<HISTORY>
本項には「モーニングEXP高松」の前身に当たる列車、およびそれと対になる「ミッドナイトEXP高松」についても記述する。
2000年10月1日の時刻修正で、高松〜伊予三島間に下り1本のみの不定期列車として運転を開始。
翌朝の「いしづち92号」とセットになっており、その後「うずしお」運用に入るダイヤとなっていた。
(実際の運転開始は8月17日)
深夜の帰宅列車として運転される、異色の特急列車。
高松駅を、同駅発下り最終普通列車の前に発車する、いわば「午前様帰宅列車」である。
当初の愛称名は「ミッドナイトEXP」で、「うずしお」の間合い運用の2000系TSE3両編成が使用されていた。
2001年3月改正では定期列車に格上げされるとともに、運転区間も伊予西条まで延長され、愛称も「ミッドナイトEXP高松」に改称。
使用車種も変更され、TSEと量産車およびN2000系を混結した5両編成となった。
また、翌朝の折り返し「いしづち92号」が「うずしお3号」に統合されて直通運転となった。
TSE先頭の3両編成
この日は土曜日のため、基本編成のみの3連となっているが、当時既に2001形と2101形は運用が分けられ、
この列車も上り向き先頭の2100形は量産車となっている
予讃線 高松駅
2002年3月23日
多度津駅で「南風」と並ぶ、「モーニングEXP高松」の前身である伊予西条発徳島行の「うずしお3号(当時}」
TSEを組み込んだ5両編成
うずしお3号(右:左は「南風2号」)
予讃線 多度津駅
2003年9月17日
2003年10月1日改正ではまた使用車種が変更され、「うずしお」「しまんと」と共通運用の2000系3連+2連の5両編成となり、N2000系が入ることもある。土曜日と休前日が3両編成となるのは、従来通りである。
さらにこのときの改正で、翌朝の上り列車が高松で系統分割されて、再び「うずしお」から「いしづち(4号)」化された。
予讃線 高松駅
2005年8月12日
「モーニングEXP高松」の前身である「いしづち4号」
祝日なので3両編成である
予讃線 坂出駅
2007年5月5日
2008年4月15日改正からは、土曜日と休前日の編成が3両から2両になった。
平日は5両編成のままで、つまり従来とは2両編成と3両編成の連結位置が逆になった(3+2から2+3に変更)。
2009年3月14日改正からは、N2400形に喫煙ルームが設置された関係で、休前日以外は喫煙ルームつきで運転されることになった。
「モーニングEXP高松」の前身である、当時の「いしづち4号」
予讃線 坂出駅
2009年5月2日
N2424先頭5連の「いしづち4号」
予讃線 坂出駅
2010年12月11日
2011年3月11日改正で、喫煙ルームは廃止された。
N2450と2100形の2連で運転される休日の「いしづち4号(当時)」
いしづち4号
予讃線 坂出駅
2012年5月5日
2014年3月15日改正では、「ミッドナイトEXP高松」と対になる翌朝の通勤特急が「いしづち4号」から「モーニングEXP高松」に名称変更された。
深夜の多度津駅に停車中の「ミッドナイトEXP高松」
予讃線 多度津駅
2016年10月19日
臨時特急「阿波踊り号」から折返し「ミッドナイトEXP高松」となる4両編成
予讃線 高松駅
2017年8月15日
2018年3月17日改正では、通常8000系L編成(5両)での運転となった。
ただし、「ミッドナイトEXP高松」の土曜日と「モーニングEXP高松」の日曜日は2000系2両編成となり、曜日によって電車になったり気動車になったりする珍しい列車となった。
ミッドナイトEXP高松
(土曜日運転の気動車列車)
予讃線 多度津駅
2018年3月24日
2020年3月14日改正では、土日も含めて全て8000系L編成に統一された。
また、下りの「ミッドナイトEXP高松」の運転時刻が30分繰り上げられた。
2021年3月13日改正では、深夜下りの「ミッドナイトEXP高松」が廃止された。
併せて、「モーニングEXP高松」は休日運休となった。
本山駅を通過する、「モーニングEXP高松」の前夜の送り込み回送
運転時刻は、改正前の「ミッドナイトEXP高松」ほぼそのままである
予讃線 本山駅
2021年3月16日
2022年3月12日改正では、毎日運転に変更された。
また、この改正では前夜の下り最終の「しおかぜ+いしづち」が伊予西条止まりとなり、「モーニングEXP高松」はこの前夜の「しおかぜ」編成が折り返す運用に変更となったことから、上記画像の前夜の送り込み回送が無くなった。
2023年3月18日改正では、特に変更はない。
2024年3月16日改正では、特に変更はない。
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