線路設備改良の軌跡

複線化
1961. 4.11.予算線 高松〜多度津間複線化起工式
1965. 9.15.予讃線 高松〜香西
1966. 4. 6.予讃線 丸亀〜多度津
1966. 9.29.予讃線 鴨川〜坂出
1967. 9.22.予讃線 香西〜鬼無
1969. 3.27予讃線 端岡〜国分
1970. 3.27.予讃線 鬼無〜端岡
予讃線 国分〜坂出
1987. 3.23.予讃線 坂出〜宇多津(坂出側一部単線)
1988. 4.10.本四備讃線 児島〜宇多津新線開業
1993. 9.21.予讃線 坂出〜丸亀

(注)

 国鉄予讃本線(当時)・高松〜多度津間の複線化は、国鉄第2次5カ年計画の一環として、
1961年5月に、総工費23億円・工期7年の予定で、高松工事区の所管により着工した。

 
 (「国鉄史」より)

 左表の通り、実際には9年かかっており、しかも坂出〜丸亀間が単線のまま存置されているが、
その理由については不明である(事実上の計画中断か?)。




CTC化(簡易タイプを含む)およびRC装置
1961. 3.(*1) 予讃線 高松〜多度津
1964.(*1) 予讃線 多度津〜伊予西条
1967. 3. 1.土讃線 多度津〜阿波池田本線クラスで初のCTC化(*2)
1967. 7. 1.土讃線 阿波池田〜高知
1970. 3.17.(RC) 予讃線 伊予西条〜松山
1974. 9.予土線 若井〜北宇和島川奥(信)〜江川崎間は新線開業
中村線 窪川〜中村 (*3)現:土佐くろしお鉄道
1977. 3.15. 高徳線 高松〜徳島
鳴門線 池谷〜鳴門 (*4)

1982.12.15.徳島線 佐古〜佃
1985. 3.10.予讃線 高松〜松山
1986. 3. 3.予讃線 松山〜伊予上灘
予讃線 伊予白滝〜宇和島
予讃線 向井原〜内子新線開業
予讃線 新谷〜伊予大洲新線開業
内子線 内子〜新谷一部路線変更
1986.11.15.土讃線 高知〜窪川
牟岐線 徳島〜海部
1988. 4.10.本四備讃線 児島〜宇多津新線開業
1991.11.21.予讃線 伊予上灘〜伊予白滝四国内全線CTC化完了(*5)

(*1)
 予讃線 高松〜伊予西条間のRC化時期については、「国鉄史」の年表にも記載が無く不明である。
 左表記載は、「国鉄史」に記載された単線自動信号及び継電連動装置化の時期。
 某組織の公式Webサイト内にある記録画像には、1968年頃の伊予三島駅構内のRC制御盤を職員が操作する様子が掲載されており、遅くともそれまでには導入されていた模様である。

(*2)
 多度津駅はCTC管轄外

(*3)
 「国鉄史」掲載の閉塞区間内訳推移によれば、中村線はCTC化の前にRC化されていた可能性が極めて高い。
 RC化の時期は中村までの全通時か?

(*4)
 ただし「国鉄史」掲載の年表と閉塞区間別内訳表を見ると、1977年3月15日にCTC化されたのは高徳線区間だけと判断できる。
 鳴門線の正確なCTC化の時期(CTCセンターに鳴門線が組み込まれた時期)は不明。

(*5)
 JR四国全線のCTCか完了を報じる新聞記事。
 
 (1991年11月2日 四国新聞朝刊より)
 この時の「CTC化」の内容に関しては当時から趣味人の間で多少物議をかもしたが、JR四国が公式にそう表現したのだからそうなのだろう、と捉えるのが妥当であろう。



電化
1987. 3.23.予讃線 高松〜坂出
予讃線 多度津〜観音寺
土讃線 多度津〜琴平
1987.10. 2.予讃線 坂出〜多度津
1988. 4.10.本四備讃線 児島〜宇多津新線開業
1990.11.21.予讃線 伊予北条〜伊予市
1992. 7.23.予讃線 観音寺〜新居浜四国初の電車特急登場
予讃線 今治〜伊予北条
1993. 3.18.予讃線 新居浜〜今治
(注)

 予讃線 坂出〜多度津間の電化は、瀬戸大橋線開業に伴う高架化および線路付け替え工事
の関連から、(電化工事のやり直しを防ぐために)約半年遅れの完成となった。

 高松〜観音寺・琴平間の電化工事開始を報じる当時の新聞記事。
 
 (1986年2月14日朝刊より)

 事業費52億円の内、40億円が国鉄債務に組み込まれる形で予算化されたが、着工が遅れる
上記坂出〜多度津間の分12億円は、結局JR四国の負担となった。

 電化第1号架線柱の設置を報じる新聞記事。
 
 (1986年4月7日朝刊より)

 なお、この1号架線柱の建った場所は元の高松駅コンテナヤードで、後年高松駅仮駅舎が
建てられ、現在の2番ホームのあるあたりとなることから、当該の架線柱自体は既に存在しない
と思われる。

 また、この時の電化計画においては、観音寺以西の区間の電化は全く考慮されておらず、
それについては民営化後に、JR四国の独自判断により1988年に決定し、同年度末に起工式
が行われている。



車両・運転関係
1923.ボギー客車登場(国有化前の小型車)
1931.C形テンダ機関車登場(8620形)
1931.ガソリン動車登場(キハニ5000形:当初は徳島地区で運用)
1932. 4.初のディーゼル機関車配置(DB10形)
1937. 3.鋼製客車登場(オハ31系)
1946.オハ35系が初の四国新製配置
1949.土讃本線にD51形投入(1960年まで運用)
1950.10. 1.国鉄初の愛称付き準急列車登場(「せと」「南風」)
1955.紫雲丸事故を受けて宇高連絡船の客車航送廃止
1956. 4. 土讃線にDF40(後のDF91)登場
(営業運転開始は9月)
1957.四国内優等列車の無煙化完了
1958.11.キハ55系投入開始、準急「やしま」登場(四国初の気動車準急)
1965. 2. 1.宇和島線(現・予土線)にレールバス登場
1961. 4.15.四国初の急行列車「四国」登場
1963.急行列車の冷房化開始(キロ28形)
1966. 4.DE10形1号機、松山機関区に配置
1968.10. 1.島内から準急列車消滅
1970. 4. 1.四国内の無煙化完了(SL消滅)
1972. 3.15.四国初の特急列車登場(「しおかぜ」「南風」)
1980.10. 1.島内急行グリーン車を普通車指定席に格下げ
1983. 8.31.DF50形現役引退
1985. 3.10.旧型客車による定期列車消滅
1987. 3.23.四国初の電車登場(121系)
1987. 3.31.四国初のジョイフルトレイン登場(アイランドエクスプレス四国)
1988. 4.10.四国に初めて電気機関車とブルトレが乗り入れ開始(「瀬戸」)
1989. 3.11.世界初の振子式気動車(2000系)登場
1990.11.21. 国鉄一般型気動車消滅
電車&気動車全車の冷房化達成
1992. 7.23.四国初の電車特急登場(8000系)
1993. 定期客車列車消滅
島内定期旅客列車冷房率100%達成
1999. 3.11.島内から定期急行列車消滅
2003.10. 1.新型マリンライナー(5000系)登場
2014. 6.23.8600系定期営業運転開始
2017.12. 2.2600系定期営業運転開始
2019. 9.28.2700系定期営業運転開始




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