185系
アイランドエクスプレス四国II


予讃線 松山駅
2003年9月17日


 87年4月に登場した50系客車改造の「アイランドエクスプレス」が99年5月に引退したため、その後継車として、定期仕業を失って遊んでいた、キハ185系の中間車キロハ186の改造によって同年8月に登場(営業開始は9月)したのが「アイランドエクスプレス四国II」である。


 改造は室内が中心で、360度回転リクライニングシートが1−2配列で1,280mmのシートピッチで10列配置され、カラオケなどのAV機器なども設置された。
 ちなみに、落成当初各車に搭載されているビデオデッキは、三菱のHV−BS89(BS内蔵S−VHS機)という、(私に言わせれば)まぁ悪くはないという程度の機種である(^^;
 現在はDVD等に更新されていると思われる。

 座席は廃車となった50系「アイランドエクスプレス」のものをそのまま流用した代物で、床はフローリング(絨毯敷きではない)のくせに専用スリッパを備えるという珍妙さ。加えて座席床面のかさ上げも省かれるなど、私の目から見ればかなり手を抜いて作られたと思えるモノである。
 それだけにとどまらず、カラオケのスピーカーの配置に問題があり、座る位置によって音量が天地ほど異なるのも要改良点であると思える。


 99年8月末に四国内各地で展示会を開催し、9月1日から正式に営業を開始した。


 種車のキロハ186にはトイレ・洗面所の設備が無いほか、運転台も備えていないことから、実際の運用時は通常のキハ185形を前後に連結した形で運転される。

 この2両のキハ185形は名目上「アイランドII」専用車両として、トイレ側デッキにキロ186と同じ(というか、続きの図柄)塗装が施されているが、特に運用は限定されているわけではなく、まれに他の車両が充当されることもあるほか、中央のキロを除いた2両編成で臨時列車等に運用されることもある。


 なお3号車として使用されていたキロ186−4については、2016年秋から冬にかけて観光列車「四国まんなか千年ものがたり」の中間車に改造されたため現存しない。


室内

1999年8月

1号車
キハ185−11
キハ185−11
2号車
キロ186−8
キロ186−8
3号車
キロ186−4
キロ186−4
(現存せず)
4号車
キハ185−12
キハ185−12




2008年1月3日
高徳線 昭和町〜栗林公園北口

 キロハを抜いたキハのみの2両編成で初詣臨「やくおうじ号」に充当される、キハ185−11+12。

2014年4月27日
土讃線 讃岐財田駅

 キハ185−12の代わりに「アイランドII」運用に入った剣山色のキハ185−25。

2017年11月15日
予讃線 多度津駅

 2016年秋以降は、キロ1両が「千年ものがたり」に改造されたため、3両編成での運用が基本となった。

2018年3月22日
土讃線 塩入〜黒川間

 近年はDE10形の訓練運転時の「客車」として使用されることも多い。



形式キハ185形 11/12キロ186形 4/8
寸法21,300 mm
2,943 mm
3,845 mm
重量40.9 t34.5 t
車体ステンレス
機関形式出力 DMF13HS
250PS/1,900rpm × 2
DMF13HS
250PS/1,900rpm
変速機 TC2A 又は DF115A
(変速1段・直結1段手動変速)
最終減速比2.613
ブレーキ方式 機関ブレーキ付
CLE 応荷重付
ブレーキ装置踏面両抱
台車形式DT55DT55/TR240
許容最高速度110km/h
車体構造・客室2扉リクライニングシート
乗車定員6030


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