自動解結装置や電気連結器を備えないなど、増解結時の作業性の点からも1000形に統一するのが望ましいという観点から、1000形の運用効率の改善が行われ、結果キハ32形は1999年12月改正をもって全車用途廃止となり、JRT西日本・九州へ売却された。





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