鉄道車両の形式付与方法
国鉄時代、鉄道車両の形式の付与方法にはちゃんと決まりがあり、全ての車両はそれに基づいて形式名が付与されていました。
JR化後は各社で独自の取り決めをしている会社が大半で、JR四国もそうです。まずは、国鉄時代の形式付与方法について解説しますが、スペースの関係上JR四国に籍を置く車両に関係したもののみ抜粋します。
いずれも、製造番号については改造や設計変更などに伴う仕様変更などによって、500番台とか1000番台など、途中の番号を飛ばして付与される場合があります。
「液体式ディーゼルカー」とは、エンジンからの駆動力を液体変速機(トルクコンバータ)で車輪に伝達する車両のことで、車で言うオートマチック車と同じ原理で動いていると理解して貰って構いません。日本ではディーゼルカー(気動車)といえば一般にこの方式を採用しており、本文中に特に断りがない限りは「液体式ディーゼルカー」だと解釈してください。
次にJR四国方式ですが、、、、
JR四国式では、従来の国鉄式の付番方法を大きく打破し、一般の民鉄に近い方式を採用しています。
形式名とは直接関係ありませんが、鉄道車両の出力を表す場合は一般に「定格出力」を使います。
これは、「一定時間の間安定して出せる出力」のことで、電子レンジなどの一部の家電品でも表示されています。
一般に鉄道車両の場合は、ディーゼルエンジンを搭載する車両の最高出力は定格出力の20〜30%増しになります。つまり定格出力400psの車両の実際の最高出力は480〜520ps程度となります。
同様に電車の場合は約1.6倍となるようです(表示は「kw/h」)。
また、「ps」と「kw/h」の間には、「1ps=約0.736kw/h」という式が成り立つようです。
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