C12形 蒸気機関車


231号機
(内子駅前)
2008年4月12日


280号機
(小松島・SL記念広場=旧小松島港駅構内)
1997年12月15日


 簡易線への入線を可能とするため、C11型よりもさらに軸重を軽くして製作されたのがC12形である。
 C11形と平行して、1932年から1940・47年にかけて282両が製作された。

 全長は11.35mとC11形よりもさらにコンパクトになり、その分後位側従輪が1軸少なくなり、1C1という軸配置を持つ。
 動輪直径も1,400mmとC11形よりも小ぶりである。
 定格出力は505PS。



 四国地区では、牟岐線や鳴門線、宇和島線(現在の予土線・宇和島〜江川崎間)や内子線などで使用された。

〜四国内の配置数〜

 1938年4月末 :松山 1両、伊予大洲 1両、徳島 6両
 1944年1月末 :松山 1両、伊予大洲 1両、宇和島 7両、徳島 11両
 1949年5月1日:宇和島 6両、徳島 14両
 1954年10月1日:宇和島 7両、徳島 7両
 1959年4月1日:宇和島 7両、徳島 3両
 1969年3月31日:宇和島 1両

※出典:イカロス出版社「全国蒸気機関車配置表」より


 四国で最後までSLが残ったのは内子線と鳴門線であり、C12形が最後まで役目を務めていた。



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