キハ58系 前面ジャンパ栓受等バリエーション一覧
(四国配置車のみ掲載)



 正面貫通路の踏み板が下ろされていてナンバーが判らないとぐぎぎぎぃぃ!ってなる(笑)が、ジャンパ栓納めやステップ、手すりなどの配置を見るとある程度ナンバーが特定できてしまうので、自分の備忘録も兼ねてまとめまとめw


キハ58形
(キハ28形の類型を含む)
画像該当車両備考

キハ58−125
キハ58−167
キハ58−193
キハ58−194(SK)
キハ58−197
キハ58−198
キハ58−199
キハ58−203
キハ58−229
キハ58−301(SK)
キハ58−304(SK)
キハ58−506

キハ28−2142
キハ28−2152
キハ28−2203
 同型多数。

 向かって左側上のステップが短いのが特徴。


 この内、キハ58−194とキハ58−301とキハ58−304はスカート付きだが、キハ58−301は1990年台後半頃(?)に向かって左側下のステップが撤去されている(→301形:下記参照)
キハ58−128 ↑の類型で左側のステップが近接しているパターン。
キハ58−129
キハ58−216
 向かって右にもステップがあるキハ58形は比較的珍しい。

 放送用ジャンパ栓納めが、標識灯とホーンと冷房制御用ジャンパ栓納めに挟まれた狭いスペースにある、、わざわざそんな狭い場所に付けなくても・・と思うがw

 画像のキハ58−129は内バメ標識灯を外バメに改造しているのも識別点で、キハ58−216も同様。鷹取タイプ?
キハ58−166
キハ58−307(SK)
 キハ58−125の類型で、向かって左側上のステップが普通に長い、、というか、下側と同じ通常長さになるタイプ。

 この内、キハ58−307はスカート付き。
キハ58−175
キハ58−179
 非常にシンプルなタイプで、キハ58−128型の右側のステップが無いパターン。

 幡生タイプ?
キハ58−212
キハ58−303
 キハ58−254の類型。

 標準型に似るが、向かって左のステップが短い。
キハ58−223 向かって左のステップがこの位置だけにしかないキハ58形は珍しい(通常はホーンのすぐ横が多い)。
キハ58−254  キハ58−212の類型。
 向かって左のステップが長い(=通常の長さ)。

 (標準型:その1)と同じ。
キハ58−293  他に類型がほぼ見当たらない個性的な配置。
 特に向かって右のジャンパ栓納めの位置が四国では独特で、ステップの位置も含めて、コレと同じ配置の物は1985年に非冷房で四国へ転入してきたナンバー不明のキハ58形1両しか見当たらない(293号車は1970年時点で冷房改造完了済み)。

 放送用ジャンパ栓納めは結構流浪している。
キハ58−297  キハ58−129類型。

 向かって右のジャンパ栓納めの間隔が通常より広くなっている。
キハ58−299  キハ58−254類型。

 (標準型:その1)に似るが、向かって右側のジャンパ栓納めの間隔が広い。
キハ58−301(SK)  キハ58−223の類型で、ステップがやや短い。

 画像のキハ58−301はスカート付きであるが、同車は1990年代前半頃まではキハ58−125タイプと同じ配置になっており、何らかの理由で向かって左側下のステップが撤去されている。

参考 → 国鉄時代のキハ58−301
キハ58−306

キハ28−2149
 キハ58−125タイプの左のステップが上下入れ替わったようなパターン。

キハ58−463

キハ28−2325
 キハ58−129類型。

 向かって左のステップ下に放送用ジャンパ栓納めがある。
キハ58−514  ステップが全く無いのが特徴。
 また、右側のジャンパ栓納めの間隔が広い。
キハ58−516  キハ58−175の類型。

 放送用ジャンパ栓納めの位置が違うだけなので、実質同型とも言えるが、向かって左側標識灯の下にある冷房制御用ジャンパ栓納めの位置が微妙に車体外側に寄っているのも相違点。
キハ58−575 他 (標準型:その1)

 後部標識灯は内バメ式が標準。


 キハ58−516〜 は標識灯以外は全てこのパターンのはずで、↑の−516は放送用ジャンパ栓納めの位置を変更しているものと思われる。

 キハ28形の該当ナンバーは資料が少なくて不明。

 このうち、キハ58−665はスカート付き。

キハ58−1036 他 (標準型:その2)

 後部標識灯外バメ化された、平窓車の最終バージョン。


 キハ58−734〜 と、キハ28−2438〜 は全てこのタイプとなる。
キハ57形
画像該当車両備考
キハ57−9  前照灯間隔狭小。

 左右のステップが、四国配置のキハ58形には類例が無い独特な位置にある。
キハ57−11  前照灯間隔狭小。

 キハ57−9よりも左側のステップが内寄りに付いている。
キハ57−13  前照灯間隔狭小。

 一見キハ57−9と似ているが右側のステップの位置が異なる。
キハ57−15 キハ58−299とほぼ同じだが、左側ホーンの右下に放送用ジャンパコードを引っかけるフックがあるのが相違点。
キハ57−16
キハ57−17
 キハ57−15タイプに右側のステップを追加したパターンだが、放送用ジャンパ栓用フックが無い。

 四国配置のキハ57形でフック無しはこの2両のみ。
キハ57−19
キハ57−20
キハ57−22
 ↑のキハ57−16&17との識別点は放送用ジャンパ栓納め用フックの有無のみ。

 ↓参考

 前照灯間隔狭小はキハ58形には無い大きな特徴。
 また、右側のジャンパ栓納めの間隔が一般的なキハ58形のそれよりも間隔が広い(11号車を除く)。

 四国配置のキハ57形は、キハ58形と全く同一配置の車両は確認できない。

 向かって右のステップはキハ58形にはほとんど見られないもの。
 特に放送用ジャンパ栓用のフックはキハ58形には無いもので、(ほぼ)決定的な判別ポイントとなる。



キハ28形
(キハ58形類型及び標準型以外の物)
画像該当車両備考

キハ28−2051
キハ28−2115
 千葉配置時代のHM取付バーが最大の特徴。

 左側のステップと放送用ジャンパ栓納めの位置関係も、四国配置キハ58形には類型が見られない特徴的なもの。
キハ28−2146  キハ58−301類型。

 向かって左のステップと放送用ジャンパ栓納めが貫通路側に寄っているのが相違点。
キハ28−2171  キハ58−297類型。

 放送用ジャンパ栓受の位置が異なるのみ。

 向かって右のジャンパ栓納めの間隔が通常よりやや広い点に留意。

キハ28−2417  キハ58−129類型。

 キハ58−463とほぼ同じだが、向かって左側標識灯下の冷房制御用ジャンパ栓納めが微妙に車体外側に寄っている。
(不明)  ナンバー不明の物。

 左側のステップや放送用ジャンパ栓納めの位置がキハ57の初期型と同じであるが、右側のジャンパ栓納めの位置が異なるパターンで、比較的初期の車両ではないかと推察されるが、ナンバーが読み取れないのが残念。
(不明)

2009(?)
 貫通路にHMバーがあるので房総地区からの転入車であるのはほぼ間違いないが、これもナンバーが読み取れない不明のキハ28形。

 キハ58−125タイプとほぼ同じであるが、向かって右側にある冷房電源供給用ジャンパ栓納めの位置が低いのが大きな特徴。

 キハ58系の小ネタの所にも記載しているとおり、1971年の改修指示語も存置されていたものと推察される。


 各種資料などから、キハ28−2009の可能性が非常に高い。

 四国は通常のキハ28形の配置数が少なく、しかも徳島地区(最晩年は高知地区)に偏っていたため、キハ58形に比べて確認できる車両数がかなり少ないのでやや調査不足の感あり。

 ←のキハ58−575類型の「標準配置+内バメ標識灯」の組み合わせのキハ28形は、小生手持ちの画像では確認できない。




(留意事項)

・判明分のみ掲載。
・放送用ジャンパ栓納めの位置は同一車両でも年代毎に遷移しているパターンが見受けられる(キハ58−293等)ので、正直あまりアテにならない。


(その他、併せてチェックしたい判別ポイント)

・キハ28形の2300番台以降と、キハ58−441以降は、運転助手席下の発電動機箱無し。
・キハ58−665〜 およびキハ28−2415〜 は出入台デッキ上に通風器あり。





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